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10年間発行しつづけたメルマガが500号になりました

「週刊アフリカビジネス」という、アフリカのビジネスニュースをまとめたニュースレターを毎週発行しています。

この6月に、なんと気づけば500号を迎えました。2010年10月に第1号を創刊して以来、10年間、年末年始を除く毎週発行し続けてきたことになります。

10年!めまいがします。。私も10年若かったということだ。。

週刊アフリカビジネスは有料のニュースレターですから、続けられたのはひとえに購読者の企業や省庁、個人の方のおかげです。購読料を払ってくださる方々のおかげで、ニュースを探したり、要約したりする人にお支払いを続け、チームを組んでこれました。

こちらに購読企業の一部を掲載していますが、一番最初の購読者は経産省だったような記憶があります。いまは7大商社はすべて、海外事業を活発に行っているとして知られるメーカーはほぼ、そしてこれからアフリカビジネスに挑戦する企業の方々も購読いただいています。

基本的に法人向けのニュースレターですが、個人の方も、こちらを購読していただくことができます。

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(ケニアの海岸)

先日、500号を記念して、今後のリニューアルのために読者アンケートを実施しました。あらためて発見も多く、求められていることを理解するよい機会となりました。

アフリカで日々起こっているビジネスニュースというのは、日本語で記事になることが少ないですし、そもそも54カ国もあるのでニュースが様々な媒体に分散しています。言葉も、英語、仏語、アラビア語にとさまざまです。週刊アフリカビジネスでは、定期的に150ほど、不定期あわせて200ほどの媒体から、有用なニュース、特にアフリカで事業を行う/行いたい日本企業にとって役立つニュースをみつけてきています。

「日本企業にとって役立つ」とは、現地の顧客や市場におけるニーズやトレンド、ビジネスチャンスを発見できたり、他の日本企業や外資企業の現地での動きを追えたり、パートナーとなりそうな有力企業や自社の顧客候補を見つけるきっかけになったり、何がアフリカビジネスの成功パターンなのか示唆やノウハウを得られる、というような意味です。

日本企業のニュースや競合の情報はマストです。たとえば先週号は日本企業のニュースを3つ取り上げましたが、いずれも日本語では記事になっていませんでした。

業界ごとに関心分野が違うので、それぞれの業界のトップニュースは逃さないように心がけています。

アフリカのスタートアップのニュースも、かなり多く取り上げていると思います。日本語メディアでは確実に一番多いです。スタートアップについて解説する際も、新規性や面白さというよりも、事業性に基づき取り上げています。

この、ニュースを見つけて重要度を選別する作業に、毎日かなり時間を割いています。社内で誰かがこれをやるのは大変でしょう。

構成としては、20本のニュースとその日本語要約、その解説で成り立っています。サンプルがこちらこちらにあります。

解説では、その週の主要なニュースについて、これまでの経緯や関連ネタ、現地の事業環境や企業の裏事情などの背景を説明しており、たとえばこのリンク先のように、多面的かつ臨場感をもってニュースを理解してもらえればと思っています。

現地の流通事情やビジネス慣行、各業界のシェア、また中国企業の躍進やアフリカ全体の枠組みの動きなどは、どの業界も関心があることなので、ニュースにからめて解説をしています。

アフリカビジネスのセミナーに10回いくよりも、1カ月読んでもらえれば、多くの腑に落ちることがあるものを目指しています。

ニュースに関連する図表や数値を情報として加えて社内資料として使いやすくしたり、背景にあるアフリカの事業課題=ビジネスチャンス、失敗例と成功例、事業の勝ちパターンやノウハウといったものを、織り込むようにしています。

隠れた特典として、購読企業の方々に対して、通常有料でお受けしている、アフリカビジネスについてのスポットコンサル・よろず相談を無料でご提供しています。オンラインでつなぎ、検討中の事業についての情報提供や立案のお手伝いなどをしています。

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(タンザニアの海岸線)

アンケートの結果をみると、どんなものかイメージがつきやすいと思いますので、いくつかコメントを取り上げてみます。

というか、嬉しいコメントが多かったので、「聞いて、聞いて!」という感じかもしれません笑。

商社や、駐在員としてアフリカで働いている人は、アフリカビジネスに関するニュースを仕入れるのは日々の業務上で必須ですね。また、アフリカのビジネス状況の全体像を掴んだり、新規事業の立案に役立てたりするのにも使ってくれているようです。
(以下アンケートでいただいたコメントからの引用)

