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今世、楽しみたいので止まってられない

兄さんの体操教室でのこと。

今回は鉄棒だった。
しかも、さかあがりの練習。

前にも書いたが、私は運動神経がない。

さかあがり。
うちの兄さんも非常に惜しいレベルなんだが、できない。
もちろん私もできない。(書いてて切ない)

今月は鉄棒月間なので
私は参観に行きたくなかった。
兄さんができないのを見たくないのではなくて
兄さんができないのを見て、昔のできなかった自分を思い出すから。

でも、段々とマインドが変わってきている今
このモヤモヤに対峙する(向き合う)必要があると思い、嫌だけど参観に行くことにした。

案の定、兄さんに昔の自分を見ながら、喉が閉まって、胸が締め付けられる感覚がした。

わかってる、この感じ。
当時の私が感じていたものだ。

兄さんを見ているのか、昔の自分を見ているのか、なんだかぼーっとしてしまって時間は終わった。


なかなか寝ない坊ちゃまを横に、今日のことをじっくり振り返ってみた。

体に湧き上がってくる当時の感覚。
学校の運動場。鉄棒。
体育の時間。
一人で何回も練習した公園。

丁寧にその時の気持ちに入ってみる。
涙が滲んできた。

私って悲しかったのか。
できなくて悔しかったよね。

何回も練習するのになんでできないんだろう。
先生ってコツ教えてくれてたんだっけ?
教えてくれてたのに、私が聞いてなかったのかも。

大丈夫よ。
私がいるからね。
よくやってたよ。
私が一番わかってるからね。
と小さい私を安全な空間に入れて話しかける。


なんで、みんなできるのに私はできないんだろう。
みんなはできるのに。
私はできない。

あぁ、これだ。
できない私に対して
なんで同じようにできないんだと私が責めてたんだ。

ここまできたら、なんだか気持ちも落ち着いてきて、硬くなっていた体も力が抜けて、気づいたら坊ちゃまも寝ていた。

今の私は、さかあがりができるようになりたいと思っている。
兄さんもできるようになりたいと言ってたし、頑張ってる兄さんを見て
私もやりたい!できるようになりたい!と思った。
でも、そこには過去の私を救うとか、頑張って努力して!とか、そんな気持ちはなくて、ただやりたい、できるようになりたいって気持ち。

さかあがり、できたっていいし、できなくたっていい。
そんなことはどうでもよくて、今はやってみたいと純粋な気持ち。


周りの友人達が、素敵なマインドで前進していて、それに刺激をもらえて
それで今日のこれに至ったと思う。

友人たちの素敵なマインド、忘れないようにメモ。
(彼女たちの言葉は忘れたので私の言葉で変換)


・自分の欲望に丁寧に向き合う
・自分で決めたことは自分で責任を取る、必要はない
・その時の自分の気持ちに従う
・自分の出した答えに自信がなくても、不安になってもいい
・やってみて違うと思えば、また軌道修正すればいい

友人たちの素敵マインドより

いいわぁ。
こういうの集めて本にしたいくらい。


今までだったら、モヤモヤするし、そんな気持ちになるなら行かないと思ってたけど、心のカラクリがわかってきたら、それが取れるとどうなるかわかってきたから、モヤモヤイライラは逆にチャンスと思えるようになった。



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