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#ありがとうVS嵐。

※この記事は、『VS嵐』のネタバレを多分に含みます。

最終回。

 12月24日。相葉ちゃん、38歳の誕生日。

 VS嵐が、最終回を迎えた。

 毎週、欠かさず観ていた番組だった。
 VS嵐があるから木曜日だった。おかげで笑顔でいられた。
 受験のときも、どうしても封印できなかった。

 今、どうにもしがたい喪失感を胸に、記事に向かっている。

ウチららしく。

 最終戦、嵐は勝てなかった。
 いわゆる「コールド負け」というやつだ。
 それでも、私はなんだか満ち足りてしまった。

 私はまだ十数年しか生きていないけれど、時々途方もなく疲れてしまう。

 そりゃあ、いつでもオールパーフェクト出したい。
 赤ピン倒しまくって、赤い缶倒しまくって、でも「普通ですよ?」みたいな顔をして。 

 しかし、現実はそうはいかない。
 あと1ピン、あと1缶がなかなか倒れてくれないし、あと1秒が間に合ってくれない。 
 それなのにコインタワーだけは、ひょんなことですぐ倒れる。 
 マッチョ君は容赦なくクラッシュ。

 ああ、パーフェクト出ないな。
 そう思っても、走り続けなければならない日もある。

 そんなとき、「それも我々らしくていいよね」と言い合える人の存在が、どれだけ力をくれるだろう。

 お台場の屋上でリーダーが言った、「勝っても負けてもウチららしいのが素敵だね」。
 その言葉を糧にして、きっと人は生きる。戦い続けられる。

 バウンドホッケーの前、ふと天を仰いだニノの真剣なまなざしに、5人の戦いの全てが表れている気がした。
 誰かを笑顔にし続けるための、密度の濃すぎる戦い。
 その戦いに、夢に、本気で泣いて、笑って、悩んで、生きている5人。

 そのファンたる私も、また今日から前を向いて進む。


 …それでも疲れた時は、ババ抜きと人間知恵の輪しましょう。

VS嵐から学んだこと。

 その人間知恵の輪が成功して、画面が切り替わった瞬間、涙が止まらなくなった。

 当たり前だけれど、今までの日々は二度とは還らない。
 デビュー前夜の、5人で行った焼肉屋さんの風景のように。
 ハワイの夜のように。
 相葉ちゃんの、ジャグジーに水没した携帯のように。

 その現実に一人で爆泣きしていると、友達から、メリークリスマスのLINEが来ていた。サークルからも、たくさんの連絡。

 自分にとって、「ウチららしく」いられる場所。
 その場所を、ずっと大切にすること。何があっても離さないこと。
 そうすれば、勝って嬉しくても負けて辛くても、戦っていられるから。

 これが、私がVS嵐から学んだ、1番大切なことかもしれない。


 改めまして、嵐の皆さん、スタッフの皆さん。
 13年間、たくさんの笑顔をありがとうございました。
 『VS魂』、1月から楽しみに観たいと思います。