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2022年に読んだ本の紹介

どうも

XXUXです

今日は2022年に読んだ本の紹介をしていきます。

この年は14冊読みました。

それでは早速いきましょう。
本によっては感想の量にバラツキがありますのでご了承ください。
ですが、文章が少ない=ダメというわけではありません。
本当にダメだったらハッキリ”ダメ”と言います笑
また、感想の内容はあくまで僕個人の意見です。


この気持ちもいつか忘れる

主人公である高校生のカヤは、16歳の誕生日を迎えた直後、深夜のバス停で爪と目だけしか見えない異世界の少女と出会う。そのバス停は2つの世界が繋がる場所であり、カヤは少女・チカと交流を深めていく。主人公の恋愛と生き方についての話だと思いました。話の展開の波が激しいのと作者がどういうことを伝えたくてこの本を書いたのかが僕にはよく伝わらなくて正直イマイチでした。あまりオススメはしません。

『スネ夫』という生きかた

「ドラえもん」の主要キャラの1人である”スネ夫”の考え方や生き方に倣って、賢い生き方について語る内容です。これを読んで思ったこととしては、”スネ夫って結構頭が良いよな”ですかね。というより主要キャラの中では多分しずかちゃんの次に頭が良いと思います(ドラえもんは除く)。こんな話があります。スネ夫は好きな人が出来てその人と将来結婚するために仲良くなれるよう協力してほしいとのび太とジャイアンに言います。それに対して2人とも笑いますが、”ライバルはたくさんいるから今から親しくしておきたい”と言います。単にその人を好きになるんじゃなくて、将来のことを考えて仲良くなろうとする姿勢。小学生でそんな先のことまで考えられるって中々凄いと思います。僕は小学生の時そんな先のことまで考えていませんでしたね(笑)

あん

主人公の千太郎は小さなどら焼き店で働く店長であった。ある日バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが、実は徳江には壮絶な過去があった。この本は昔発症した病気の影響で周りから差別されてきたつらい過去を持つ女性との出会いをきっかけに、主人公が自分自身について見つめ直す内容です。読んで思ったこととしては、”何故人は病人を差別的な目で見てしまうのだろう”ということですかね。しかも本人の病気は既に治ったのに周りからは解雇しろとも言われます。何事もそうですけども、やはり人をそういう理由で差別してしまうのは改めて良くないと思いました。本人も好きで病気になったわけではないし、もっと自由に伸び伸びと生きたかったはずです。今ではコロナも第5類に移ったことで最初程騒がれなくなりましたが、感染者が冷たい目で見られることは変わりません。差別的な目で見るのはやめましょう。

レインツリーの国

主人公の伸行は自分が好きな小説の感想を書いているブログで、共感する感想を見つけ、そのサイトの管理者であり難聴を抱える女性・”ひとみ”と交流して、互いに惹かれあっていくという恋愛小説です。この本の特徴はヒロインが難聴者ということです。伸行は彼女と会った日、とある出来事の際に、彼女の障害を知らず彼女を傷つける発言をしてしまいます。その後障害のことを知って伸行は自分の行動を深く悔やみました。もしひとみが難聴者ということを事前に知っていたらそんなことはしなかったでしょう。人間という生き物は事実を知らなければ無意識に人を傷つけてしまう。でも人はみんな余裕がない時は自分を優先してしまいがちで、相手のそういう細かいところまでは気づいてあげられないことがほとんど。気をつけよう気をつけようとしてもこれが中々難しい。でも見るからに様子が少しおかしいと思ったら気をつかってあげるということが大切ではないだろうかと思いました。人には優しくして生きていきたい。

ちょっと今から仕事やめてくる

ブラック企業に勤める主人公・隆は、日々のストレスに限界を感じて飛び降りようとした時、ヤマモトと名乗る男に出会う。ヤマモトとの出会いをきっかけに隆は自分の人生について見つめ直していく。この本は社会人の方には是非一度読んでいただきたい内容です。内容を一部抜粋すると
”人生は自分と自分を大切に思ってくれている人のもの”
”会社は世界に一つじゃない。人間生きていれば案外どうとでもなる”
”会社を簡単に決めるのではなく、時間をかけてでも自分のやりたいことを見つける”
”会社のために自分を犠牲にする必要はない”
といった感じで、幸せな人生を送るために必要なことをたくさん教えてくれる内容でとても良かったです。特に「人生とは自分と自分を大切に思ってくれる人のためにある」→これはかなり意味の深い言葉だと思います。先ず人生は自分のためにある、これは当然です。自分が存在することで自分自身の人生が成り立つから。でも人生には自分だけでなく周りにいるたくさんの人が存在することで成り立つこともある。自分を大切に思ってくれる人、例えるなら家族や恋人、友達などが挙がります。少し暗い話になりますが、もし自分自身の人生が嫌になって自ら絶ってしまったら、残された人たちはどんな思いになるでしょうか。なんで気づいてあげられなかったんだろう,なんで支えてあげられなかったんだろう、その後悔と共に今後生きていくことになると思います。人生は自分のものだけではないということがわかる一面でした。僕自身はそこまでの絶望を体験したことはないけど、そうならないためにも何事もめげずに無理のない範囲で、自分のためにも大切な人のためにも頑張っていこうと思いました。オススメの本です。

