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アンジュルム初心者が、46億年LOVEの魅力をひたすら語ってみる。

みなさん、アンジュルムという、アイドルグループをご存知でしょうか、自分は、山ちゃんと蒼井優の結婚会見で、お互いの推しのアイドルがアンジュルムだったという情報を得るまで、アンジュルムの存在を認知してなかったし、それなりに興味があった、モーニング娘。の所属する、ハロプロのグループだったとか、まして、あのスマイレージから、アンジュルムが誕生していたことも、さっぱり知ることもなかった。

そんな、アンジュルム全く知らない人間が、衝撃を受けた楽曲は、もちろん、「46億年LOVE」。おそらく、ハロプロファンも、聞いた瞬間に、いいぞこれはと、思ったに違いない。そんな楽曲の魅力を今更ながらに語ってみる。

アンジュルム版「LOVEマシーン」の魅力。

最初にこの歌の概要をサクッと。

46億年LOVE
作詞:児玉雨子、作曲:林田健司、編曲:鈴木俊介 
「タデ食う虫もLike it!」との両A面シングルで、2018年にリリースされた楽曲。

この曲を聞いて、一番最初に思い浮かんだのは、黄金期モーニング娘。の代表曲であり、アイドルソングの頂点、「LOVEマシーン」の存在に違いない。

始まりこそ、違えど、ノリノリのイントロと、なんかちょっと漂うダサさ、と謎のカッコよさ、この謎のカッコよさこそ、ハロプロアイドルの特権だと、個人的に思っているし、これこそ、まさにハロプロじゃないかと、勝手に大絶賛している。
黄金期、モーニング娘。の代表曲といえば、「恋愛レボリューション21」も忘れてはいけない。

まさに、この頃の日本をいや、地球規模で、愛と恋と地球をモーニング娘。で背負ってやるという、謎のカッコよさ、心地よい。妙に切なくなるところもいい。
そんな、要素を盛り込んだ、「46億年LOVE」には、魅力を感じるしかなかった。とにかく明るく、かわいく、LOVEを歌う。これ以上ない魅力だ。
次は楽曲の魅力をふんだんに語っていきたい。

作詞、児玉 雨子という魅力

児玉雨子、まさに現在のハロプロを、作詞という面で大きく支えている人物に違いない。アイドルの完成形、ももちこと、嗣永桃子の卒コンで披露されたカントリー・ガールズの名曲、「VIVA!!薔薇色の人生」(この曲の良さだけで1記事かけるレベルの名曲)や、つばきファクトリー「今夜だけ浮かれたかった」などなど、つんく♂節ならぬ、児玉節が炸裂している。

つんく♂さんの歌詞で打線組めるぐらい。

つんく♂節が大好きな自分からすれば、これからのハロプロの作詞面を背負っていける、とてつもない、人だと思っている。

では、早速好きな歌詞を引用していこう。

「一生守る」とすぐに誓うけど
あなたの一生って何度目?

一発目のAメロから、これである。やばくない?ヤバいでしょ、激ヤバでしょ、思わず、自分のやばい三段活用を全部使用してしまうやばさ、語彙力もぶっ飛んでしまう。一体、私(わたくし)、何度、大好きなあの子に「一生守る」と誓ったでしょうか、そして、一生守りきれたことなぞありません。
こんなインパクトのある歌詞から始まるこの曲、神曲の予感しかしません。
まさに、この歌、女性の気持ちの代弁者、つんく♂さんは、男なのに、どうして、あんなにも女心を理解してるのか、不思議だけど、児玉雨子さんはまさに、女性ならでは、視点を一撃で表現している。あー女に生まれたかった。

目が回っちゃうくらいに忙しい日々
白黒淀んだこのグレーなシティ
今朝は駅前で何人と
すれちがったかな…

この歌詞に、先程、述べた「LOVEマシーン」感が詰まっている。世相を歌詞に表す。これって、すごく重要で、一気に、歌の主人公を彼ら、彼女ら、から、僕たち、私たちにシフトすることができる。これがあるとないかじゃ、大違い。これって、自分のための歌じゃんと思わせることができるのは、ものすごく重要で、これを令和で最初に成功させたのが、Official髭男dism「Pretender」だったわけで、楽曲我主人公感大事である。

