京都タラレバおじさん

招集された選手のほとんどが海外で活躍する選手で、強豪国にも勝利を収めるなど、メンバー的にも、チームの勢いとしても過去最高と言っても過言ではない状態で迎えた、アジアカップも、準々決勝で敗れるといった結果で、多くのサッカーファンは落胆したことと思います。

私もそのうちの1人で、普通に優勝するやろうなと思っていましたし、負けるにしても早すぎるかなと思いました。

グループリーグも2勝1敗と満足のできる結果ではなかったかと思いますが、アジアのレベルも上がっていたり、中東特有の気候もあって苦しみながらも決勝トーナメント進出という最低限の結果は出していたと思います。

そんな試合が続くと、スタメンや交代させる選手などの選手起用に対する意見や、戦術や戦い方に関する国民の声がネットなんかには頻繁に現れるようになりました。

今更ですけど、それに私も参戦させてもらうと、準々決勝のイラン戦は、先制点こそとったものの、そこから勢いに乗ることがなく、イランは失点はある程度想定して戦っていたような気がしました。

なので、失点後も慌てることなくプレーしているように感じました。

前半は久保選手と、前田選手が目立っていた気がしていて、特に2人の守備での貢献度の高さは明らかだったと思います。

そのため、同点に追いつかれてからの、この2選手の交代は、んーどうかな？ってなりました。

あと、交代で言うと、逆転のきっかけになったPKを与えてしまった板倉選手も、前半から、普段ならありえないようなミスが目立っており、どこかのタイミングで代えてあげてもいいんじゃないかなと思いました。

前田選手と、久保選手を残してい「たら」、

板倉選手を早めに交代させてい「れば」、

とかはどうしても考えてしまいます。

サッカーは他のスポーツに比べて自由度の高いスポーツで、国が代われば評価される選手が異なったり、チームが代われば良いとされるプレーが違ったり、みたいなことがよくあるスポーツです。

なのでチームが目指すサッカーもあれば、選手個人の哲学的なところもあると思います。

前田選手と久保選手の交代にしても、

伊東選手や前田選手、三笘選手のような縦への推進力のある選手と、久保選手や、南野選手、堂安選手のようなボールを保持できる選手を組み合わせて、

左右にアンバランスな状態を作って、それでバランスを取っていたようにも思います。

なので、いくら前半調子よかったとしても、攻撃の部分で違いは出せていなかったようにも思えるので、攻撃面での変化っていう交代の思惑ってのもあるかなとも思います。

板倉選手の交代も、貴重な選手交代の枠をセンターバックで使うのは勿体無いですし、延長のことも考えないといけないですし、連戦の疲れなどから負傷する選手が出てくる可能性も高いことも考慮すると、なかなか交代に踏み出せないかなと思います。

イエローカードもらってもいたので、そこは交代でもよかったかなとも思いますが、点も取らないといけない場面で守備選手を交代させると、ピッチの中の選手へのメッセージ的にもまとまりがなくなる恐れもあるので二の足を踏むかなとも思います。

みたいなことって、選手はじめスタッフの人らは、もう考えてると思うんですよね。

あの人らプロなんで。それが仕事なんで。

1日中サッカーのこと考えてると思います。選手やったら自分のプレーのこと、身体のこと、所属チームのこと、代表チームのこと、四六時中考えてると思います。

チームのスタッフも、招集してる選手のこと、招集してないけど過去に招集した選手、今後招集するかもしれない選手の映像とかで情報収集してると思いますし、戦術とか対戦相手の分析、それをどうトレーニングに落とし込むかまで考えてると思うんですよね。

なので、我々レベルの人間が割って入れる話では本来ないはずなんですよね。

例えばマラソンの選手がオリンピックではないレースを目指すって決断されて、それに対してはあんまり否定的な意見は私が見る限りそんなになかったのですが、毎日何十キロも走って色々考えてる人がオリンピック目指さないって言ったら、何かしらの思いとか考えとかがあると思うんですよね。

卓球でも個人戦でのオリンピック出場が厳しくなった選手が、団体では出ないみたいにいうと、

「前回は逆の立場やったやろ」とか「他の選手に失礼や」とか、ひどいものは「わがまま言うな」みたいなコメント見かけたのですが、

出たことあるからこそ、出たい気持ちが強かったからこその発言だと私は思っていて、

個人で出たい気持ちがあったけど、個人で出られないってなると、メンタル的な部分を差し引くと、他の選手へのリスペクトがあるからこそ、自分が出たかったオリンピックに力のある他の選手が出た方がいいっていう判断だと思うし、

アスリートの結果とか、判断とかに我々素人が口を挟む余地なんてないですし、

プロやったとしても本人とかその周りの人間以外は、もう見守って応援して、いい結果の時にめっちゃ喜ぶだけでいいと思うんですよね。

そんな優しい世界になってほしいです。

でもサッカーは、色々個人でも意見は出ると思うので、建設的な前向きな意見をどんどん出して、ワールドカップアジア予選は代表チームだけでなく、サッカーファンが一体になって応援したいと思います。

がんばれ日本！