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共創によるモノづくりの新たな可能性③

どうも、ウクモリ ヒロオです。

長かった浜松のイベントレポートも、今日が最後となります。2日間のイベントを振り返ると、我ながらとても濃厚なイベントを打ち出せ、参加者の結び付きが強固なものになりそうな・・・そんな予感がしています。というか、すでに動き出し始めていたり( 笑 )

天竜二俣の転車場

今日は、2日目に天竜二俣で行われたイベントを振り返ります。午前中は、天竜二俣エリアを象徴する場所を視察。まず訪れたのは、エヴァンゲリオンの劇場版最終作で登場した、第三村のモデルとなった天竜二俣駅の転車場周辺のツアー。そして、本田宗一郎ものづくり伝承館。ここは言わずと知れた、本田宗一郎生誕の地。私はアテンド役だったため、詳細を語ることがあまり出来ませんが、参加された皆さんはものづくりの起源が見られたようで、かなり刺激を受けていたようです。

ジミートさん特製弁当

刺激という意味では、昼食は前日のピッチで活躍していただいた、ジビエ工房ジミートさんの特製弁当を準備。鹿肉を使ったおにぎりを食べていただき、鳥獣対策を自分事にしながら、貢献もしてもらう・・・そんな仕掛けを準備しました。

(左から)栗原さん、髙林さん、渡邉さん、中谷さん

午後はトークイベントを開催し、どちらかといえば天竜エリアの社会課題解決に対する取り組みを、製造業の方が自分事にしていく・・・そんなシチュエーションを用意しました。

まずは栗原さん(栗原精機会長、町工場プロダクツ代表)が、町工場プロダクツについて語った後、天竜二俣のクローバー通り商店街の復興に尽力されている、山ノ舎の中谷さんに登壇いただきました。

自分が暮らしていた地元が、帰郷のたびに荒廃していく状況を何とか変えたいと立ち上がった中谷さん。ゼロイチ作りという点や、地の利を活かした町づくりのモデル創出を通じ、魅力的な商店街へと進化させていったという点は、同じようにゼロイチ創出に苦慮する、町工場プロダクツの参加者の心に深く刺さりました。おそらく多くの参加者が、なぜ私が天竜エリアをイベントの場にしたか、中谷さんの話しを聞き、その理由を理解していただいたのではないかと思います。

続いて、お弁当を用意していただいた、ジミートの髙林さんが登壇。鹿の問題だけでなく、竹害につながるソリューションも提示していただき、社会課題に対する視点のあり方を学べました。同時に、今まで製造業の方々にとっては無縁だと思われていた領域が、実は機会創出に繋がる可能性があることが、明確に示せたのではないかと感じています。

2日間のイベントの最後は、クロストーク。「まちづくりとものづくりの融合」と題して、先述の栗原さん、中谷さん、髙林さん、そして浜松いわた信用金庫の
渡邉さんに登壇いただきました。

天竜二俣で取り組みに対し、栗原さんが「全く視野に入っていなかった領域だった」と語り、融合の可能性についても有りうるのではないかとの見解を示していただきました。中谷さんからも、製造業の方々との共創の可能性はありそうなので、今回のような機会を何度か繰り返した方が良いのではないかとのポジティブな意見もいただけました。

FUSE(浜松の企業支援施設、浜松いわた信用金庫が運営)の渡邉さんも、天竜二俣にフォーカスを当てたことにより、こういった市内の地域間でのフィールドワークをする意義が感じとれた、そんな意味合いのコメントもあり、私としては意見の一つ一つに対し、とても嬉しくなりました。

後半は参加者の皆さんから意見を募りましたが、多くの皆さんが課題の在り方について、考え方をもう少し広く持ちたいと仰られていて、登壇者だけでなく、参加者の皆さんも何かしら一歩踏み出さないといけないとの思いに駆られたようです。

終了後の交流タイムも、何かしら新たな動きが出来ないか・・・そんな話題で盛り上がっていました。あれから1週間、実はすでに新たな動きが出始めていて、その多くは共存共栄を視野に動いているようです。

帰りにクローバー商店街の中心にある「きころ」という地域貢献型の物産センターで、髙林さんが手掛けている竹アイスを購入。食べられるレベルにパウダー化された竹は、高林さんのお父さんが開発した粉砕装置で作られています。

帰路の途中、一緒だった方々とはこれから何が出来るかを語らいながら、様々な具体的なアイデアを思い浮かべていました。おそらく、かなり早いタイミングで次の動きが見えてくるのかな・・・そして、自分自身も新たな動きを生み出そう、そんなことを考えながら怒涛の2日間を振り返っています。

ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた関係者の皆様、そしてご参加いただいた皆様、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!


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