2023年に読んだ本の紹介
どうも
XXUXです
今日は2023年に読んだ本の紹介です!
このシリーズはこれで一旦ひと段落となります。いや〜長かった笑
ちなみにこの年は15冊読みました。
それでは早速いきましょう。
※本によっては文章の量にバラツキがあります。
しかし、文章の量が少ない=ダメというわけではありません。
本当にダメならハッキリ"ダメ"と言います笑
また、感想はあくまで僕個人の意見です。
今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
住宅地の奥でひっそりと営業するおひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」を舞台に、店主のそろりが日々悩みを持つ人々に”悩みに効く”料理を振舞って心を癒すという話です。この本は声優の伊藤美来ちゃんがインスタに投稿しているのを見て知りました。読んだ感想としては、とにかく心が癒される話でした。特に店主であるそろりが振舞う料理の名前や本人がお客さんにするアドバイスの仕方が結構独特なんですけどそれがまた面白くていいんですよね。例えば、キノコを使った料理を出した話でそろりは”キノコには毒がある。毒を口にしたから、毒を吐いちゃいましょう”ということを言います。これはどういう意味かというと、要するに”日々溜め込んでいるストレスや不満を溜めないで口に出そう”という意味なんです。確かに日々ストレスや不満を溜め込むのは良くないし、思い切って口にした方がスッキリしますよね。こんな感じで店主のそろりはお客さんの日々の疲れや不満を癒してくれます。そして何より自分を甘やかしてもいい日もあるんだなとも思いました。こんなカフェあったら行きたいです。
神様のケーキを頬張るまで
1つの雑居ビルを舞台に繰り広げられる様々な悩みを持つ人々の話で、5つの短編集となっております。最初の方の話はちょっと重たい感じでちょっと”んー”って感じだったんですけど、個人的には4つ目と5つ目の話は結構好きでした。そして何より、どんなに辛いことがあっても前を向いて進んでいこうとする人々の姿に感動しました。でも、、正直に言うとそこまでして人に勧めたいとは思えませんでした。
大人は泣かないと思っていた
恋愛や結婚,人間関係など、家族の「あるべき形」、所謂昔からある伝統とか風評などに傷つけられてきた大人たちが、自分自身を見つめ直して前へ進もうする話です。僕個人としてはこの本は本当に凄く良かったです。僕が近年読んだ本の中でも1位,2位争うくらい。周りからどう思われても自分の信念を曲げないでそれでも前に進んでいこうとする人々の姿勢に感動し、とても心温まる内容でした。良いなと思った箇所を1つ挙げると、主人公の母親が”過去があって今の自分がいる。あの時のことを後悔するんじゃなくて、今をどうしたらもっと楽しくできるかを考えたい”と言うシーンです。過去の出来事は改変できません。だからそうしてまで選んだ今をどうやって生きてい行くかを考えるということが大切なのがわかるシーンでした。ちなみにこの本は前年に読んだ”今日のハチミツ、あしたの私”の作者である寺地はるなさんの作品です。この本は自信を持ってオススメします!!
猫のお告げは樹の下で
様々な悩みを思っている人々が、とある神社に時々現れる猫・ミクジから文字の書かれたタラヨウの葉っぱ(お告げ)を授かり、それをきっかけに前へ進もうとする話です。この本は7人のそれぞれ違う悩みを持つ人々の短編集となっております。一匹の猫からの不思議なお告げをきっかけに、自分を変えていこうとする人々の行動に読んでいて感動し、とても心温まる内容でした。その中でも気に入った箇所が、とある男子大学生の話で、主人公がギターを練習して、バイト先の先輩の前で披露するも、主人公は上手くできず”まだダメだ”と言います。それに対して先輩は、”まだダメともうダメは違う。まだってことは、これからがある(伸びしろ)”と言います。僕はこのシーンが凄く良いなと思いました。続きが気になる方は是非本編をお読みください。
夜行秘密
川谷絵音さん率いるバンド”indigo la End”のアルバム”夜行秘密”をベースに書かれた小説です。大人たちの色んな恋愛模様を描いた話で、物語は一人の脚本家の男の行動から始まり、それが次々と色んな人たちに連鎖していくという感じで進んでいきます。正直に言うとこの本に関しては表紙で選んで買いました笑
でも実際に読んでみると内容はちょっと僕にはいまいちでした。あまりオススメはしません。
アオアシに学ぶ『考える葦』の育ち方
「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中のサッカー漫画「アオアシ」の内容に注目して、「自ら考え動く」こと、これはサッカーだけでなくどんな場面でもとりわけビジネスシーンでも通用することを教えてくれる自己啓発本となっております。アオアシは2022年にアニメ化もされ、当時僕も見ていました。アシトは入団したチームで挫折を経験しますが、監督,コーチ,仲間に励まされながらも、すべて自分で考え乗り越えていきます。アオアシの特徴としては、”最初から答えを教えてもらうのではなくて、先ずは自分で考えてみる”というのが最大のポイントだと思います。作中でも基本そういうシーンが多いです。仕事も同じです。最初から答えが用意されて作業するのと、先ず自分で考えてみて作業するのでは、後者の方が成長する可能性が高いです。そういうことを改めて再認識できる内容でした。
こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。
"今宵も喫茶ドードーのキッチンで。"の続編です。今作も変わらずとにかく心が癒される話でした。あと言い忘れていましたが、この作品は現実と同じでコロナ禍になった世の中を舞台にしているので、共感できる部分が多いです。今ではコロナは第5類に移行して昔ほど騒がれなくなりましたが、あの当時の騒がれていた時のことを色々と思い出されます。そんな中でもめげずに色々と頑張る人々の姿に感動しました。自分達も経験したからこそ改めて共感できるそんな内容です。
伝言猫がカフェにいます
あの世とこの世の境にあり、”もう会えない人からの「想い」を伝えてくれる”と噂のカフェ・ポンを舞台に、天寿を全うした主人公の猫・ふー太が伝言猫として、依頼主からの言葉を”会いたい人”に伝えるという話です。作中でどんなトラブルや困難が起きても、”絶対この言葉を伝えるんだ!”というふー太の優しさや諦めない精神などに読んでいて心温まりました。”頑張れふー太!もう少しや!”って思いながらも読んでいました。感情移入ってやつですかね?仮にもしもう会えない人に言葉を伝えられるなら、僕だったら中学生の時に亡くなったひいおばあちゃんに今の近況報告がしたいですかね。家族,恋人,友達,ペットなど、どんな相手でもいつかお別れしないといけない時が必ず来ます。なので、今まで出会った全ての人たちに感謝して生きていきたいと思いました。
俺しかいない
サッカー日本代表で10番を背負う”堂安律”選手の自伝です。堂安の生い立ち,サッカー選手への道のり,選手としての苦悩などの内容が記してあります。堂安と言えば22年に開催されたワールドカップでは2ゴールを決めて注目されましたね。僕自身堂安は森保JAPANになって選ばれた時から”彼は間違いなくデカくなる”と注目していました。サポーターから見たら順風満帆な道のりかもしれませんが、実は僕らの知らないところで本人はたくさんの壁に当たり、挫折も色々してきたということを知りました。それでも諦めずに進んできたからこそ今の日本代表で10番を任されている。やっぱり”天才と言われる人ほどたくさん努力をしてきたんだな”と思いました。個人的には”苦しい時でも努力を続けられる人間は1人の人間として社会でも戦っていける”という箇所はかなり気に入りました。この姿勢は見習いたいと思いました。
遊ぶ鉄工所
京都府宇治市にある「HILLTOP株式会社」という部品加工企業の当時副社長(現在は相談役)だった山本昌作氏によるビジネス本です。他の会社ではやらないようなことにチャレンジし続ける、本当に個性的な面白い会社だと思いました。特に面白いと思ったのは”敢えて職人(ベテラン)を育てない”というシステムです。普通の企業であれば基本的に一度配属された部署で働き続けることが多いことに対して、この企業はその部署でベテランを育てないで、ベテランになりかけたらその人を別の部署に異動させて新しい仕事を任せるそうです。現場で働いていた社員が開発課の部長になるって感じです。1つの作業だけでなく、様々な部署の作業を経験,チャレンジさせることが、社員,会社そのものを成長させる鍵になっているそうです。仮にもし転職するならここに行きたいと思いました。
終電前のちょいごはん
福岡薬院の裏通りにあり、三日月から満月の夜の間だけ営業するお店「文月」を舞台に、仕事や恋愛で悩む人々に店主の文が作る気の利いた季節のちょいごはんで心を癒すという内容です。個人的に気になった部分は"花を咲かせるには冬の寒さも必要"という箇所で、これは人間関係でも同じで、倦怠期があったとしてもそれを乗り越えるからこそ更に良い関係になれるきっかけにもなると思いました。また、巻末には文が作中で作っていた料理のレシピがついています。ちなみにこの本は”喫茶ドードー”の標野凪さんのデビュー作です。話のスタイルとしては少し喫茶ドードーに似ていました(実際はこっちが先だけど)。でもこれだったら僕は喫茶ドードーの方が好きですね。続編が出ていますが読むか検討中です。
悠木碧のつくりかた
「魔法少女まどか☆マギカ」や「戦姫絶唱シンフォギア」など、数々の人気アニメに出演する人気声優”悠木碧”さんによるエッセイ本。悠木碧さんの生い立ち,声優になるまでの道のり,自分の好きな物について等、色々語られている内容です。基本的にこの本は最初から最後まで話口調でゆる~い感じで書かれているので、本当にその場で悠木碧さん本人とお話ししているような感じで楽しみながら読むことができます。個人的には”人生は攻略サイトのない世界で一番ハードなゲーム”という表現がかなり気に入りました。確かに人生は自分の行動や考え次第で良くもなれば悪くもなるし、本当に難しいゲームだと改めて思いました。何よりこの表現の仕方が如何にも悠木碧さんらしいです。とても読みやすいので声優さんが好きな方は一度読んでみると良いと思います。