女も男もみな人類
歴史に名を残す前に
アツい電話くれなきゃ
無理 無理

そして、このサビである。強し。恋を女の子だけじゃない、男の子ももちろん主人公。ここも、「LOVEマシーン」でいう。

モーニング娘。も (Wow×4)
あんたもあたしも (Yeah×4)
みんなも社長さんも (Wow×4)
Dance! Dancin’ all of the night

の部分である。楽曲我主人公感再来である。ようは、恋において重要なのは、教科書に名を残すような、大それたことじゃなくて、ひたすらに些細な心遣いなのだ。

夢に見てた自分じゃなくても
真っ当に暮らしていく
今どき

この歌の一番のミソはこの歌詞に違いない。これこそが、児玉雨子さんが最大に伝えたい部分だと勝手に思っています。これは本当に勝手なので、ソースはございませんが、なんせ、大サビ以外で、2回歌われている部分だし、歌詞としての完成度が高すぎる。
「夢に見てた自分じゃなくても真っ当に暮らしていく」って、現代的だと思っていて、昔より、夢をはっきりと見通せる時代になったと思うの。TwitterやYou Tubeの存在も大きいし、ゴッホみたいに死んでから評価されるような時代でもないし、だからこそ、少しの才能と努力、なにより行動力で、自分の夢というのは、追いかけやすくなると感じていて。
その弊害ももちろんたくさんあって、ついつい、周りと比べてしまったり、嫉妬したり、後悔の回数の増加、膨大な選択肢な多さ、そこから、自己嫌悪に陥るようなことも多い気がする。
でも、だからこその、真っ当に暮らしていく。他人は他人、自分は自分という、そういう、精神性とポジティブさが改めて大切だと感じるわけで、だからこそ、この「今どき」というフレーズが染み渡る。
まさに現代日本の皆さまに贈る素敵な歌詞。

ラスト! ノってこう
結局はラブでしょ
地球回る 宇宙もDance Dance
ノってこう
大きなラブでしょ
愛は超える 46億年

そして、このラスト。いわゆる大サビの部分。 
曲としての作りがものすごくいい。なんせ、サビの後に、もう一度サビが来るから。アドレナリンと赤血球が活性化するのが、よくわかる。意味がわからないという人は、とりあえず聞くべき。ここまで読んであえてまだ聞いてない人は、この歌の素晴らしさを、早速体験してほしい。やばい、ヤバい、激ヤバだ。になるに違いない。

アイドルは探すものじゃなくて、向こうからやってくるものだから

最後に、日本のバラエティー番組で紹介された、ノルウェーのももちオタクの名言で締めくくりたい。
自分も、アンジュルムの存在を知って、半年以上、全く楽曲を聞く機会がなかった。無人島に住んでいるわけでもないのに、どちらかというと、モーニング娘。を再び追いかけるのに、必死で、あえて手を出してこなかったのかもしれない。未だに、メンバーで認知できているのは、船木結ちゃんぐらいで、誰が人気者なのか、どの子がスキルメンなのか、歌メンなのかもわかっちゃいない。
ただ、突然と、彼女たちは、You Tubeを見ているときに現れ、強烈な一撃をかましてくれた。自分はアンジュルム初心者のため、もっと彼女たちの魅力が伝わる楽曲もあるだろうし、まさに、初心者チョイスの楽曲に違いない。
だからこそ、アンジュルムを知らない人に、この名言を贈りたいのだ。
「アイドルは探すものじゃなくて、向こうからやってくるものだから」
もし、誰か、一人でもいいので、この歌を聞いて、アンジュルムがいい。と思った人は、ぜひとも、沼の深いハロプロアイドルに染まってもらいたい次第だ。


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