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娘が今一番好きな絵本    「すうがくでせかいをみるの」

怖がりで甘えん坊の娘。外では私の手を離そうとしなかったのに、この日はパパと息子を追いかけて1人で階段を駆け上がっていきました。その後ろ姿が、逞しくて、何だか少し寂しくもありました。

娘を膝に乗せて絵本を読んであげられる今の時間を大切にしたいと思います。

■今日のおすすめ絵本

「すうがくでせかいをみるの」ほるぷ出版

すうがくでせかいをみるの
ほるぷ出版
作:ミゲル・タンコ
訳:福本友美子
日本語版監修:西成活裕(東京大学教授)

みんなそれぞれ自分の好きなものがある。絵画だったり、昆虫だったり、音楽だったり。好きなものを通して見る世界の素晴らしを教えてくれる絵本です。
 数学を通して見る美しい世界。それを知る人だけが見える美しい世界。
 大好きなものがあるって、世界が違って見えてくるんだってことに気が付かせてくれる絵本です。この絵本を読んで、親子で公園やお散歩しなが、フラクタルや同心円を探すのが楽しいです。

 息子は昆虫に夢中で、暖かい季節になると寝食忘れて虫取りに熱中しています。幼稚園の頃から愛読している昆虫図鑑は読み込み過ぎて、何度、修復したことか。図鑑ってこんなにも読み込めるものだったのかと、母は驚くばかりです。幼稚園時代は、体操服のポケットにダンゴムシを入れて持ち帰ることもしばしば。まだ虫に免疫がなかった私は、洗濯しようとポケットに手を入れ「ぎゃーーーー!」と。懐かしいですね。今となっては、ダンゴムシもカマキリも可愛ものです。
自分の大好きなものや、夢中になれるものがあるって、素敵だなと思います。
 学校や会社やコミュニティの中では、そこで上手くやっていこうと、自分軸ではない価値観が生まれてしまうこともあります。もちろん、社会の中で認められてこそ、自己肯定感も育まれるものだと思います。しかし、常に他人から見える自分に意識を向けてしまうと、他人に価値観を合わせてしまうようになって、自分というものがなくなってしまいます。それは協調性とは違います。
他人の価値観では本当の達成感は味わえないと思います。子供たちには、自分が心から好きなもの、夢中になれることを見つけて、そこに全力で向き合って、本物の達成感を味わって欲しいと願っています。



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