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ビビりの私が、エジプトひとり旅(2)

いざ入場ゲートへ

ピラミッド入場ゲート付近のラクダ乗り場に到着した私。
これはもう事前勉強済です「ラクダには要注意」
ドライバーがそうしたように、英語が分からないふりをして、そそくさとその場を立ち去ります。

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入場ゲート前には数台の観光バスや、何人かの観光客がゲートの開門を待っていました。この場で待機をすることおよそ30分。定刻より若干早めの7:20に入場が開始されました。この門からしばらく坂を登った場所に、チケットカウンターと入場口があるそうです。

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そのゲートに向かう途中、車やバスと共に車道を行くラクダに出会います。この風景はいかにもエジプトっぽい!ので、写真を撮りたい衝動に駆られます。しかし、事前にリサーチした情報によると、

「ラクダには要注意!」
「写真撮っただけで高額なギャラを請求してくる!」
「乗るまで追いかけてくる!」

衝動をグッとこらえます。後ろから撮ればまぁ大丈夫だろうと先ほどのような写真を撮りますが、その画角にはしっかり正面から撮影に挑む女性陣の姿が。ラクダ乗りも写真撮影に応じているようです。うーん、どうやら事前リサーチとは違う様子?あまりネット情報を当てにしすぎるのもよくないのかな。

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入場券種は

写真右側に移っている建物が、チケット売場です。係の人に欲しいチケットを伝えて、券を発行してもらいます。このときの支払は現金のみの取扱いでした。チケットはいくつかの券種が有り、行きたい場所によってチケットを選択します。上の記事を参考にしました。ちなみに、日中はたいへん混み合うようですが、朝イチという事もあり、並ぶ事なくチケット購入ができました。

●ピラミッドエリア入場のみ 160ポンド(約1120円)
●ピラミッドエリア入場とクフ王の墓の内部入場と太陽の船のセット 500ポンド(約3500円)
●クフ王の墓(グレートピラミッド) 360ポンド(約2520円)
などがあります

一番人気は、「ピラミッドエリアとクフ王の墓内部、太陽の船エリアのセット券」のようです。私もこのセット券を購入し、隣の建物にあるセキュリティチェックを通過し、いざピラミッドへ!!
もうゲートをくぐる前から見えていますからね、とにかく道を進みます。

すると、私に向かって話しかけてくる青年が。「あ、これは例のラクダ乗りのようなヤツだな。関わらないようにしよう。」そう思った私は、無視を決め込みピラミッドに向かって歩を進めます。しかしそれでも話しかけてくる青年。

スタッフの青年

青「おーい!どこ行くんだよ!!」
青「挨拶ぐらいしろよー」
青「安心しろ!オレはここのスタッフだ!!ほらっ!!」

そう言って、私の前に立ち、首からかけているスタッフプレートを見せてきます。話を聞くと、どうやらピラミッドのスタッフで、このエリアのスタッフをしているらしい。
青「な!安心しろ。朝早いから人誰もいないんだ。ヒマだから、特別にオマエの案内をしてやるよ。」
私「間に合ってます!」
青「いやいやいや、初めてなんだろ?案内してやるよ。お金もらわないからさ。ところでオマエは日本人か?」
私「そうです、日本から来ました」
青「そうだと思ったよ、オレ日本大好きだぜ」
そう言って、いろいろに本製品について褒めちぎってくる青年。と、まぁこう言うこともあるのかな、一緒に歩いてみるか、と一緒に歩き出すアホ青年。
(日本製品大好きと言われて、嬉しくなる単純なエンジニア心を恥じたい)

青「ところで、人が誰もいないピラミッドなんて珍しいだろ。写真撮ってやるよ」
青「カメラ貸してみな!」

私「え、いいよ。大丈夫。自分で撮れるから」
と言う言葉を遮りながら、僕の手からカメラを取り、そこに立て!そしてジャンプだ!!と、指示をしてくる青年。いやいいよ、マジで恥ずかしいし。いやジャンプだ!ピラミッドにジャンプだ!という言い合いを5ターンくらい繰り返し、仕方なく、ジャンプを決心。(これ飛んだら、カメラ返してもらおう)

はい、この記事のトップ画像は、こうして撮られたものでした。

どこでこんなインスタ映えチックな写真を披露するんだろう。と思いながら飛びましたが、この記事で十分に活かすことができました。青年ありがとう。
Good Job!!

