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《ティール組織》意思決定/助言プロセス

この記事は、弊社スタジオデルタの働き方、

または私が関わるチームでの

働き方について綴っています。

弊社ではティール組織の

概念を取り入れています。

ティール組織

https://amzn.to/3083DtF

ティール組織は内容が濃すぎるので、

分割してエッセンスを

記載させていただいております。

今回は、意思決定についてです。

ティール組織では意思決定は
助言プロセスという過程を経て決まります。

まずはティール組織で
紹介されている事例に触れつつ
下記で運用事例を書いていきたいと思います。


助言プロセスについて


<前提>

●原則として、組織内の誰が
 どんな決定を下しても構わない。


ただしその前に、
その決定によって影響を受けるすべての関係者と
その問題の専門家に助言を求めなければならない。
(CEOを含め、だれも、
 どのような判断も「承認」してはならない。)

●決定を下そうという人は、
 一つ一つの助言を全て取り入れる必要はない。

目的は全員の希望を取り入れて
内容の薄くなった妥協を図ることではない。

しかし必ず関係者に助言を求め、
その助言を真剣に検討しなければならない。

判断の内容が大きいほど
助言を求める対象者が広がり、
場合によっては、
CEOの意見も求めなければならない。

通常、意思決定者は
その問題や機会に気がついた人、
あるいはそれによって最も影響を受ける人だ。


●助言にはあらかじめ決まった形式がない。

一対一で相談することもあるし、
関係者に集まってもらって
ミーティングを開くこともある。

1つの決定で多くの人が影響受ける場合には、
助言の収集にはインターネットを使うのが
最良の方法であることが多い。


全員に発言権は与えられるが
コンセンサスは得ない

助言プロセスは、この決定で影響を受ける人
全員に情報が行き渡り、かつ発言権を与えるが、
事態の進行を妨げる権力を与えるわけではないので、
コンセンサス(全員の意見の一致)を得る必要がない

コンセンサスには
責任の所在が希薄になるという欠点がある。

多くの場合、最終判断に責任を
感じる人がいないからだ。

一方で助言プロセスでは、
意思決定の責任は
明確に1人に帰属する。意思決定者だ。

危機管理の場合において、
助言プロセスを一時的に
停止しなければならないときには、
停止の範囲と期間が定められる。

コンセンサスはグリーン組織で
重視されている価値観だ。

しかし実際には参加者全員が
めいめいに勝手なことを主張する、
集団的なエゴの嵐に陥ってしまうことが多い。

助言プロセスの場合、
誰も他の人に対する権力を持っていない。

助言プロセスはセルフマネジメントを
大規模組織が機能させるための鍵である。


助言プロセスの運用事例

例えばchatoworkや、
slackなどを利用している場合、
「助言プロセス」というスレッドなりルームを作る。

そこで、投稿例を1つ記載します。
必ずしもこの通りにする必要はありません。

▼起案の事例(投稿者が投稿する概要)
【助言プロセス 9/29 23:59まで】


①決定したいこと
例)課金メニューをすべて変更したい

②その理由
例)現在の商品ラインナップは価格破壊を起こしている状態の商品しか売れておらず、このままではサービスが著しく苦しくなる。そのため、商品設計を全面的に見直し、より付加価値の高いラインナップにすることや、ユーザーに倒してもよりよい組み合わせで納得して買っていただくものにするため

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③もたらす影響や予測(書ければかく)
例)顧客単価がいくら上がること。

ということを投稿します。
ポイントは、いつまでに決めることか
を必ず明記すること。

その意思決定や吟味に
時間がかかるものほど、
日数は長く持つ必要がある。

それでも基本的には
1日、3日、5日、7日、14日ぐらいに止める。

また、影響を強く与えそうな人、
部署に対しては to や @ でメンションを
必ずつけること。


助言プロセスが投稿されると、
そこのルームに参加する方などは、
誰しも発言権を得ることができる他、
質問などをすることができる。

いろいろな意見が出た場合は、
意思決定者が真剣に検討した上で
最終決断を行う。

ただし、その決定は組織の価値観や
組織の文化的背景に沿った形で執り行われる。

仮に起案された内容が
チームに悪影響を与えそうな場合や
揉め事に発展しそうな場合は
紛争解決プロセスを経て解決する。
(それは後日記載します)


備考

意思決定をする側も、
意思決定に助言をする側も
「こうした方がいいと思います」と言うのは
(会話が少なくて楽なのですが)
絶対にやめた方がいいでしょう。

意図や前提がわからないと、
対立が起きやすくなりますし、
その意思決定がチームの
ミッションや価値観に合っているのか
判断できないからです。

基本的には、チームや組織の
本質から一致していなければ、
助言することはありますが、
反対することはまずありません。


<ティール式の働き方、事例まとめ>

1:自主経営
https://note.com/ukyousan/n/nd284ae275e80
2:全体性
https://note.com/ukyousan/n/n9f4514532890
3:存在目的
https://note.com/ukyousan/n/n8cb89a2e2395

▼権限の分散化
https://note.com/ukyousan/n/n62297b8a958d?magazine_key=mb06a7ef8778e

▼ミーティングの方法
https://note.com/ukyousan/n/n79ec41db4fb2?magazine_key=mb06a7ef8778e


【執筆者:うきょう】
経営者・事業者向けに売上コミットをサポートする社外プロデューサー&ディレクター|PlayLife代表|売上向上講座を毎週開催|ゲームプロデューサー21年。日中台韓で50作品以上リリース、Han Game売上No1実績|Softbank〜LINE出身|代表作:チョコットランド、アトリエオンライン

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