原ことね

私立中高一貫校の社会科教員です。社会人&教員2年目。専門は日本史。旅×教育×防…

原ことね

私立中高一貫校の社会科教員です。社会人&教員2年目。専門は日本史。旅×教育×防災が人生のテーマ。京都と阪神⚾️が大好きです。 人生足りないくらい、興味でいっぱいの世界🌍 モットーは、目は高く、頭は低く、心は広く。座右の銘は、雨垂れ石を穿つ。教育や歴史や自分のこと…色々書きます。

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教壇に立つということ

おはようございます。 せっかくの夏休み。新幹線移動の合間に、徒然なるままに考えを書き留め、残しておこうかなと思います。 教員になって約3ヵ月が経ちました。 たった3ヶ月ですが、密度の濃い3ヵ月でした。 失敗も挫折も経験して、 生徒に救われる、 そんな毎日です。 新任だからとか新卒だからとか、 生徒にとってはそんなのは関係無く全員「先生」だと思っています。 これを意識しながら、最初の勤務日に背筋を伸ばして出勤したことを覚えています。 研修期間とか、試用期間とか、生徒はそ

    • 心機一転シン年度

      こんにちは 少しずつあたたかい日が増え、桜が綺麗な時期になりましたね。 勤務校では、始業式と入学式が執り行われ、無事新年度がスタートしました。 私は、以前受け持った学年の所属に戻ることになりました。 昨年度、私は別学年で、本当にたくさんの経験を積ませてもらいました。 生徒たちもその間、それぞれ色んな変化や転機を迎えたことと思います。 授業も持たなかったので、休み時間や放課後に少し話す程度だった昨年。 そこから、久しぶりに戻ってみて。 どんな反応をされるか、かなり不安

      • 将来の夢はなんですか?

        教員になってから、こんな質問をすることもされることも増えました。 夢を持とう! 将来のライフマップを作ろう! 進路を考えよう! と話します。 ただこの質問、あまり良くないなと、進路面談をすることが増えたこの1年で思うようになりました。 夢という言葉は、無限の可能性を秘めている一方、とても曖昧です。 寝ている間に見る夢のように、思考の整理のために脳が動いている状態を言うのであれば、ライフプランを描くために、人生の要所でなっていたい自分の姿を思い描くことが“夢”なのかもし

        • ビブリオバトル〜ある約束〜

          2023年度、学年で様々な役職を経験させていただきました。入学後すぐのオリエンテーション旅行、校外学習、学年集会の司会…。 勉強になることばかりで、密度の濃い一年でした。 中でも、今年1番の収穫だと思っていることがあります。 「ビブリオバトル」です。 ご存知でしょうか? 自分のお気に入りの一冊の本を他の人に薦めるバトルです。一番多くの人が読みたくなった本が、チャンプ本として選ばれるのが、ビブリオバトル。 これを実現できたことが、私にとってとても大きな出来事でした。

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        教壇に立つということ

          私の徒然草②

          最近、「多視点化」と「全方位人間」という言葉を多用します。教員として、磨かなきゃいけないことを表現しているのが、この2つの考え方だと思うからです。この二つをマインドセットすることで、できることも見えるものも増えたと思います。 ちょっと語らせてください。 ⭐︎「多視点化」 物事を多面的かつ多角的に捉えられる人になりたいと、ずっと思ってきました。 ただ最近、それだけじゃないって思うのです。 特に教員は。 私が学生時代尊敬していた先生を思い浮かべてみました。先生はteach

          私の徒然草②

          私の徒然草①

          1年間の授業が終わり、生徒からもらったフィードバックを見る中で、考えることがあります。そこはかとなく書きつけようと思います。 大学時代には教採に向けて、教員になってからは常に、教員に必要な資質・能力について考えます。最近発見したのは教員の「興味の幅」、「好奇心」とも言い換えられるでしょうか、この能力の重要性です。 どの先生もプライドを持って、高みを目指しておられることと思います。それぞれ、得意なフィールドがあったり、興味関心があったり。 そのフィールドも大事だと思うんです

          私の徒然草①

          2023年度 〜授業のふりかえり〜

          今年度の授業が全て終わってしまいました。 怒涛の一年。 今年度の授業は、行事を基準に自分のキャパを考えて構築しました。あまりに自分のキャパが小さいので。(というか、勤務校の先生に、キャパ♾️に見える人が多すぎます。どうやったらそのエネルギーと仕事量を確保できるんでしょうか…) 文化祭と学年行事、学校の希望者対象の行事が控える中で、1年を見通して授業をイメージ、構築する。結構ハードワークでした。 今年度は、高3学ゼミ(放課後の受験対策講座)、高2日本史探究、高2現代社会研

          2023年度 〜授業のふりかえり〜

          ホンモノに学ぶ-フィールドワーク-

          私は旅行が大好きです。 旅行先の、普段とは違う土地の空気に触れたり、人と関わったり、その土地の歴史にゆかりのある場所を訪ねたり、その土地のものを食べたり。 自分に見えているちっちゃな世界が少しずつ開けていくような気がして、最高に楽しいです。 小さい頃から、国内旅行だけですがいろんな場所に連れて行ってもらった、という経験が原点になっているのだと思います。地理や歴史の面白さに触れたのも、旅行のおかげです。単に遊びにいくだけではなく、その土地のホンモノに触れる機会をたくさん作って

