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『ウェルビーイング』実現のために②〜ぼくがあなたにできること〜

『持続的ウェルビーイング』の実現➡︎「豊かな暮らし」の実践

 『持続的ウェルビーイング』の定義はこのように書かれています。

人間が心身の潜在能力を発揮し、意義を感じ、周囲の人との関係のなかでいきいきと活動している状態

『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』渡邊淳司/ドミニク・チェン ビー・エヌ・エヌ新社 2020年(p30)

これを実現をしようと取り組んでいることが、「豊かな暮らし」をしていることなのではないかと思います。

 『暮らし』とは、辞書によると「一日一日を過ごしていくこと。」とあります。

 『豊かさ』とは、辞書によると「豊富であったり裕福であったりする度合いのことを幅広く指す表現」とあります。
物質的な豊かさを挙げられることが多いですが、目に見えない精神的なものも豊かさも重要であると、ぼくは思います。

 日々の中で、潜在能力の見つけるため自己探求することやそれを見つけ発揮すること。
また、自分が意義を感じられることは何か考えてみたり、実際にそう思えそうなことに取り組んでみたりすること。
他にも、周囲の人と良好な関係を築くために行動したり、実際に良好な関係性を築けていることを実感したりすること。
これら自分が達成したいことに向けて、課題を見つけて取り組むプロセスから「豊かな暮らし」が始まっていると思います。


それらプロセスの中で、夢中になって没頭したり、喜びを感じたりと多くのポジティブな感情を得ることができます。
これらは目には見えないものですが、確実に感じているものであり、これらを豊富に得ていると考えると「豊かさ」は享受していると言えると、ぼくは思います。

『持続的ウェルビーイング』は何によって構成されているのか

 『ウェルビーイング』の要因は、大きく分けて3つのカテゴリーに分類することができます。

 その3つとは、
自己へ向けた内省的な「個人内要因」、
他者との関係である「個人間要因」、
個人を超えた「超越的要因」です。

「個人内要因」として挙げられるのは、
○ポジティブ感情
○心的状態の継続
・活力
・動機づけ
・楽観性
・情緒的安定
・心理的抵抗力・回復力
・没頭
・マインドフルネス
・フロー
○自己認知
・自己への気づき
・自尊心
・自己への思いやり
・自律性
・達成
・有能感


「個人間要因」として挙げられるのは、
○関係性
○良好な人間関係
○相手へ/からの心的表現
・感謝
○相手への心的作用
・共感
・思いやり
・利他行動
○個人間の良い関係の認知
・高揚

「超越的要因」として挙げられるのは、
○意義
○社会的責任
○精神性
○謙虚さ
○大極的視点
○非永続性の理解
○複雑性
○相対主義
○内省的弁証法的思考

引用文献
『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』渡邊淳司/ドミニク・チェン ビー・エヌ・エヌ新社 2020年
(p36 図を参照)

 この中でも、ぼくは「個人内要因」の自己認知が重要だと考えます。

この自己認知があることで、得意なことや好きなことなどを知ることができるので、人の手助けすることも可能となり、ポジティブな感情を得やすくなるだろうと思います。

反対に、自分が苦手とするものや好ましくないものも知る機会となり、それらは人に助けを求めたり、教えてもらったりと、お互いの得手不得手を補うことで助け合い良好な人間関係を築くことができると思います。

ぼくがあなたにできること

 端的に言うと、「自己認知」の手助けです。

 まずは、①あなたの対話相手としてセッションの場にいることです。
単純に人と話しをしていると、自分の話す言葉から自分の考えていることに気がつくことがあります。
それをセッションの中で、得てもらえるといいなと思っています。

 次に、②「からだ」を整えて気づきを得やすい状態にすることです。
「からだ」は様々なことを感じている器官であります。

感じる器官である「からだ」が、不調や慢性的な痛みがあるとイライラを強く感じてしまったり、無気力になってしまうなど負のスパイラルに陥りがちになります。
その負のスパイラルから脱却するためにも、からだを整えて快適な状態へと導き、様々な気づきを得てもらいたいと考えています。

 さらにもう一つは、③気づきを得やすい状態を自分自身で維持できるようにセルフケアを知ってもらうことです。
負のスパイラルに陥らないようにするためにも、快適な状態を維持するためにも、ご自身で体を整える方法を知っておくことは重要だと考えています。
その方法を毎回ちょっとずつ知ってもらえらたら良いと思っています。

①あなたの対話相手としてセッションの場にいること
②「からだ」を整えて気づきを得やすい状態にすること
③気づきを得やすい状態を自分自身で維持できるようにセルフケアを知ってもらうこと


 以上3つのことを「自己認知」の手助けとして、セッションの中で提供できると思っています。

 最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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