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(2/5ページ)息子の卒園でつらい幼稚園ロス~悩んだからこその思い入れ~

本入園後は一体どうなるのか?

前回の続き、プレクラスの1年を終えて何とか本入園になり年少児になった。

進級式は平日だったので妻と息子だけで出席した。
新担任と顔合わせのとき、プレクラスで指摘されたことと、専門医に診せて発達の所見があることを伝え、それを聞いた新担任は妻の話の内容をしっかりその場でメモを取っていたとのこと。

そして、トイトレもまだ不完全なことも伝えると、

『こちらでもトレーニングするので、心配ありませんよ。』

と快諾してくださり、それを聞いて何だか安心した。

年少児クラスが始まってしばらくが経ち、担任の感触がおおかた分かってき始めた頃、妻が、

『やっぱりあの先生イイ感じだよ!』

と喜んでいた。

というのも、ママ友のAさんは長男も同じ園に通わせていてある程度情報を持っている人なので、その先生のことは既に知っていて

『めちゃくちゃ良い先生だよ!』

と言ってたそうな。
それで、Aさんの次男とうちの息子は年少児も同じクラスになり、母親同士で喜び合っていた。

でもやはり、2人ともプレクラスでは厳しいことを唱えられ続けてたこともあって、子供のことに対しては過度に心配性になってしまい、担任の前でもその気持ちを隠せずにいた。
それでもその担任は、息子たちの心配点も含みつつ良い面を中心に見てくださり、『〇〇くんなら大丈夫ですよ!』と何度も何度も諭してくれた。

急速に成長した息子と友達

Aさんの次男は、プレクラス当時は進級が厳しいとまで言われていたが、年少クラスになってから急速にできることが増えていった。
当初から補助をつけていたが、その必要がなくなる時間が増えていったという。
そして、お母さん(Aさん)が一番驚いたのは、プレクラス当時に比べて次男の表情が見違えて明るくなり、登園の足取りも軽くなったことだった。

それはうちの息子も例外ではなく、担任が驚くようなことをやってのけたり、Aさんの次男とともに当初は補助をつけていたが、2~3か月もするとほぼ必要なくなり、他の子の面倒を見る役目に回っていた。
その後もしばらく補助には来てもらっていたそうだが、それは息子に支援が必要だからという理由ではなく、補助の先生が来ると息子は嬉しそうにしていたからだったそう。

家でも、私たちが考えていた以上に早くひらがなの読み書きを覚え、年少の終わりごろには日本地図を制覇した。それもたったの3日で!
そんな具合に、自分の興味のあることはどんどん伸びていった。

その一方で、息子は他者に興味を示しにくい特徴があり、挨拶されても返事しないこともあった。
それに対して担任は、

『気になる部分はあるけれど、杉間君は~~なので心配ないですよ。』

と、気になる部分はしっかり把握しつつも、プラス方向で話をしてくれる。

(プレクラスの時での言われ方と全然違う!)

私たちが思っていたことを良い意味で裏切られ、親子ともども幸せな1年を過ごせた。

幸せな年少の1年!その分不安なその後…

ただ、その1年が幸せだった分その後の落差が心配。。

(年中以上になるとどうなるんだろ・・・)

今年はプラスギャップで幸せだったけれど、来年はどうなるか少し怖かった。

年少の担任にはこちらから二者面談をお願いし、心配点を伝えると、

『杉間くんはしっかり指示も聞いて動けるし、年中に上がっても特別心配するようなことはありません。
でも、もし先取りでということであれば、年中では〇〇や△△の活動があるので、■■の動きができるようになっておくと良いかもしれませんね。
だけど私としては、杉間くんならそれも簡単にできると思いますよ。』

と、最後まで息子のことを信じてくださっていた。

一方、Aさんの次男は3学期になると再び補助の先生に来てもらっていたが、それも年中進級後にできる限り1人でできるようにするためであって、今その時支援が必要だからという理由ではなく前向きな理由で支援を受けていた。

いずれにせよ、息子もAさん次男も、進級が厳しいなんて一言も言われなかった。
プレクラスが終わった時の後味の悪さは何だったのか?と思わせられるぐらい順調な1年だった。

年少クラスの最後の保育日、一言挨拶するために私も一緒に息子を迎えに行った。
できるだけ感謝の内容を具体的に伝えたけれど、十分にその気持ちを伝えられた自信はない。

「感謝の言葉も出ない」
言葉では言い表せない感謝。その意味を改めて知った気がした。

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