何者

5人の登場人物が出てきて、就活に悩むその5人の学生たちの表と裏の顔を描いた物語となっております。SNSを通じて知った友人の本音や自意識が影響して、彼らの関係が段々変わっていきます。これを読んで思ったこととしては、”人の裏の顔って怖いな”ですかね。表の顔では一緒に頑張ろうと言っても裏の顔ではあまり良く思ってなかったり、自分が勝つことしか見てないという感じで、実際にありそうな光景がリアルに描かれていました。結局人はみんな余裕がない時は自分のことで頭が一杯ってことがわかります。

都会のラクダ

大人気ロックバンド”SUPER BEAVER”のボーカル 渋谷龍太さん(愛称:ぶーやん)によるエッセイ本。ぶーやんの生い立ち,過去に経験した恋愛,バンドマンとしての苦悩や壁など、様々な内容が記されていました。ファンの方は存じだと思いますが、ビーバーは一度メジャーデビューした後に事務所を離れてインディーズとして活動した後、再びメジャーデビューを果たします。こうなったのは、メジャーデビューした際に所属していた会社、所謂大人達からの楽曲に対する命令に耐え切れなくなったことが理由でした。そこで一度自分たちで自由にやることにするも現実は厳しく予算もない中で自分たちの音楽を作り続けました。そんなどん底に落ちながらも再び上に上がってくることができたビーバーの皆さんが本当に凄いと思いました。個人的には”変えられない未来を嘆くより、変えられるかもしれない未来で、その未来のことまで愛せるようになりたい”という部分はかなり響きました。ぶーやんの言う通り、一度起きた過去の出来事は変えられません。だから未来では過去の出来事を”あれも今では良い思い出”と思えるように何事も頑張っていきたいと改めて思いました。

夢をかなえるゾウ0

前年度読んだ”夢をかなえるゾウ”シリーズの第5弾です。上司からのパワハラに日々悩む主人公がガネーシャとの出会いをきっかけに本当の夢,自分のやりたい事の見つけ方について学んでいくというストーリーです。この本からわかる夢の見つけ方とは”自分が本当に好きなことを見つける”ということです。実は僕自身大学1年の夏頃に一度美容師に憧れて、大学を辞めて専門学校に編入しようか本気で考えていた時期がありました。もちろん家族からはあまり良くは思われませんでした。それと同時に僕自身も周りの意見に影響され自分の考えが揺らいでいました。結局美容師の夢はやめて大学に通い続けて大学を卒業しました。もしかしたら美容師になりたいと思ったのはその時の勢いみたいなもので本気ではなかったのかもしれません。要するに大事なのは”周りの意見に影響されず自分の考えを貫き通せることが自分の本当に好きなものになるんだな”ということだと思います。

凡者の合奏

大人気ロックバンド”sumika”のボーカル・ギター 片岡健太さんによるエッセイ本です。健太さんの生い立ち,バンド結成までの道のりなどが記されています。読んだ感想としては、健太さんはとにかく色々なことをポジティブに考えて生きてきたんだなということがわかります。それと同時に自分たち読者に向けて、人生を楽しく生きるための方法も教えてくれる内容でした。個人的に特に気に入った部分は”マイナスな出来事が起きても、その先で未来の自分に繋がるものに必ず出会える”という箇所です。人間生きていれば楽しいことばかりではありません。辛いこともあると思います。でもそれをマイナスに考えるのではなくて、”この辛い出来事は将来○○になるための伏線なんだ”と考えることが大事ということです。時間はかかるかもしれないけど、いつか”あんな自分も良かったな”と思える日が来ることを忘れずに生きていきたいと思いました。

