涙涙のラーメン記念日
何だか毎日毎日 楽しそうですねって言われる
御意 保育園児の冒険気分だから…
ギランバレー
回復期リハビリテーション
リハビリに出かけた
久々に親方様が 施術してくれるとのこと
残念ながら 親方様は
森のテラスはお嫌いで
漏れなく取り調べ室(言語聴覚室)
昼前だったので 料理の美味い若奥様セラピストに お願いする
“カツ丼 ひとつ”
取り調べが 始まる….
聞くところによると 最近 顔が 緊張萎縮しているようだが….
的確に ポイントを突いてくる
流石 親方様
どれどれ…..
“あれ なんだか 調子いいやないですか？”
きっと 緊張通り越して どないでもしてくれな まな板の鯉状態なんですわ
“あははは”と二人で笑う
話題は ラーメン….
食べたいけど 唇の力が無いから
上手く食べれない…
蕎麦は クリアしたけど….
あなたは 命懸けで ラーメン食べれますか？
そんな日は いきなりやって来る。
疲れ切った 夕刻。
夕食を作る 気力も体力も無い。
身体は 正直である。
そんな時には 激辛ベトコンラーメン
(ベストコンディションラーメンの略らしい)
“ラーメン食べに行こ”
“大丈夫け？”坊は呟く
一年ぶりくらいのラーメン屋
ラーメン屋での夕餉は 命懸け..,,
たっぷりなニンニクにスパイスに 味噌に
ベトコンラーメン
涙ダラダラ 鼻水ダラダラ 顔は真っ赤
気管に入って咳き込む
イカつい顔の おっちゃん
皆さんの視線は 感じない
敢えて 反対を向いてられる。
ラーメン食べるのは やはり超絶技巧なのである。
ここのラーメンが こんなに
美味いと 思ったのは 初めてで…
食べれた 嬉しさに
また 涙ダラダラ 鼻水ダラダラ
ゆっくりゆったりだから
麺はのびのび
当たり前が 当たり前で無くなって
明日の予定は未定なんだって
思った日々….
こんな 細やかな事が 嬉しい
まだまだ 保育園児
平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲
ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
ラーメンを食べると言う事
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