さて、これで終わりだね、ありがとーなんて話しながらカメラを受け取ろうとすると、それを遮りまた歩き出します。と、同時に思いも寄らぬひと言が。

青「あっちのラクダのところでも写真撮ろうぜ」

私「!!!!!!」(キタコレ!!!!)
さっきの撮影会の時に若干の疑念はあったものの、この一言でそれは確信に変わりました。

私「こいつ、ラクダ乗りのスタッフだ…」

カメラを返してもらおうと追いかけますが、あっという間にラクダの前に陣取る青年。そしてそれを待ってました!と言わんばかりの笑みで見守る、ラクダ乗りのおじさん。

青「ほら、そこに立てよ!ラクダの前に!(笑顔)」
私「…」
おじさん「これも貸してやるよ。」と、ターバンを無理矢理かぶせてきました。

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ジャーン!最高の笑顔!!映える!!!

…頭の中ではこの場からの脱出をフル回転で構築しています。

青「次はラクダにまたがって!」
私「(断固拒否)」
※注)
これはどの記事にも書いてありました。乗ったら終わり、高額請求してきて、支払わないと降ろしてくれないそうです。

青「じゃ、脚をかけて!」
そっと横から出てきて、鐙を差し出すおじさん。
私「(断固拒否)」
すかさず、今撮った写真見せてよ!と言いながら青年に詰め寄り、カメラを奪い戻します。Thank you and Good Bye!! そう青年に声をかけ、ピラミッドに向かって早歩きで向かいます。
それを追いかけてくる青年。
青「写真撮ってやったんだ、金払え!」
私「君は自ら”お金はいらない”って言って近づいてきたんだよね。それで金を払えは間違っている!(キリッ)」
青年はその後も何かを言っていましたが、どうやら追いかけてくるのを諦めたようです。

さぁ。やっとお待ちかねの、ピラミッド探索です!

ピラミッドのある風景(写真集)

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3つのピラミッド。クフ王のピラミッド(高さ146m)、カーフラー王ピラミッド(高さ143m)、メンカウラー王のピラミッド(高さ66m)。

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ピラミッドのすぐ横は、ゴルフ場やホテルが建ち、その向こうには街が広がっています。世界的な古代遺跡のすぐそばにある日常。このコントラストは、ここでしか体験できません。

ピラミッドという観光地について考える

こうしてピラミッドを堪能した私。早朝と言うこともあって、想像していたよりも人が少なく、ゆっくりと観察することができました。石段の積み重ねを眺めると、一体古代の人たちはどうやってこれを!?というよくある謎を、心の深い位置から感心することができます。
こうしてじっくりピラミッドを見ている間にも、あしたこちらからラクダ乗りの声かけがあります。また、いくつかの場所で水を販売しているのですが、金額はかなり高額です。砂漠で水を求めるのだから、その希少価値が反映されるのでしょう。「ひとり旅でピラミッドに行こう!」と思いながらこのブログを読んでいる人には、次の注意点を伝えたいと思います。
・誰も信じてはいけません。その声かけは、たぶん詐欺。
・声かけから守ってくれる帽子とサングラス。
・なによりも、心から楽しみたければ、2人以上で行きましょう!
・ひとりで行く場合は、観光客が多くなる日中に。
世界最高峰の歴史的観光スポットで、こんなにもしつこい声かけをかわすのは、想像以上に心が疲れます。エリア内にはいくつか「観光警察」と呼ばれる建物と職員も居るのですが、何をしているかはよく分からず、もしかしたらラクダ乗りの関係者かもと疑うほどの立ち方をしています。とにかく、誰も守ってくれません。

どうか、ピラミッドでは声かけにお気をつけください。そして、ここで紹介したようなマイナスイメージがプラスに変わるような、「行ってよかった!」と思える体験が待っていることを願っています。

(つづく)

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梅澤陽明|ファブラボ

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