余拍

大人気ロックバンド”[Alexandros]”のボーカル・ギター 川上洋平さんによるエッセイ本です。洋平さんの生い立ち,シリアでの生活,バンドマンとして売れるまでの道のりが記されています。こういうエッセイ本ってファンの背中を押すような内容が書かれていることが多いのに対して、洋平さんはただ背中を押すのではなく、”○○の場合は○○になるから注意が必要”といった感じで、失敗することもあるから気つけてほしいという忠告も兼ねてアドバイスしてくれます。個人的にこの本の中で”今は苦手でも、将来得意になった自分を想像できるならやる価値はある”という部分はかなり気に入りました。これを自分で例えると、僕は去年とある資格の試験を受験するために数ヶ月勉強をしていたんですが、最初にその試験の過去問を解いたところ、正解率は4割もありませんでした。”こんなので本当に自分が受けることはできるのか、、?”と不安にもなりましたが、”自分は絶対受かる!!”と自分に言い聞かせて必死で勉強して無事試験に合格できました。受かった時の自分を想像して自分を信じ続けて勉強したおかげだと思っています。

今日のハチミツ、あしたの私

主人公の碧は、とあることがきっかけで恋人の故郷へ行くことになる。その見知らぬ土地でたくさんの人と出会い、自分で自分の道を切り開いて成長していくという、1人の女性の成長物語です。この本から学んだこととしては、”自分の居場所が最初から用意されている人はいない”ということだと思いました。もし用意されているように見えたら、それはきっとその人が自分の居場所を手に入れた経緯などを見ていないだけという意味だそうです。自分自身の場所,道,明日は自分自身で変えられるし決めることもできます。傷つくこともあるし弱くなることもあるでしょう。それでもみんな逃げずに現実と向き合って生きていることがわかる心温まる内容でした。この本は寺地はるなさんという作家さんの作品なんですが、僕はこれ以来この方の作品のファンになりました。

満月珈琲店の星詠み

満月の日にだけ開店する満月珈琲店では、猫のマスターと店員が悩みを持った人々をスイーツやフード,ドリンクでもてなすという内容です。あとこの本は西洋占星術という占いを取り扱っています。ただ僕自身占いに関してはあまり詳しくないのでその辺りはしっかり理解できませんでした。それから内容とは違いますが、この本に出てくるイラストがとてもキレイです。イラスト集も出ているそうです。そしてこの本を読んで思ったことは”自分自身を知る”ということが大切だと思いました。例えば、”こんな広い部屋に住みたい→そうなるためにも頑張る”という感じで自分の旅路を進むために自分自身を理解するということが大切だそうです。

仕事は楽しいかね?

この本はデイル・ドーテン原作の本を漫画と解説の2部構成にした作品です。全部文字ではなく漫画も入っているので比較的読みやすいです。この本を読んだ感想としては、”失敗は無駄な経験ではない”ということです。勿論必ずしも失敗することが良いことではないと思いますが、失敗から学べることもあると思います。人生も仕事も同じだと思いますが、計画を立てても、失敗が一度もなくその計画通りに上手く進んでいくことは滅多にないし誰も数年先のことを予想できません。例えば会社が倒産しても、それがきっかけで転職してやりがいのある仕事に恵まれる人もいます。大変なこともあるけど、毎日違う自分になって、色々チャレンジし続けることが大切だということがわかりました。

20代を無難に生きるな

この本は会社の専務から面談の際に頂いた本です。20代をどう生きるか,そして難なく30代に突入するにはどう20代を過ごすかという感じで、20代を賢く生きるための方法が記されています。正直な感想としては、20代後半の僕には少し若い内容だったと感じて、どちらかと言うとこの本は20代前半か20代になる直前に読むべきだったと思いました。個人的に気になった箇所は”20代は失敗しても許される時期”という部分で、やはり年齢が上がっていくとどんどん作業の不可も上がり、失敗しにくくなるということで、今のうちに積極的に色々チャレンジしてはたくさん失敗してたくさんのことを学んでほしいということだそうです。なので、僕自身もうすぐ30代間近ですが、今後可能な範囲で色々なことにチャレンジしていきたいと思います。

まとめ

こんな感じで2022年に読んだ本の紹介をしてみました。この年は小説と好きなバンドマンのエッセイ本が多かったイメージです。

改めてこうやって読んだ本の感想を書いてみると、結構頭に内容が残っているんだなと思いました。改めてこのnoteに感想を書くインプット・アウトプットは良いことだと思いました。

では次回は2023年に読んだ本の紹介を書いていきます。

お楽しみに!

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