見出し画像

読書感想文『最高のコーチは、教えない。』

もっと評価、注目されていい良本ではないだろうか。

ともかく、投手としての吉井さんは気が荒く動物的だった印象だが、コーチとしては非常に冷静で客観的で勉強熱心なイメージに変わっている。
有望株を見事にバックアップし花咲かせてる印象。
海外経験者って、選手のモチベーションやメンタル管理に強くフォーカスする傾向があって、それが良いのかもね。
逆にいうと日本人はなんでも根性論で「とにかくやってくれる人」が大多数。
だから教える側も選手のメンタルなんてあまり気にしない。
でもそれってもう古い考えになってると、僕は思う。

抜粋しだすとキリがないが、僕が気に入った部分の一部。

結果が出ても、間違った教え方では意味がない
課題設定のポイントは、課題を解決するために必要な要素が、すべて自分でコントロールできるもので構成されていることだ。その前提条件がなく、運や天候、あるいは個人で対処できない外部要因など、予測不可能な条件が入ってくる課題を設定してはいけない。クリアできるかできないかが、その人の現在のレベルとはまったく別の問題になってしまうからだ。
自分のパフォーマンスをうまく言語化できる選手は、調子の波が小さい。調子が悪いときの状態を正確に表現できるため、迅速かつ正確に対処法のコーチングを受けることができるからである。調子が良い場合も、その状態がコーチに伝われば、その状態をさらに上げていくコーチングを受けられるのだ。
僕が思い浮かべる究極のコーチ像は、コーチングの結果、選手が何でも一人でできるようになり、はた目から見るとサボっているようにしか見えないコーチだ。最高のコーチは教えない。それが僕のコーチング哲学かもしれない。

この中でも「自分のパフォーマンスの言語化」というは非常に興味があったので、週末くらいに言語化してこのnoteに記録を残していこうかと思った。
更新のマンネリ化も防げるような気もするし。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?