これほどまでに詳細、かつタイムリーに、日本語で記載されたアフリカニュースは無いから。毎週とても助かっています。
アフリカに駐在しているので、ビジネスや生活に関係があり、かつ週刊アフリカビジネスでで初めて知るニュースが多くある。
ビジネス目線、特に新規案件の開拓関連のニュースが多いから。
なかなか手に入らないアフリカの情報、特にビジネスチャンスに繋がる内容や各社動向が盛り込まれている為。
アフリカビジネスの最新情報が纏まっているため。新規事業開発に活かせる。
日本語で、アフリカ全体のニュースを纏めてくれているものはないと思う。
内容がとても濃く、どこよりも情報が豊富。

メーカーなど事業会社で、アフリカを含めて担当されている海外事業部や営業部の方は、やはり現地の代理店や顧客とコミュニケーションをとる上で「アフリカビジネスに関する重大トピックを見逃したくない」し、自社の業界のニュースを押さえて「商談のネタとして使う」ためにも情報収集が必須のようです。

アフリカでの具体的な事業の動きがわかるため。
現地情報が詳細に書かれていて大変有益
週刊だけあって、タイムリーで鮮度が高く、かつわかりやすい言葉で書かれている。よく勉強されている証拠。
顧客と商談する際に、週刊アフリカビジネスをネタとして使える。ニュースの背景含めて解説されているので、話に出しやすい。
セミナーに何度行っても得られなかった情報がすぐに得られる。続けて読んでいると、現地の土地勘やこれまで現地から聞かされてきたことの意図がそういうことかとわかる。
通常は他の企業の動き等を知る機会があまりありませんので、自社の事業取組みと比較する上でも大変役に立っております。
アフリカ素人にもわかりやすい。商談相手や代理店の言葉の意味や背景は、こちらにも下地がないと理解できないが、現地の流通や決済、物流、トレンドがわかり、下地を得るのにちょうどよい。公開情報やセミナーで得られるマクロの情報とは違う。

経営企画部や業務部、事業部の企画部門の方々は、上層部にアフリカビジネスに関する情報を上げたり、社内資料を作ったり、社内でのアフリカビジネスに関する機運を盛り上げたりするのに使ってくださっているようです。

アフリカ各国の最新のニュースが掲載されており、アフリカ全体の動向も分かりやすい為、アフリカに関心のある人に強くお勧めしたい。
大まかなアフリカでのビジネスの動きが日本語で把握できる唯一のメディアだから
市場動向が一目でわかるため。
アフリカでの市場トレンドが企業の動きから理解できる、又アフリカが身近に感じるツールともなる。
社内のアフリカへの興味を継続して高められる
記事内容がアフリカ拡大進出を検討中の役員からも非常に好評で、報告が不可欠となっている。
会社のビジネスフィールドをアフリカへ広げるために必要な他企業・業界の動きの最新情報を把握できるから。1週間に1度の配信頻度も、仕事の空き時間にチェックするにはちょうど良いから。

週刊アフリカビジネスの「解説」は、人気コーナーですね。

質の高い情報の選別、分析コメントが的確で秀逸、他のメディアと一線を画している。
情報が豊富で、記事に対する見方・分析も的確で有難い。
ニュースの解説がわかりやすく、記事の背景や過去経緯を理解することができる。

すごく熱心に読んでくれる読者の方に囲まれ、幸せものです。次は1000号目指してがんばりますか。。

素晴らしい情報源として、重宝しています。
いつも非常に参考となるニュースレターを有難うございます。アフリカのコロナ感染者数に対する分析においても、数字・Factベースで非常に有益に感じております。
いつも現地の生の情報をご共有下さり誠に有難う御座います。今後も現地の情報を頂けるのを楽しみにしております。
いつも本当に楽しく拝見しております。このような状況下で取材等も大変ご苦労の多いことかと存じますが応援しております。

はい、こちらこそ!

サムネイルはトーゴの海岸で、漁師さんが漁をしているところ。写真はいずれも私の撮影です。これからもこつこつメルマガを発行して、ニュースから見える広いアフリカの海へと、購読者のみなさまを連れていきたいです。

「週刊アフリカビジネス」の詳細やお申込みは、以下からご確認ください。

不明な点は、以下からお問い合わせください。


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