イシヅカサトシ

旅好きな鍼灸師。2018年は中米ニカラグアで鍼灸を教えたり施術したりしてました。今はフ…

イシヅカサトシ

旅好きな鍼灸師。2018年は中米ニカラグアで鍼灸を教えたり施術したりしてました。今はフリーで活動。

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プロフィール

横浜市生まれ。B型。横浜市立大学物理学科卒業。SE、海外一人旅を経て東洋医学の道へ。 2012年 鍼灸整骨院にて治療家として勤務を開始 2015年 長野県小谷村にて整骨院開業 2019年 中米ニカラグアの東洋医学大学(UMO)にて講師を務めつつ付属の病院にて鍼灸治療に従事 2021年 出張専門鍼灸師として活動中 骨折・脱臼などの外傷治療は100件以上、筋・内臓の不調の治療は1000件以上の経験有り。 <資格・肩書き> 柔道整復師(国家資格) 鍼灸師(国家資格) 薬膳指導

    • サルサの話

      友人に誘われてサルサに行ってきた。 実はこれまでもなんどか誘われていたけど確実に苦手な分野だと分かっているので断ってきたが、一度くらいは行ってみないとということで思い切って行ってみました。 そもそもどんなことろで踊るのか全く想像できない。バブルの時代にテレビで見たジュリアナ東京みたいな所か?クラブってたまに聞くけどドラマに出てくる金髪タトゥーの兄ちゃんがうろうろしている所か?などと不安になりつつ到着すると、やや照明がくらい小洒落たレストランだった。 音楽の音量も普通だし、お客

      • 温泉の話 その2

        ニカラグアに来て二度目の温泉に行ってきました。 今回は前回の温泉よりももう少し足を伸ばしてバスを乗り継いで2時間かかる場所にある温泉です。 その温泉施設の前でバスを下ろさせてもらうと、何もないところにポツンと看板があり、ゲートをくぐり5分ほど歩いていくとようやく受付があり人がいました。 60コルドバ(約200円)払い中へ。中はバーのようになっていてなかなか賑わっていました。 前回の温泉は年齢層と高く、療養施設感が高かったですが、今回はエンターテイメント感が強めのようです

        • 海外スーパーのルール

          アメリカのスーパーではあたり前の「会計前に商品を食べていいルール」がニカラグアにもあります。 冷凍庫からアイスをとってその場で食べたりジュースを棚からとってその場で飲んだり。 で、空の袋とかパックをレジに通して会計。 最初見たときはかなりびっくりしたけれど、慣れてくるとこれが便利なんですよね。喉乾いた時とか1リットルのジュースを買ってちょっと飲むとか。ちょっとした背徳感が楽しくもあり買い物に行くたびやってしまいます。 厳密に言えば支払い前は店のものだからダメ

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        • ニカラグア生活
          19本

        記事

          セマナサンタ

          イースターはスペイン語圏ではセマナサンタと呼ばれている。セマナ(=週) サンタ(=聖なる)なのでそのまま訳すと「聖なる週間」といった感じだ。 ニカラグアもカトリックの国なのでセマナサンタは一年で一番重要に祝日になるらしい。 祝日と聞いて思い出すのはクリスマスだ。ニカラグア人は爆竹が大好きで何かというと爆竹を鳴らしまくるのだ。それも充分迷惑なのだけれど、さらにひどいのは爆竹に混じって本当の銃を空に向かって打つ人が必ず現れるらしい。(一応護身用の銃の所持は認められている)

          セマナサンタ

          ジェスチャー

          ニカラグアに来てから初めて見たジェスチャーがいくつかあった。 ひとつは、食べ物とか食事を表すジェスチャー。日本だと人差し指と中指で箸を作ってごはんをかきこむような動作をする。欧米ではサンドイッチを掴んでそれを口に運ぶような動作。 ここでは、まず指を揃えて顔の前で手のひらを手前に向ける。手術前の医者のようなポーズ。そこから人差し指から小指まで揃えたまま指だけを曲げるのだ。指だけで顔を扇いでるような感じ。これが「食べる」のジェスチャー。どういう由来なのか誰もわからない。

          ジェスチャー

          ホームレスの話

          ニカラグアのホームレスはいつも5、6人でたむろして酒を飲んでいる。 夜通しで飲んでいるらしく朝になると出来上がった酔っ払いが毎日どこかしらにいるのだ。 不思議なのは毎日微妙にその場所が変わることだ。 職場へ向かう時は面倒なことにならないように彼らを避けて道を選んでいたのだが、しばらくして分かったのは彼らは2ブロック位の範囲で4箇所くらいの場所を順番に場所を変えていたのだ。 地元の人にこの話をするとおもしろいことがわかった。 彼らホームレスはこの辺りの人が順番に食べ

