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知名度は歴史とタイミング、あとから実力

日本大学駅伝を観ている。

箱根駅伝は有名でほとんどの人が知っていると思うが、
日本大学駅伝はその箱根と並ぶ大きな大会で、大学三大駅伝の一つである。

■大学三大駅伝
 * 出雲駅伝
 * 日本大学駅伝
 * 箱根駅伝

出雲や箱根と違い、地名が冠されていないが、
名古屋熱田神宮から伊勢神宮までの約100キロを走る駅伝大会。

これらをすべて優勝すると、三冠となり、
トリを飾る箱根駅伝の際に注目されることがある。
直近では、2016年に青山学院大学が三冠を達成している。

箱根駅伝で大学というものを覚えた

とにかく、

知名度も注目度も俄然高いのは、
正月に行われる箱根駅伝だろう。

僕も、大学三大駅伝ってのがあるってことを知ったのはかなり最近。

子供の頃は、正月の親戚まわりのなかで、テレビはたいてい箱根駅伝が流れていた記憶が強い。
当時はスマホも携帯ゲームもなく、テレビのチャンネルも片手分くらいしかないので、
興味がなくても箱根駅伝を見ていた。


思い返せば、「箱根駅伝で見たことがある大学」
という切り口で「大学」というものを知ったのは間違いない。
そういう人も多いのではないかな?

そして、箱根駅伝は関東の大学しか出場資格がない。
だから僕は、

大学というものは都会にしか存在しない特別なもの

と高校くらいまで思っていた。
ホントに無知すぎて恥ずかしい話しだが、石川には金沢大学しか大学はないと思っていた。


また、高校野球の甲子園は全国の高校が出場するのに対し、
同じように毎年スポットがあたっている箱根駅伝には東京近辺の大学しか出場しないので、
日本の大学というのは箱根駅伝に出場しているような地域にしかないもの、
という自分なりの間違った解釈を疑うことはなかった。

なぜ箱根駅伝の知名度が高いのか?

とある秋の日曜日開催の出雲駅伝、日本大学駅伝に対し、
正月に決まって開催していること、
50年ほどの歴史しかない出雲駅伝、日本大学駅伝に対し、
100年以上の歴史があることなどで、
箱根駅伝が人気も注目度も高いのはいたし方ない。


そう考えると、箱根駅伝から学ぶ成功ポイントは、

* 多くの人に見てもらえる(知ってもらえる)タイミングで優位に立った
* 継続することで歴史をつくった

だろうか。

長く見る機会が増えると愛着も湧く。
無難に常連校を応援したくなる日本人的な保守思考が働く。


目下、全国の大学が出場している日本大学駅伝もトップ集団は、
関東勢ばかりだ。
応援され、注目されると強くもなる。

知名度を上げるって大事なことだなと思った。

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