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■ 空想世界のデザイン「ジャミルの手帳」

UMメンバーの柏谷望美です。
私は10年後、空想の世界を現実に近づけるデザインがしたいと考えています。

例えばファンタジー映画の世界はそれこそ存在しないおとぎ話。でも、その映画の世界に大人が入り込んで熱狂できたりしますよね。(ハリー○ッターとかディズ○ーとか…)それはなぜだろうと考えた時、私は「大人が本気で作っているからだ!」と思いました。

子供っぽい「空想」も大人が本気の技術で、本気の頭脳で作れば「現実」に近づいて見えるのです。

それは個性的すぎて、子供っぽいからバカにされるかもしれません。実際私もバカにされました。それでも、「本気の空想」がないと世の中はつまらないものばかりになってしまうと私は思います。

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誰に何を言われようと私は私の世界を忘れないように、と今回は、「実在しない人物・ジャミルの使う手帳」をデザインしました。


今回のテーマは「アラビアンナイト」、砂漠地帯を舞台にしています。オリジナルでジャミルという人物を作り上げました。アラビア語で美しい男性という意味を持つ名前のさすらいの絵描きです。彼には不思議な力があり、描いた絵は少しずつ色が変わったり、動いたりするようです。

そんなただならぬ者のジャミルが持つ手帳なので装丁も豪華に、革のような紙でできたハードカバーに、金の装飾とタッセル、ストーンをつけています。どことなく「魔法」を感じてもらうためです。


その他に付属品として孔雀の羽でできたペンを作りました。

今回の制作物は何より誰より私が一番楽しんで作りましたがもちろん、誰かの「特別」になってもらえたら光栄です。空想から生まれた文具が日常生活を少しウキウキさせてくれるようなそんな存在になると嬉しく思います。

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専門学校へ入学して、デザインについて色々な勉強をしましたが、私のやりたいことは幼い頃から何も変わっていません。頭の中にある理想の世界を表現したい、それに尽きます。

馬鹿にされようとこれだけは絶対に曲げたくない私の中の核です。

大人になった今では技術と知識が伴い、空想がより現実味のあるものへと変化しました。これを仕事に直結させるのは難しいと思いますが、この考え方、気持ちをいつまでも忘れずに10年後、20年後、30年後……とデザインしていきたいと思います。

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UM 柏谷望美

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