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あかるい暗室を作ろう。その2

最初の投稿から少し日があいてしまいました、すいません。
結論からいうと、プリントが出来る段階まで完成しました。
が、順を追って説明していければと思います。

今回の投稿はDAY2(日付でいうと7/5)、前回ご紹介した空っぽの部屋に暗室用の機材たちが運び込まれ、小躍りした話です。


前日まで何もなかった部屋に暗室機材たちが到着しました。

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卓上型印画紙自動現像機(ペーパープロセッサー)、エアードライヤー、引き伸ばし機、タイマー、レンズ各種、ピントルーペ、イーゼル、バット一式、
コンタクトプリンター、温度計、貯蔵瓶、メスカップ、攪拌棒etc...

一気にこれだけ揃うと、かなりテンションが上がります。
先ほどまで小雨がパラついていた天気も、サーっと晴れ渡り、なんと機材に向かって一筋の光が。これは幸先が良さそうです。

これらの機材は先輩のフォトグラファーにまるっと一式、かなり格安の料金で譲っていただきました。本当にありがとうございます。

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迎え入れた機材たちを一通り眺め終わったあと、改めて整理をしました。
整備が必要なもの、買い足しが必要なもの、製作するもの。
諸先輩方から頂いたアドバイスや、レンタル暗室での作業を思い出しながら
一つ一つ書き出していきました。

・暗室カーテン一式(玄関/窓/間仕切り)
・窓用遮光シート(内面黒、外面白)
・床面養生シート(汚れ防止)
・ペーパーカッター(テストピースカット用)
・作業台
・処理液
・電気ケトル(処理液作成用)
・蛇腹タンク(液保存用)
・色評価用照明(LED/蛍光灯)
・エアコン(部屋に付いていない...)
・掃除機
etc...

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そして次に暗闇の中、狭い空間でも効率的に動けるような導線を考え、
機材の大まかな配置を決めていきます。
写真右手側に水場があるので、左から引き伸ばし機(露光)→プロセッサー(現像)→水場(水洗)の順に決まりました。
壁を正面にL字の台が繋がっているようなイメージでしょうか。
きっとこの部屋にはこの並びが良いはず、多分。

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次に大きな機械たちの寸法を測っていきます。
引き伸ばし機とその周辺機材用に1台、プロセッサー用に1台、合計2台の
木製の専用作業台を製作するためです。
レイアウトの融通がきくように、そして、引き伸ばし機側でプロセッサーの振動を受けないようにするために台を2つに分けることにしました。

そんなこんなで夜になり、本日はとりあえず解散。
西さんは東京都知事選の選挙に向かうために颯爽と帰っていきました。
翌日は作業台製作用の木材を買いに行ったのですが、その話はまた次回に。
ホームセンターってすごいよね。

#吉森慎之介 #暗室 #フィルム #カメラ


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