インプット大全集
会社の専務からいただいた本です。”インプット・アウトプットとは何か?”,”インプットを正しくするにはどうするか?”ということが記されています。この本に関してはしっかり全部読んだというよりかは、流し読みでパラパラっと読んだ感じです。この中に書いてあったインプットの方法で、”本を読む”がありました。そして、”本を月10冊読んでもアウトプットしない人は成長しない。読んだ本が月3冊だけでもアウトプットする人は成長する”そうです。これは完全に以前の僕に当てはまりました。僕は現在本を読む際に気になった箇所をメモしたり、本の紹介記事をnoteで書くということをしています。自分がやっていることは間違いではなかったんだなと改めて確認できました。
アウトプット大全集
こちらも会社の専務からいただききました。上記と同じで流し読みでパラパラっと読んだ感じです。その中でも”書き出す”,”ブログを書く”の部分は自分のやっていることに当てはまりました。”書き出す”は自分で言うと読んでいる本で気になった箇所をメモすること。こうすることで後で見返すことができるし、何より本の内容が頭に残りやすくなります。そして”ブログを書く”はまさに今やっているnoteですね。SNSだと文字制限で伝えたいことが全部書けないことがあるので、文字制限のないブログだと伝えたいことも伝えられます。改めてインプット・アウトプットは大事だと思いました。
アニメ化4作品のマンガ家が腕時計にハマった結果5000万円の借金をつくった話
「カノジョも彼女」・「アホガール」・「マンガ家さんとアシスタントさんと」・「ドージンワーク」の作者である漫画家のヒロユキ先生によるエッセイ本です。タイトルにもなっている通り、腕時計にはまり過ぎた結果、5000万円の借金をつくってしまったという話です。普通に考えたらやばいですよね。読む前は”どうやったらそうなるんだよ”と思っていましたが、これを読んでみて一つヒロユキ先生の考えに共感できる部分がありました。それは、”お金を出すことで楽しみ,感動を買っている”という部分です。自分で例えると僕の場合服になりそうです。ちょっと話が逸れますが僕は昔から服が大好きで気に入った服を見つけたら即く買うってことをしていました。自分の好きな服やお気に入りの服を着ることでその日の気分は上がるし何でも頑張れる気がします。流石にヒロユキ先生みたいに借金を作る程の爆買いはしませんですが、その部分はかなり共感できました。
最後に
いかがだったでしょうか。これまで20年から23年までに読んだ本の全ての簡単な紹介と感想を記事に書いてきました。いや~ホントに長かったしほぼ忘れかけてる本もあったので思い出しながら書きました。4年分の感想を一気に書いたのでまぁまぁ大変でした笑。
改めて振り返ると4年間で43冊の本を読みました。本当にたくさんの本を読んだなぁと思います。僕よりもっと凄い読書好きの方からしたら少ないかもしれませんが、昔読書嫌いだった僕からしたらこれでもめっちゃ多いです。
1つ純粋な疑問があるんですけど、たまに1年で50冊とか100冊本を読んでいる人いるじゃないですか。その人達はそんな時間どこにあるんですかね?寝る間も惜しんで本読んでいるんですか?それとも本を読むだけで収入を得られる仕事でもしているんですか?(それはないか)
とりあえず何が言いたいかというと、1年でそこまでの量の本を読めるのが凄いと思っているってことです。尊敬します。
そしてただ本を読んで終わっているということが勿体ないと思って始めた
”ノートにメモすること”
”noteで本の紹介記事を書く”
この2つを行ったことで読んだ本の内容が頭に残りやすくなりました。後で見返すこともできるし、何より他の人にも本のことを知ってもらえる。改めてこのインプット・アウトプットという作業が大事なことを再認識しました。
でも勿論本の内容を最初から最後まで1行ごとに全部覚えているかと言われたら自信がありませんが、、いや先ずそんな正確に覚えられる人いないでしょ。本当にいたら凄いです笑。そんな人いるのかな?
まぁ、とりあえずこれからも読書は続けるしこのインプット・アウトプットの作業もやっていきます。
ということでこのシリーズはここで一旦一区切りとなります。今年2024年に読んだ本の紹介記事は現在下書きで随時執筆中です。今回みたいに一遍に書くと大変なので読んだ本から随時書いていってます。恐らく年末くらいに投稿すると思いますので、お楽しみに!
”この本はしっかり紹介したい”って思う作品があれば別の記事で書くかもしれません(20年から23年の分も含めて)
では今日はここまでにします。
ありがとうございました!
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