見出し画像

“良く歩いた” 鮎漁師の呟き

朝目覚めれて 徒然
昨日は 良く歩いたなと 
全身筋肉痛の身体を想う

“鮎が 群れていた”と
SUPで 遊ぶ坊の呟き


群れ鮎の言葉に魅せられ
川原に出かけた。

重さ五キロの巻き網 
氷の入ったクーラーバック
シュノーケルマスク...
ウエットスーツ
そんな装備で 川を下る

この漁場は 道からアクセスが悪く
川原まで 200mほど歩かなければ
ならないから 他の鮎漁師は敬遠する

スパルタリハビリにはピッタリ

下の堰堤には お爺の鮎漁師が
いっぱい集まっていた。
皆で 深場の鮎を獲りに入るのだろう

静かに 静かに 網を巻く

鮎は居ない…

ひたすら 川上向いて 川を歩く

“誰もそんなスパルタリハビリはしません”

トレーナーのスパルタMの声が聞こえる

川の中を 一キロほど歩く
時々 川に身を沈め冷やしながら…
群れ鮎を 追いながら….


“鮎柱だ…”

鮎達が 天空に向かい 乱れ舞う
浅瀬の岩間に 舞っている

頭の中は どう 網を巻くかシュミレーション

一気に 川を走り 丸く鮎柱を
囲って行く  

網に向かって 鮎が走る

あちこちから 鮎の舞う音が 聴こえる


良い鮎だらけ….

あちこちに 鮎

鮎が見えますか?

良い鮎が いっぱい

また 網を担いで川を歩く

鮎は居ない…

上流の堰堤では
鮎中毒さんが 溜まりの鮎を追っている

水量が有れば 投網で手仕舞いも早い

水が無いから 巻き網で 川を巻き
潜って鮎を追う

とても とても 草臥れる漁である

瀬の中には 鮎は居た
大きな玉石の影に隠れるから
なかなか獲れない

早々と諦め
また 川を下って行く

毎日毎日
川に居る

空と雲と川と鮎

今は これしか出来ないから…

それにしても 良く歩いた..

今日は 回復期リハビリテーション病棟へ

全身筋肉痛…
口の機嫌は 如何なものか…

相変わらず
あいうえおの口の形を練習している


ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
良く歩いた..



また 訳わかんねー事 描いている
いつもの旦那のボヤキも聴こえる

この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?