hana

好きなもの:友人、舞台、アイドルが紡ぐ言葉、枕草子。

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最近の記事

前夜の魔物。

「大切な日の前日の夜」に、この文章を書いている。 正直、noteを書いている暇などない。早く明日の準備をして、ゆっくり寝た方がいいことは自分でも重々承知している。 ただ、何となく、「前夜」には魔物が居そうな気がする。 少し前まで卒業論文を書いていたときもそう。 提出日にソワソワが発生するかと思いきや、一番身を削られたのは、提出日前日の夜だった。準備は間に合うのか!?という、タイムレースみたいな不安とはまた違う感情。この夜が明けてしまったら自分が全く違う世界に行ってしまうよう

    • パセリ供養。

      恋愛ドラマを、深夜にTVerで見てはいけない。 ある日、「ウソ婚」第4話を深夜2時からTVerで再生した私は、その後明け方4時まで眠れなくなった。おかげで翌日行った美容院では爆睡し、美容師の方に謝り倒して帰って来た。 このnoteは、「ウソ婚」進藤将暉に感情移入してしまった私が、どうにかこうにか進藤くんを昇華、いや、供養しようとして書いたものである。原作未読につき、色々と解釈の不足があるかもしれませぬが、ご了承いただけますよう。 4話。進藤くんの立場が切なすぎる。私が全額

      • 本当じゃないあなたも好きよ。

        自分がどんな人かが分からない。 分かる部分ももちろんある。例えば、好きなもの。言葉が好き、とか。嵐の二宮くんと、Hey! Say! JUMPの山田涼介さんと、SnowManのラウールさんが好き、とか。宝塚だと花組が好き、とか。好きな色はピンクと白、とか。 でも、例えば好きな食べ物となると、話は別だ。表の回答と裏の回答がある。 私は、人から「好きな食べ物は?」と聞かれたら、「エクレアと苺」と答えている。これを書くと出身地がバレるが、エクレールのエクレアとキルフェボンの苺のタ

        • 星逢に寄せて。

          七夕と聞くと、無性に思い出す作品がある。 2015年、宝塚歌劇雪組公演、『星逢一夜』。 上田久美子氏の演出の下、早霧せいなさん、咲妃みゆさんのトップコンビで上演された、宝塚の中では「日本物」に分類されるミュージカルだ。 作品紹介 | 雪組公演 『星逢一夜(ほしあいひとよ)』『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』 | 宝塚歌劇公式ホームページ (hankyu.co.jp) あらすじについては、私がここに長々と綴るより、↑の公式HPをご覧いただいた方がずっと分かりや

        前夜の魔物。

          はしりがき。

          この先に書かれていることは、全て2022年11月5日を迎えたばかりの時点での私の思いです。そして、完全に私の思考整理用として書いているので、かなり支離滅裂。めちゃくちゃだと分かった上で書いてしまっています。 そして、思いが強い分、読んでいて苦しくなったり、しんどくなってしまう方もいらっしゃるかなと思うので…その場合は、どうかこの記事を閉じていただければ幸いです。 ********************************** 誰かが去り、感情が負に揺れるたびに、「こ

          はしりがき。

          #山田涼介誕生祭2022。

          嵐の活動休止を境に、1ジャニオタである私はnoteから遠ざかってしまった。 大晦日のライブ含め、書きたいことはたくさんあり…でもあの時に感じたことを表すには、どうにも語彙が追いつかなかったのだ。 その時から今日までで1番大きな変化は…自担が増えたこと。 ということで、今日はその方のお話をさせてください。 山田涼介さん、29歳のお誕生日おめでとうございます。 ありふれた世界なら君はいない。 嵐以外のジャニーズにそこまで詳しいわけではなかった私が、突如Hey!Say!JUM

          #山田涼介誕生祭2022。

          #ありがとうVS嵐。

          ※この記事は、『VS嵐』のネタバレを多分に含みます。 最終回。 12月24日。相葉ちゃん、38歳の誕生日。  VS嵐が、最終回を迎えた。  毎週、欠かさず観ていた番組だった。  VS嵐があるから木曜日だった。おかげで笑顔でいられた。  受験のときも、どうしても封印できなかった。  今、どうにもしがたい喪失感を胸に、記事に向かっている。 ウチららしく。 最終戦、嵐は勝てなかった。  いわゆる「コールド負け」というやつだ。  それでも、私はなんだか満ち足りてしまった。

          #ありがとうVS嵐。

          頑張れとは言わない。頑張れ。

           あと1か月弱で、2020年が終わるらしい。  ばたばた転がるように過ぎた1年を、自分なりに振り返ろう。  そもそも去年の今頃、私は何をしていたのだろう。  ・・・ああ、模試か。  そう、1年前の今、私はまごうかたなき受験生だったのだ。 高3、冬の切実。 高3の冬は、精神的にかなり削られる時期である。  センター試験(当時)の黒本は解けない、年末年始のテレビは封印。  友達と話す時間は楽しいけれど、あいにく年末は学校が閉まっている。  そんなぎりぎりで営業して

          頑張れとは言わない。頑張れ。

          はいからさんが通る。

           先日、初めて東京宝塚劇場に足を踏み入れた。  花組公演、『はいからさんが通る』。  上京して3日目くらいに、初期設定を終えたばかりのパソコンで先着順方式に挑み、初めてチケットを取ることが出来た。 新生花組! 明日海りおさんが大好きな私にとって、花組は特別な組だ。  プロローグの幕が上がる瞬間の華やかさ、組子の皆さんのきらめきに、目を奪われる。  柚香さんは、なぜあんなに発光しているのだろう。  声、好きだなあ。  れいはなの多幸感、素敵すぎる。  私も冗談社

          はいからさんが通る。

          透き通っていて、鮮やか。

           安藤美保さんという歌人がいる。  私が彼女について初めて知ったのは、おそらく高校生のときだ。  古文の授業の冒頭、先生が紹介してくださった本が、美保さんの歌集『水の粒子』だった。  表題作になった美保さんの歌を口にしたときの、先生の﨟長けたお声を、今でもはっきりと覚えている。  ・・・美保さんは、どのような世界を見ていたのだろう?  無性に気になり、脳裏から離れなくなったその歌集を求め、高校生の私は図書館と書店を探し回った。そのまま、気づけば大学生になってしまった

          透き通っていて、鮮やか。