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熊本の仕事はもっと嬉しい。

こんにちは、写真家の吉森慎之介と申します。
「熊本の仕事はもっと嬉しい」この話をする前に初めましての方もいると思うので、まずは自己紹介を。

吉森慎之介 写真家
1992年生まれ、熊本県出身。
大学進学のため上京、卒業後に都内撮影スタジオでの下積を経て2018年10月に独立しました。
現在は東京を拠点に、広告・雑誌・WEBなどの商業写真を撮りつつ、自身の作品作りも行なっています。

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2019年には東北のランドスケープを捉えた写真集「うまれたてのあさ」を刊行、写真展が全国7ヶ所を巡回しました。


写真集「うまれたてのあさ」
写真展うまれたてのあさ<東京>


昨年2022年には縄文時代の原風景をテーマに写真集「その火は燃えているか」を「applause books」より刊行。刊行記念の写真展がBOOKNERD(盛岡)→BOOKANDSONS(東京)と続き、現在は広島の書店READANDEATにて開催中です。


写真集「その火は燃えているか」
写真展その火は燃えているか<BOOKANDSONS>


と自己紹介が長くなってしまいましたが、東京を拠点にしつつも熊本が大好きで、プライベートやたまにあるお仕事でよく熊本に帰っています。
直近だと今月号の雑誌&Premium「旅をしたくなる、美しい暮らしのある町」巻頭特集にて熊本のページを担当させていただきました。

東京の仕事で熊本に行けるのは本当に嬉しいですが、熊本の仕事で呼んでもらえるのはもっと嬉しいです。

先月は友人の勤める熊本の建築事務所からの依頼で竣工写真の撮影をしました。
連絡をくれた当初は交通費の懸念や東京との予算感の相違を気にして、在住のフォトグラファーを紹介して欲しいとのリクエストもありましたが、いやいや折角なら自分が撮るよ!と。
結果的には交通費も要らないし、予算も合わせるのでやらせて欲しいと申し出ました。
撮影は順調、写真の納品も既に終わり、満足してもらえたと思っています。(多分)

熊本城の隠れたベストスポット

勿論、熊本の仕事であればどんな条件でも必ずやらせていただきますという事ではなく、多少のコスト(東京-熊本間の往復交通費)よりも優先したいことが熊本の仕事にはあるということです。もっと言うと交通費自体もコストというよりは、これから熊本の仕事を増やす為に、まずは知ってもらう、ラフに呼んでもらうために必要なものだと思っています。
(もちろん万全の体制で呼んでもらえるに越したことはないですが...)

今回は友人だったので、自分のスタンスと条件的な部分を密にコミュニケーションとって話すことが出来ましたが、関係性が無いと、その前の段階で良くも悪くもハードルを高く設定されている事もあるんじゃないかなと想像しています。

同じ土俵で競り負けるのであれば仕方がないですが(そもそもそういう業界ですし)、追加で掛かるコストが枷となりそもそも土俵に上がれない状況は避けたいと思っています。
もちろん案件に対して、写真の適性以外にも、人柄や相性、関係性なども加味された上での発注なので、一概に予算の話だけではないことは承知しています。
どちらにせよやはり、まずは自分のことを知ってもらう必要がありますし、勿論その努力は惜しまないつもりです。

白川と街

20代前半の頃のように、望郷の念に駆られ帰省し、熊本の街や自然をノスタルジックな視線で見ることは少なくなりましたが、代わりにこの愛すべき地元に自分は写真家としてどのように関わっていく事が出来るのだろうかと考えています。

東京、熊本、もちろん他の県でも、そして広告から即席の写真館まで。これまでも撮影地域や案件の規模感に関わらず、ご縁だったり内容の面白さだったり、やり甲斐のある仕事に携わらせてもらいました。勿論これからもそうありたいと思っています。

わざわざ東京から呼びつけてくださいまずはお気軽にご相談ください!という話でした。
ヒライのうどん食べたいな〜。

お洒落なヒライ

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