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シン熊谷🐻熊吉
2024年5月8日 11:13
1981(昭和56)年の今日、日本の松の緑を守る会が初会合を開いたとかで、今日は「松の日」だそうな。 『論語』に松の字が出てくるのは、子罕篇29章目しかない。 先生は言われた。「寒い季節になってはじめつあ、松や柏(はく)がしぼまないことがわかる」。 常緑樹の松や柏が、厳冬期にその強靭さがわかるように、人間も危機や逆境になってはじめて本質がわかるというのである。 この言葉がもとになり
2024年5月7日 11:32
一昨日は「立夏」。つまり、まだ日中肌寒い日があっても、暦の上ではもう夏って事になる。 ところで、熊吉の愛読している「中国名詩鑑賞辞典」には、夏の詩がほとんど無い😅。春はかなりあるし、秋や冬の詩も、割りとあるのに、夏の詩は少ない。 もっとも、漢詩全体を見ればあるんだろうけど、パーセント的には、そんなに無いのかも。 数少ない夏の詩は、晩唐の高駢(こうべん。?〜887)の「山亭夏日(さんてい
2024年5月3日 12:03
今日は憲法記念日。なので、法律に関係ありそう?な『論語』顔淵篇のこの一章を。 「私は訴訟処理能力はほかの人とおなじだが、強いて言えば、こんな訴訟ごとをなくするようにつとめるのが、ほかの人とちがうところであろうか」というのです。 「必也」とは、いちど言い切ったあと、それを訂正するかんじで、「強いて言えば……」と前言をいささか変えるときに使われます。 八佾第三に、「君子は争う所なし」と言い切
2024年5月2日 11:27
1875(明治8)年の今日、郵便貯金事業が始まったとかで、「郵便〠貯金の日」。 『論語』子路篇から、この章を。 孔子は、不正に富を得ることは良しとしないが、まっとうにコツコツ蓄財する分には否定しなかったようだ。 熊吉の預金残高は寂しい額である😂。 見出し画像は、ぽすくまと今どきちょっと懐かしい縦形ボスト貯金箱😄。 🐻
2024年4月29日 11:08
今日は4/29で「羊肉🐑の日」だそうな。 それで、『論語』八佾篇の子貢が生贄の羊🐑を供える告朔の儀式を廃止しようとした章を記事ネタにしようとしたんだけど、去年と一昨日の8/29(焼肉の日)にやってたので、違うネタを探した😅。 で、郷党篇の18章目にした。 (孔子は)君主から腥(なまぐさ。生の肉)をいただくと、必ずこれを煮て祖先の廟にお供えした。 自分で食べる前に、まずお供え。
2024年4月25日 11:38
今年、新社会人となった人にとって、今日が初任給の日😃💕。 そこで『論語』衛霊公篇からこの一章を。 孔子言う、君(主君)に仕えては、自分の職務を重んじてその仕事に精励し、食禄待遇などは後回しにすべきだ。(『論語』明治書院 新釈漢文大系1) 現在では、特に一人暮らしの新社会人だと、家賃や光熱費、食費など、すぐに現金が必要な為、後回しには出来ないだろうけど、そういう心掛けで仕事をしなさい
2024年4月23日 10:17
何でも、今日は「子ども読書の日」だそうな。 其そこで『論語』為政篇4章目の一部を。 先生は言われた。「私は十五歳になった時、学問をしようと決心した。」 孔子の時代は書物は木簡。子路は木簡をダンベル代わりに😁。子路が十五歳の時分は、何してたんだろね?😄 🐻
2024年4月21日 11:11
今日は4/21。早いもので、もう4月も下旬。再来週の今日は、立夏。暦上は夏である(まだ初夏だけど)! 桜🌸の時季も終わり、晩春という時季になった。そんな頃にふさわしい詩である。 久しぶりに『中国名詩鑑賞辞典』から、清代の呉錫麒という人の詩を。 春を送る二首 呉錫麒 赤い落花と白い飛絮(ひじょ)とが、もやの立ちこめている水面いっぱいに浮かんでたゆとうている。 九十
2024年4月19日 11:12
馬術は長い間、武術の一つとされていたので、乗馬を認められているのは、武士に限られていた。 しかし、明治政府になり、庶民にも1871(明治4)年のこの日、乗馬🐎が許可された。 なので、今日は『論語』から馬🐎に関する話。 憲問篇31章目。 先生は言われた。「驥(き。駿馬のこと)は走る力が称賛されるのではなく、その品格が称賛されるのだ。」 馬🐎の品格や徳って何だ?!という気がしな
2024年4月16日 11:12
先週の土曜日、図書館で『漢詩日暦』という本を借りた。閏月の2/29を除く365日に合う詩を、目加田誠氏が編集、著した一冊だ。 今日、4/16の詩は、北宋の詩人、蘇軾の「海棠」である。 海棠 春風そよぎ、あたりはほのあかるく、 夜霧は一面にたれこめ、月影は廊下をめぐる。 ただ、夜がふけると、花も眠ってしまうのを恐れて、 たかだかと、銀燭をともして、その紅の花の装いを照ら
2024年4月15日 11:24
今日は4/15で「よい子の日」なんだとか😄。 そこで、『論語』雍也篇7章目を。 子曰く、回や其の心 三月仁に違わず。其の余は則ち日月に至るのみ。(先生は言われた。「顔回はその心を、三ヶ月も仁からそらさない。他の者は、せいぜい一日か一ヶ月、仁の境地に至るだけだ。」) 下のコマはジョークだが、訳は『完訳 論語』(井波律子)から。 通説は、その通りらしいが、別の説に「其の余」を仁以外の徳
2024年4月12日 11:11
1842年の今日、日本で初めてパン🍞のようなものが作られたとかで、「パン🍞の記念日」だそうな。もっとも、砲術家が作ったらしいので、乾パンのようなモノだったようだ。 パン🍞に関係あるか、苦しいが😅、『論語』郷党篇7章目の一部を。 醤(ソース)が合わなければ、食べなかった。 あと、この章の他の部分は「色の悪いものや、臭いのするものは食べなかった」だの、「市販の肉や酒は買わなかった
2024年4月10日 11:15
今日は4/10で、ヨット⛵の日。 なので、『論語』公冶長篇7章目を。 先生は言われた。「(私の理想とする)道は行われない。いっそイカダに乗って海を渡ろうか。(その時)私について来るのは由(子路)だろうか。」子路はこれを聞いて喜んだ。先生は言われた。「由よ、お前は私以上に勇敢なことが好きだ。だが、(イカダを作る)材木はどこから調達するのかね」。 子路ほどではないが、孔子も勇敢なことが好き
2024年4月8日 17:09
昨日の記事の最後らへんで、学者について少し触れたので、今回は『論語』憲問篇にある、学者について孔子が述べた章から。 先生は言われた。「昔の学者は自分のために勉強し、今の学者は人に名を知られるために勉強する。」 孔子の生きた約2500年前からすでに、こんな「今どきのヤツは…」的発言があったとは😄。 子張は、姓がせん(瑞の右側に頁)孫、名が師、字が子張。孔子より48歳若い弟子。 下