          ホンモノに学ぶ-フィールドワーク-

          2024年、10の目標

          新年、今年もよろしくお願いします。 昨年は私にとって、リアル勝負の年でした。 noteでも何度も書いているように、野球選手でいう2年目の壁に、私もぶつかりました。 今年は教員(社会人)3年目になります。 3年目って、若手です〜って、笑って許される最後の年だと思うので、目標をしっかり立てて、頑張りたいなって思ってます。 新たな気持ちで、シャキッとパリッといきたい! そのための目標を10こ、立ててみました。 ①健康第一 間違いないですね笑 昨年は、自分の身体や自分の時間よ

          2024年、10の目標

          2023年の記録☀️

          2023年、私的勝負の年でした。 今年度の内示が出たとき、驚きと喜びと悲しみと、諸々の感情が襲ってきました。いや、振り返ってみると、自分的にはショックの方が大きかったかも。 要は、担任かどうか、というところでした。 元々担任だと言われていて、2年目から担任は責任が重いからと沢山勉強して自分なりのビジョン描いていて、そこで言われたのが副担任。 同期は皆担任です。 私だけ取り残された寂しさ。教員向いてなかったのかもと落ち込む毎日。正直、誰のどんな慰めも耳に入っては抜けていくくら

          2023年の記録☀️

          言葉のチカラ

          言霊って、よく聴きますが、皆さんは信じていらっしゃいますか? 私は信じています。 言葉には、プラスの力もマイナスも力も、全て籠ってしまうのだと思っています。 だからこそ、パワーになる時があれば、自分も、他人をも傷つけてしまう時があるのだと思うのです。 さぁ、このような出だしにしたのには、意味があります。私、物事には全て意味があると思っているタイプなので、「そんなの別に良くない?」「気にしなくてもよくない?」が苦手です。 だから文章が長くなるんです… ごめんなさい、お付き合い

          言葉のチカラ

          防災士としての初仕事

          防災士を取得してから初めての「防災講座」のお仕事。といっても、教員の仕事の一環ですが笑 勤務校には、9月末にスタディウィークというものがあります。 私の所属学年は、この期間にSDGsと関連する、自分の興味関心のある講座を学ぶ取り組みを行いました。 各教員が1講座担当する3日間、私は防災をテーマに選びました。 内容はこんな感じ ⚪︎防災バッグをつくろう! ⚪︎災害AR体験 ⚪︎非常食体験 ⚪︎簡易版DIG 勤務校は色んな土地出身の生徒が集まっているから、とても面白い発見も

          防災士としての初仕事

          わたしの宿題

          夏休みが明け、前期期末のテストや成績評価に追われた9月。 今月からは後期がはじまりました。 担当する学校行事の準備も大詰めを迎える前に、前期を踏まえた自分への宿題をここに記しておこうと思います。 前期はいろいろありました。 4月はじめの宿泊行事の主担当。 体育祭でのスターター監督。 土砂降りだった学年行事の主担当。 10月の行事に向けた企画委員の始動。 9月の学年行事?の準備。 コロナとの戦いだった前期中間テスト。 いろんな意味で病んだ6・7・8月。 いやー、大変だった

          わたしの宿題

          最近のぐるぐる

          最近、色々考えすぎてキャパオーバーになっていたので、noteお休みしてました。 このままじゃ考えすぎて深い深い沼から出られなくなりそうなので、この状況を書いておこうと思い戻ってきました。 勝負の2年目、まだ始まって3ヶ月しか経ってません。なのに目まぐるしい…。リアル勝負の年です。 何が大変なんだろう?と考えてみました。 今年は、カリキュラム改革によって新しく日本史探究が勤務校でも始まり、受け持つことになりました。まだ正直、わたし自身探究が出来てないんです。なのに、始まっち

          最近のぐるぐる

          教員1年目しめくくり

          3月31日。今年度最後の日。 学生時代の私にとって、この日は「終業式」も終わって宙ぶらりんの、4月を心待ちにする日だった。 大学生の私にとって、成績も出て来期の時間割を作りながら旅する日だった。 今年の3月31日は、凄く感慨深い日になった。 ずっと夢見ていた教員という職業に就き、がむしゃらに取り組んだ1年が終わるから、だと思う。 ちゃんと振り返らないと、勿体無い気がする。 これから、こうやって1年1年積み重ねていくと、きっとこの新鮮な感情や思考が飛んでしまいそうだから

          教員1年目しめくくり

          未来のこと

          こんにちは! 思い立ったが吉日、今日は私の考える「未来」のハナシ。年度末が近づいて、先々を考えることが多くなったので、書いてみようと思います。 私は、未来のことを考えるのが好きです。 歴史の教員なので、過去のことばかり学んできました。だけど、過去を学ぶと未来が見えるなって、思うことがあります。 もちろん、予知能力があるわけではないです。笑 過去と同じような出来事が繰り返されることがあると、いつも「あ、知ってるよこれ、あの時の…」と思うというだけです。 過去と現在、未来が続

          未来のこと