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うきょうです。

1/22に開催させていただきました、ゲーム業界関係者5名によるオンライン座談会では数多くのご質問とご視聴をいただきました。

ありがとうございました。そこでも貴重なご質問とアドバイスなどがたくさん飛び交いましたので、そちらもご参照いただくといいかもしれません。


▼音声アーカイブはこちらです


今回は面接時の自己PRについてです。

自己PRの書き方、ならびに
自己PRの仕方について書いてみたいと思います。

結論から書いておきますと、
自己完結型の自己PRはすればするほど逆効果ということです。


●参考になる人のnote

人事のこと、面談、採用については、ねじおさんの記事を拝見されると詳しく書いているのでそちらをご参照されるといいと思います。

●ねじおさん


●いおりさん


●うきょうさん(自分w)

僕の場合はオーナー側が採用するときの視点、やり方などを書いています。つまり逆の視点になるのであわせて拝見いただけると嬉しいです。


❶自己PRでは自分をPRしてはいけない

仮に就職活動、転職活動、
あとは営業をするときにも重要な共通点ですが、
自分自身を売り込みすぎると、
高確率で失敗するということです。

どういうことでしょう?

そもそも自己PRが効果的な場合は、
お互いがある程度どういう人か(情報)を
知っている状態
の時に成り立つということです。

つまり

初対面の状態(あなたに興味がない状態)で、
急に自己PRを熱心にされたところで、
相手にとってほぼ響かないということです。

これは根性論とかではなくて、
これが真実であり、そういうものだと認識して
対策することが大事だということです。

一番やっかいなのは
伝える実力不足で間違った情報だけ
伝わって「いやいいです」って言われるケースです。

例をあげます。


❷お店で店員がいきなり売り込む事例

たとえばあなたが冬用コートが欲しいと思って
ある洋服店に入ったとします。

店内をみていたら店員がすかさずよってきて
「何かお探しですか?」と聞いてきます。

「いや、ちょっとみてるだけなんで・・・」と
あなたはそっけなく答えます。

そうするとすかさず店員は
欲しくもないアイテムの紹介をあれやこれやと始めます。

「このアイテム、今入ってきたばかりなんですよ」だの、

「この商品は何々のブランドでここがこうで〜」という

商品説明をひたすら始める。


買わないですよね?

そりゃそうなります。

だって、その店員は、
あなたが欲しいものを知りませんし、
あなたも「私は何が欲しいんです」
具体的に伝えていないからです。

そりゃ会話が成立しません。

そんな状態で、店員があなたに対して
やれ新商品だの。
あなたに似合うだの。
今年は黒がトレンドだのと言っても
あなたはまったく響かないわけです。

でもこれ、意外と
新卒の就職活動、
転職活動の現場、
ビジネスの営業の場、

実際に起きているミスマッチの事例です。

簡単にいうと
「出会った頃から好きでした、結婚しよう」
ぐらい唐突なことなんですよね。

だから本来はまず相手が何を求めているのか、
どういう人材を欲しているのかという情報を
リサーチした状態で挑むことが重要です。

できればその場で軽く話をしながら、
ニーズを感じ取れれば最高ですが、
むずかしければ最低限事前リサーチして
仮説を立てて挑むことです。


❷黄金フレームワークを活用しよう

困った時はこのフレームワークです。

誰に

何を

どのように。

仮に就職したい方を対象にして事例を書いてみましょう。


●誰に

あなたはどの会社の誰に向けて、自分が持っているリソース(資源)や労働力を提供しようとしているのか。そのターゲットを見定める必要があります。

・書類を提出する先はどこですか?

・誰が見れば興味を持ってくれると思いますか?

・その会社なりプロジェクトリーダーは
 何で困っていそうですか?  

・なぜ人材を必要としているのでしょうか?
 即戦力でしょうか? 将来を見据えた若手でしょうか?
 それとも幹部候補でしょうか?

徹底的に調べて自分なりの仮説を立ててみましょう。


●何を

相手が知りたいのは、あなたの自己紹介ではありません。

「相手が欲しい解決策(不安や悩み)に対して、あなたの提供するものがマッチングするかどうか? お金を出して買ってもいいと思えるか」という点です。

寿司が食べたいというお客さんに対して、ピザをデリバリーする人はいないでしょう。

あなたがすることは
・相手が本当に欲しいと思えるものを知ること
 または、解決したい悩みを把握すること。
・それに対して解決策などを提案すること。

 自分が持っているリソースや
 人生の経験値による解決策、アイディア、考えです。

例)
私ならば過去こういう経験をしてきて、こういうことを経験(解決)してきました。御社の解決したい悩みに対してアプローチできるエピソードはこれこれこんな感じです〜。

というような感じで、エピソードトークを交えながら自分の経験値や強みを織り交ぜていけるといいのではないかと思います。

業界未経験だったとしても、培ってきたこと。過去熱心に取り組んだエピソードを交えながら、どういう意図を持って取り組んできたのか。解決してきたか、どういうことを達成したのかというトークをしつつ、相手が抱えている悩みや欲しいものに寄せていけると超ベターです。


●どのように(結果)

誰に対して何を提供すれば結果、
あなたはこうなりますよ!というのが、
この誰に、何を、どのようにの
フレームワークになります。


つまり就活、営業においては
相手にとって欲しいと思っていること以外の情報は不要ですし、

仮に何かを購入、
決定する時のメリットが想像できない限り、
選択しようと成立しづらいということですね。

たとえ自己PRであったとしても、
必ず相手にとってメリットになるような情報や
相手側の社風や価値観に沿った
エピソードを交えて
伝える工夫をされるといいと思います。


●まとめ

何かを伝える時、あなたのエピソードや行動履歴に一貫性やコンセプトを通すとより説得性を高められます。

それ以外で注意すべきは下記の要素です。

・自己紹介にはゴールがある。あなたの目的は?
 目的は採用、決定、興味付け。
 ゴールがない長い自己紹介は不要。
・自分を知ってもらうことよりも、
 相手が欲しい、知りたい情報を提供する
・ベネフィットを提供するエピソードを話す
 ●●を△△にするために××をしています。
 (こういうことができます) 
・実績があるならば実績を添える
 相手側に不要な実績なら語らなくてもいい。
 ただし自分の特化した強みや相手にとって
 興味ポイントになることが話せる場合は
 事例と共にストーリーで話をするといい。
 「〇〇しました」だけだと響かない。
・将来設計を語る
 どんな未来を描いているのかを語る。
 そのために今やっていることを話し、
 相手側にとってもメリットになる点を話す。

オススメの記事

◆【ゲーム業界 】やっておくといいこと一覧
https://note.com/ukyousan/n/nd9b4be2edb93

◆「話し方が下手=成果が出ない」にはならない
https://note.com/ukyousan/n/n01fff5304468



【執筆者:うきょう】
ゲームプロデューサー&マーケティングコンサルタント。

経営者・事業者、プレイングオーナー向けに売上コミットをサポートする社外プロデューサー&ディレクター|PlayLife代表|売上UP講座を毎週開催中|ゲームプロデューサー21年。日中台韓で50作品以上リリース、Han Game売上No1実績|Softbank〜LINE出身|代表作:チョコットランド、アトリエオンライン
PR&マーケティング実績:2019年、2020年 クライアントの教育サービスにて e-larning Award 2年連続受賞
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