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塾なし中学受験の話

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轍(わだち)とは、人生の足跡、歩んだ道のり| 塾をやめ家庭学習で中学受験をした記録
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#小5

塾に通い続ける意味とは

塾に通い続ける意味とは

塾に行き始めて半年も経つと、歪みが生じ始める。

塾で使用していたテキストは、四谷大塚の教材と塾独自のテキストやプリントだった。

四谷大塚といえば、有名な予習シリーズ。

理想は、塾に行く前に予習をして、塾で学び、その日に復習して理解することが望ましい。

しかし、うちはまったく出来ていなかった。

正確にいうとやる時間が無かったのだ。
予習はできないまま塾へ通っていた。

塾は、国語、算数、理

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文化祭での出来事で覚悟を決めた私

文化祭での出来事で覚悟を決めた私

夏休み明けに学校説明会にようやく参加した私たちは、その勢いで気になった学校へ次々と足を運んでいた。

スケジュールが可能であれば積極的に参加した方が、各学校の特色の違いが明確になったし、比較することもできた。

正直、説明会に参加する人数を見て人気のある学校が一目瞭然だった。

秋になると学校説明会に加えて文化祭も開催され始める。

土日開催の文化祭には、夫も含め親子で参加した。

当たり前なのだ

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服装は清潔感あるもので

服装は清潔感あるもので

9月の中旬、申し込みをした私立の中高一貫校の学校説明会の日が迫っていた。

(洋服って何着ていけばいいのかな?)
ふと疑問に思う。

中学受験を見据えて、小3から塾に行かせている男の子のママ友がいた。

中学受験に関しては、情報量も学校説明会の経験もかなりの先輩だ。

保護者と子ども、どんな服を着て説明会に来ているのか、彼女に聞いてみた。

「スーツの人もいるけど、きれい目な恰好なら浮かないと思う

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習いごとの一つのような塾生活

習いごとの一つのような塾生活

塾生活の始まり塾の春期講習は、春休みも終わる3月28日から
一週間で終わった。

小学校の春休みは学年も変わるし、
夏休みのような宿題も無く、
プールのような活動も何もない。

塾をスタートするには、時間的に余裕がある時期だったと思う。

友達と一緒に学校へ行く感覚、そんな感じを娘は持っていたようだ。
春休みに塾をスタートし、楽しそうに通っていたのでやめる理由もなく、
小5になってもそのまま通塾し

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通う塾を決めてから知る「中学受験」

通う塾を決めてから知る「中学受験」

個別塾と集団塾の見学私が見る限り、娘は学校の勉強に遅れている様子は無かった。

塾に行きたいという娘に対して、
「塾に行ってまで勉強しなくていい」
なんて言う理由も、私には見つからなかった。

自分から学びたいのなら是非学んでほしい!
と思うのが、親心だ。

娘に聞くとお友達の塾は駅前にある「〇〇塾」というだけ。

塾に行かせる気持ちなど全く無かった私は、
駅前にあるというその塾を探しに行くことか

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中学受験塾に行くことになったきっかけ

中学受験塾に行くことになったきっかけ

娘が、小学4年生も終わるという春休みのことだった。

「友達が行ってる塾に行きたい」

お友達の名前を聞いて驚いた。

普段良く遊んでいる子ではなかったからだ。

同じクラスの「頭のいい子」としてよく名前があがる子だった。

その子と同じ塾に行きたいと突然言い出したのだ。

春休みが終われば小学5年生。

塾に行っている子もちらほら耳にしていた。

「学校の授業に遅れていて、遅れを取り戻すために塾

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