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【能登半島地震に被災した女性防災士が語る】手軽で効果的!食器棚&本棚転倒防止のスマートな対策法

京都や新潟など、日本全国で地震が起きています。食器棚や本棚などの転倒防止対策は万全ですか?高さのある家具が転倒すると怪我や大切な物の損失につながるため、改めて転倒防止対策について考えてみます。

代表的な転倒防止グッズであるつっぱり棒やL字金具は、家具を壁に固定することで転倒を防ぐため、非常に効果的です。しかし、これらにはデメリットも存在します。

例えば、設置にはある程度の工具や技術が必要となり、賃貸住宅では壁への穴開けが許可されていない場合もあります。また、つっぱり棒は見た目が損なわれたりすることもあります。

ここで紹介する簡単で効果的な対策は、家具の下の部分を重くすることです。食器棚の下の棚に水を入れたペットボトルやジャグを置くと、重心が下がり、転倒のリスクを減らすことができます。水の重さが安定性を増し、地震時の揺れに対しても強くなります。また、水は非常時の備えとしても役立ちます。

本棚は、下の棚に重い本を置くことで同様の効果が得られます。これらの方法は、特別な工具やスキルを必要とせず、また賃貸住宅でも問題なく実施できるため、手軽にできる防災対策と言えるでしょう。

しかし、重心を低くする方法は必ずしも万能とは言い切れません。震度7クラスの地震では、完全に転倒を防ぐことは難しいかもしれません。そのため、可能であれば、転倒防止マット、つっぱり棒やL字金具を併用するなど、複数の対策を組み合わせることがおすすめです。



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