ドーン💥　雷が鳴ったら....ギャー⁉️

朝から大雨の日

猫師匠は　出してくれと騒いでいる
“猫師匠　今日は外　無理です”
“出たいんだから出してくれ”

下僕扱いの浮世雲にスリスリして来る
“無理です”
余程　出たいのか　家の中で運動会が
始まり　嫌がらせのように　あちこちに
爪を　立てる....

”無理です　猫師匠“

晩方　神妙な顔で　辺りを照らす
坊が居る
“猫　出て行った”
“こんな　大雨の日にか？ “

匂いが消える程の雨
田舎の外は暗い
”真っ黒な中　黒猫🐈‍⬛は　見えんな“と....

それぞれが　それぞれの方法で探しに
歩く
居なかったと　直ぐ帰って来るが....

常夜灯の点いた　自転車専用道も
歩いて見る
霧だった道が　ずっと続いている
不思議な光景に　ドキッっする

居ない....

戻った頃には　皆は寝ている

何処に行ったのか？
事故に遭ったのか？
......
狸を追いかけて側溝に入りこんだか
狐に化かされたか？
彼女が　出来たのか？
......

また　大雨に　なって来た
遠くで雷鳴が響く

だんだんと　近づいて来る

ドーン💥

ギャー⁉️

ギャー❓って　何？

ドアを開けると　

“下僕よ　早よ入れんか？”

開けた途端に　押し入れの奥に一直線

“猫師匠
昔から言いますやん
地震　雷　火事　下僕って”

本日も　大雨
猫師匠は　寝ている

平安な暮らしをする縄文人
浮世雲拝