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【3】「ご近所の氏神さま」のマーケットについて

日本のアプリ市場について

日本は、ご存じの通り少子高齢化で中高年層の人口比率が高い国家です。
しかし、世間一般のマーケティング理論は、若い人口が増加し成長するグローバル市場を前提とした海外発の理論で、日本の実状に即した理論になっていません。
にも関わらず、未だに若い世代へバズらせようとするマーケティング戦略が主流で、今も盛んに行われています。
特に分かりやすいのがアプリ市場で、日々あれだけの数のアプリがリリースされていながら、未だに明確に中高年ターゲットのアプリサービスは皆無です。
このように、日本では人口の過半数のターゲットをずっと見過ごし続けてしまっていると言えます。

しかし、日本にはまだそれなりの人口があり、都市部に限って言えば若者の比率も高いので従来のマーケティング理論はまだ通用するように見えます。
そのため、都市部に限ってはグローバルマーケットと同じようにUberEatsや電動スクーターなどの革新的なサービスも通用しますが、いざ全国へ展開となると、ローカルエリアのマーケットでは中高年層の比率が高いので全く浸透しません。
反対に、LINEやYoutube、ポケモンGoなどのように中高年層にも浸透すれば、都市部だけで無く日本全土で安定した市場を獲得できるようになります。

アプリサービスの中でもSNSは特に大きな市場を形成していますが、すでにさまざまなサービスが乱立し飽和状態にあります。
しかし、この大きな市場においても中高年ターゲットはほとんど手付かずの状態です。

主なSNSアプリサービスの世代分布

今や中高年層にもスマートフォンは十分普及し、ある程度のリテラシーもあるにも関わらず、中高年層にはLINEくらいしかコミュニケーションツールがありません。
若い世代にあれだけ支持されているSNSですが、中高年層にはSNSによるコミュニケーションニーズは無いのでしょうか?
趣味や経験が豊富でアクティブな中高年層は若者以上にコミュニケーションニーズは高いはずで、相当なニーズが潜在していると思います。

「ご近所の氏神さま」は、ご近所に向けて、匿名で、対面のストレスなく気軽に参加できるので、SNSに不慣れな中高年の方でも安心して利用いただけます。

7兆円市場の大きな未開拓ターゲット

日本の広告市場というのは約7兆円とも言われる巨大な市場ですが、こうした広告を利用できるのは、国内企業のたった0.3%の大企業と、資金に余裕のある数%の中規模企業だけで、国内企業の9割以上もの中・小規模事業者がこの広告市場において未開拓のまま見落とされ続けています。

さらに、約1,000万人とも言われるフリーランスや、各地域の自治会や町会組織などの広告需要を含めると、潜在している市場規模は相当なものになると思います。

広告手段の乏しいローカルエリアマーケット

しかし、ローカルエリアにおいては、広告の必要性が高いにも関わらず有効な広告手段がありません。
実際に、このアプリを三重県でテストリリースをした際に利用した各種広告媒体の実績を例に説明すると、ローカルエリアの広告手段の乏しさが分かると思います。

ローカルエリアの広告メディアの広告効果(リーチ率)はどの媒体もこのように一様に低く、コストも割高です。
(ちなみにこの結果は、広告内容が不味かったからと言う訳では無く、それなりのコストをかけ、トライアンドエラーの末、むしろ良い結果が出てのこの値です)
これでは、ローカルエリアの小規模事業者が高いコストをかけて広告を利用する事はかなり難しいと思いますし、実際、ローカルエリアでは広告に対する期待や信頼はほとんどありません。

ローカルエリアに潜在する未開拓広告マーケット

ローカルエリアには広告したくても有効な手段が無く、多くの広告ニーズが埋没していると思います。
現在の各種広告メディアの効果範囲は広域で、かつコストも高いものばかりで、小規模な商圏のリーズナブルな広告メディアがありません。
ご近所コミュニケーションが希薄な現代で、いくら良い商品ややサービスを提供していても知られなければ存在しないのと同じになってしまいます。
もし、広告コストがリーズナブルで狭域にも展開できる広告メディアがあったら、これまでの広告市場を上回る需要を開拓できる可能性が十分にあると思います。

「ご近所の氏神さま」は、8万社のご近所コミュニティを創出することで、8万社の広告エリアを確立させます。
すぐ近くのユーザーから、広い範囲のユーザーまで幅広く効果的にリーチできる、リーズナブルな広告サービスを提供します。

「ご近所の氏神さま」が開拓する広告市場規模

ローカルエリアの狭域への広告ニーズは、小規模事業者に限らず、大・中規模企業にもあるはずです。
現時点ではそうした狭域への有効な広告サービスは存在しないので、潜在する未開拓の大きな市場を独占的に開拓できます。

この巨大な潜在マーケットの収益を持続的に分配することで、民間事業による「富の再分配」を目指します。
「ご近所の氏神さま」は、「ご近所」という見落とされたマーケットを、SNSと広告モデルというやり尽くされたビジネスモデルによって、新たな市場の開拓を目指すとともに、誰もが取り残されることの無い資本主義システムの構築を目指しています。


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