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ガラスのバネの動画が再びバズり始めた、ちょっと気になる理由

どうも、ウクモリ ヒロオです。

先月後半あたりから、今年の夏前にⅩで投稿した動画が再びバズり始めました。少し補足しておくと、バズった動画とは、東京大学生産技術研究所の一般公開時に試作棟という場所で撮影した、ガラスバネを作っている職員の方を撮影したものです。夏ごろにnoteでも取り上げ、多くの方々にお読みいただきました。

私がアップしたガラスのバネに関する動画は、のちにアップしたガラスバネ自体を映した動画など、合計で約110万回ほど再生されています。それだけでも驚く状況だったのですが、ここ最近再びバズり始め、なぜだかがとても気になりました。

たまたま、知り合いの方がⅩのツイートに返信をくれ、驚くべき理由が分かりました。なんと、私の動画はTOGETTERで投稿された「東大の実験器具を作る唯一のガラス職人さんが定年の時期になり、代替できる人が居なくなってしまった」という記事で、取り上げられていたんです。

理由が分かったと同時に、私が知っているガラス職人さんが定年を迎えること、そして代わりの方がいない・・・そんな状況にも、あらゆる意味で驚きました。一般公開は何度も訪れていますが、言われてみれば試作棟のガラス工房では、この方しか観たことがありませんでした。

一朝一夕で身に付く技術ではないため、この方がいなくなったら、ガラス工房はどうなってしまうのだろう・・・気になって仕方がありません。単に後継者を育てられなかった・・・という問題ではなく、そもそも技術承継に焦点が当たっていなかったことが不思議でたまりません。というのも、各大学のガラス工房はどこも人材不足だとの意見もあったからです。モノづくりが・・・と言っている国にしては、あまりにもお粗末すぎる状況だと感じざるを得ません。

そんな状況を知ってしまったため、自分が何が出来るのかを考えてみました。今の時点では、旧知の某ガラスメーカーの経営者に情報をシェアしてみました。TOGETTERの投稿を読む限り、工房の職人さんになるためには国家資格が必要なため、ハードルは高そうです。ただ、もしかしたら何かお役に立つおつなぎが出来るかもしれないので、行動しないよりは良いだろうと考えました。

もし、知り合いの経営者が興味があるといえば、扉が開くかどうかは分かりませんが、ルートがない訳ではないので東京大学にアプローチしてみたいとも思っています。モノづくりの文化って、こういう部分が肝だったりするので、絶やさない方が良いと強く感じています。だからこそ、無視出来ないなぁ・・・と。

来年も東京大学生産技術研究所の一般公開が開催されるのであれば、見学しようと思っています。その時に、あのガラス工房での奇跡の瞬間に立ち会えるかどうか・・・何とかならないかなと思っています。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!



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