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日常のきりぬき

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#エッセイ

5月23日。猫

5月23日。猫

帰宅中、猫を見かけた。
おでこが広くて、
ちょっとサバンナとかに住んでそうな感じ。

野良猫は大抵、
一歩でも近づくと逃げ出してしまう。

でも今日の子は違ったから、
これは触らせてくれるかも
と思って手を伸ばす。

なによ
と一応嫌な顔はしつつも、
撫でると自分の撫でて欲しいところを
アピールしてくる。

しばらく撫でていると
普段餌をあげているであろう人が
家から出てきた。

猫は素知らぬ顔で

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5月8日。命日

5月8日。命日

愛犬が死んで1年が経った。

まだ1年。

もう10年は離れてしまった気がする。

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命日が近づくにつれ、涙することが増えた。

あの日もこんな気温だった。
あの日もこんな天気だった。
あの日もこんな日常だった。

街で見知らぬ犬を見かけては君を思い出す。

あの子は尻尾を立ててよく歩いた。
わたしたちの横や後ろを歩くことは
あまりなくて、
いつも先頭を歩きたがった。
本当に楽しそうに、

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5月5日。図書館

5月5日。図書館

久しぶりに地元の図書館に行った。
多分社会人になってからは初めて。

幼稚園と小学校の時、よく通ったそこは
何にも変わっていなかった。

こどもの頃には高く感じていた本棚が
なんだか低く感じて、自分で自分の成長を感じる。

こどもの頃よく見ていた本棚を見てみた。

「にほんのぶんがく」
「がいこくのぶんがく」

ああー、これ読んだなー
というもののほとんどが、
おばけの話だったり、魔女の話だったり

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