吉森慎之介

写真家 1992年生まれ、熊本県出身。 都内スタジオ勤務を経て、2018 年に独立。 …

吉森慎之介

写真家 1992年生まれ、熊本県出身。 都内スタジオ勤務を経て、2018 年に独立。 熊本事務所あり。 各地の風景を訪ね、その土地の持つ背景や自然の事象に自身の心象を重ね、写真に収めている。 2022年に写真集「その火は燃えているか」を刊行。同名の写真展が全国を巡回している。

最近の記事

熊本の仕事はもっと嬉しい。

こんにちは、写真家の吉森慎之介と申します。 「熊本の仕事はもっと嬉しい」この話をする前に初めましての方もいると思うので、まずは自己紹介を。 吉森慎之介 写真家 1992年生まれ、熊本県出身。 大学進学のため上京、卒業後に都内撮影スタジオでの下積を経て2018年10月に独立しました。 現在は東京を拠点に、広告・雑誌・WEBなどの商業写真を撮りつつ、自身の作品作りも行なっています。 Instagram 2019年には東北のランドスケープを捉えた写真集「うまれたてのあさ」を刊

    • あかるい暗室を作ろう。その7

      こんばんは、吉森です。 先日、あかるい暗室ワークショップを開催しました。 土日で合計3枠の開催、数年前一緒にスタジオで働いていたRちゃんも遊びにきてくれました。 まずはベタ焼き作り。 この時点で思いました。あれ、写真めちゃくちゃ良くない? この時は1本まるっとではなく、いくつかのフィルムからシート単位でオムニバス形式のベタを作りました。 オムニバス、いやオールスターというべきか、やはり良い写真ばかり。 水洗している後ろ姿も、なんだか様になっています。 その後の写真のセ

      • あかるい暗室を作ろう。その6

        こんにちは、吉森です。 あかるい暗室ファンのみなさま!(いるのかな...) 以前から告知していたように、あかるい暗室ワークショップを開催します。 カラーネガフィルムの手焼きプリント体験です。 ワークショップと聞くと、なんとなくハードルが高そうですが プリント楽しいよ!やってみない?くらいの気持ちで実験的に始めてみますので、気軽にネガだけ持って遊びにきてください。 教えることに関しては初心者ですので、その辺はどうか優しく見守っていただければ幸いです。 まずはざっと流れを紹

        • あかるい暗室を作ろう。その5

          こんばんは、吉森です。 前回までは箱(環境)を作る過程でしたが、いよいよ実際の暗室作業に取り掛かかれるようになりました。そこで暗室を作るきっかけを少し。 暗室を作ることは初めての試みでしたが、作業自体は経験があり、これまでは都内にある時間貸しのレンタル暗室を借りて作業をしていました。 レンタル暗室のメリットはなんといっても、ネガと印画紙を持参して指定の時間に行くだけで作業を始められることです。処理液を作る工程や使用後のプロセッサーの掃除など、手間のかかる作業を一切やらなく

        熊本の仕事はもっと嬉しい。

          あかるい暗室を作ろう。その4

          こんにちは、吉森です。 自宅の引越し準備やらなんやらで、前回の記事からかなり空いてしまいました。大変申し訳ありません... この暑い中、同じようなタイミングで暗室を作ったり引越しをしたり、何バタバタやってんだか、、自分でも思います。 でも引越しは5年ぶり、暗室作りは初めて、楽しいことばかり!! さて今回は、前の記事にも書いた「作業台完成&カーテン設置するぞ!」に加えて「床面養生完成&完璧に遮光するぞ!」の2本立てでお届けします。 さぁ、もうすぐプリントができる! 西さん

          あかるい暗室を作ろう。その4

          あかるい暗室を作ろう。その3

          こんにちは、吉森です。 このnoteの立ち位置として、HOWTOというよりも初心者が暗室を作っていく、実働させていく過程を記した備忘録のようなものです。 既にネットに上がっていたり、諸先輩方に聞いた情報を元に進めています。もしかしたら間違った情報、非効率なやり方を載せているかもしれません。その辺り、優しく見守っていただけましたら幸いです。 アドバイスは大歓迎です!!!!! さて前回、大きな機械たちの寸法を測っていきました。 引き伸ばし機とその周辺機材用に1台、プロセッサ

          あかるい暗室を作ろう。その3

          あかるい暗室を作ろう。その2

          最初の投稿から少し日があいてしまいました、すいません。 結論からいうと、プリントが出来る段階まで完成しました。 が、順を追って説明していければと思います。 今回の投稿はDAY2(日付でいうと7/5)、前回ご紹介した空っぽの部屋に暗室用の機材たちが運び込まれ、小躍りした話です。 前日まで何もなかった部屋に暗室機材たちが到着しました。 卓上型印画紙自動現像機(ペーパープロセッサー)、エアードライヤー、引き伸ばし機、タイマー、レンズ各種、ピントルーペ、イーゼル、バット一式、

          あかるい暗室を作ろう。その2

          あかるい暗室を作ろう。

          初めまして、フォトグラファーの吉森慎之介と申します。東京を拠点に雑誌、WEB、広告などの分野で活動しています。 馬と東北が好きです。(写真は青森の寒立馬) タイトルの通り、これから暗室を作ります。 カラーネガフィルムのプリントを目的とした共同暗室です。 プリント自体は都内のレンタル暗室で作業をしていたのですが、費用的な面や使い勝手などを考え、専用の暗室を作ることにしました。 3〜4人でのシェアを想定し、スタジオ時代の先輩、西 優紀美さんと、昨年から少しずつ計画を進めていま

          あかるい暗室を作ろう。