          ホームレスの話

          映画の話

          キャプテンマーベルを観てきました。大人1人で500円ちょっと。 飲み物とナチョス付きのチケットにすると1000円ちょっとになります。現地の人はだいたいこれを選んでるようです。 昼の3時開始で僕以外の客が6人。ちなみに前回来た時は2人でした。 吹き替えの方はもう少しお客さん入ってるみたいだけど大丈夫だろうか。 それにしても寒い。今回は上着を持ってきたののにそれでも寒かった。膝掛けも必要だと思った。 にしてもこの値段で周りを気にせず映画を観られるのはいいですね。

          馬車

          ニカラグアに着いて最初に驚いたのは空港から町の中心に向かう車の中で何度も馬車とすれ違ったことだった。 田舎のあぜ道ならまだしも首都の幹線道路を車に混じって悠々と馬車が走っているのは世界広しといえどニカラグアぐらいなのではないだろうか。 富裕層も出てきているニカラグアでは高級車もそこそこ走っている。 マナグア市内では高級車、ボロボロの市バス、馬車が混じって走っている。 このごちゃ混ぜ感がニカラグアの特徴だ。 人種に関しても、太平洋側は先住民系と白人の混血が多くスペイ

          サソリの話

          シャワーを浴びようとコックを捻ってからなんとなく視界に違和感を感じた。 コックのあたりに茶色い何かがある。 だが眼鏡を外しているためよく見えない。 顔を近づけて見てみると、そこにはサソリがいるではないか。 これはさすがにびびった。相手はサソリ。一方こちらは全裸。そして極度の近眼。 さっきコックを捻った時ちょっと触れてたかもしれないと思うとぞっとした。 だかとにかくなんとかしなければと一旦タオルを腰に巻き殺虫剤を取りに行った。 殺虫剤を噴射するとヨロヨロを動い

          歯医者

          甘いもの大好きなニカラグア人はやはり虫歯が多いのか、歯医者が異様に多い。100メートルおきぐらいに最低一件はある気がする。 今回ぼくは歯石除去のため歯医者に行ってきた。 日本の感覚だと「ここ大丈夫か…?」と思わざるを得ない趣のある手作り感満載の看板の歯医者も多いが、 今回は職場の近くで安いというところを紹介して行ってきた。 日本の歯医者クリニックだと歯石の除去は歯科衛生士さんがやってくれて最後に歯科医師がチェックするという流れだが、今回行った歯医クリニックでは歯科

          温泉の話

          ニカラグアでは高級ホテルでもない限りお湯の出るシャワーはありません。良くて後付けで取り付けるタイプの電気式温めシャワーヘッド。微妙な温度のお湯がチョロチョロ出てくるだけなので全然体が温まらないんですよね。 しかしここには温泉がある! ニカラグアは実は火山国であるため温泉大国でもあるのです。 ローカルバスに揺られ1時間、郊外の町の温泉までやってきました。観光客は皆無の隠れ家的温泉です。 40コルドバ(≒135円)払って中へ。 わずかに硫黄の匂いもしますが、雰囲気と

          アボカドの話

          何年か前にパラグアイで食べたアボカドがとても美味しかった。 濃厚な味の中にマンゴーのようなフルーティーな風味があったのだ。日本で食べるアボカドとは明らかに違う味だった。 ニカラグアでもアボカドはよく売っているので何度か買ってみたのだけどどうも味が薄いのだ。水っぽいといったほうがいいかもしれない。値段も日本とさほど変わらないので徐々にアボカドは買わなくなっていった。 ところが先日庭にアボカドの木がある人から一つ頂きそれを食べたところ、これがあのパラグアイで食べたアボ

          アボカドの話

          中央アメリカのビーチの話。

          中米と聞いても実際旅行したことある人以外は何があるのかピンとこないと思いますが、海遊目的の旅行者も結構多いのです。サーフィンやダイビング、それからウミガメの産卵観察ツアーなんてのもあります。 ニカラグアもカリブ海と太平洋の両方にビーチを持っています。 先日、太平洋側にあるニカラグアで一番有名なサンフアンデルスールという町に行ってきました。 バスで3時間ほどの距離にあり安宿もたくさんあり数日のバカンスにはちょうど良い。 ところが町にはそこそこ観光客が歩いているのに肝

          中央アメリカのビーチの話。

          ニカラグアンジョーク

          中央アメリカに位置するニカラグアに住んでいますが、こちらの生活で切り離せないのがニカラグア流のジョークです。 こっちはまだスペイン語が初級レベルで大して理解できないのにどんどんそういうのを言ってくる。 うまく返せないでスベってるのを何度も見てるはずなのにお構いなし。 もうそういう話し方が身についてるから無意識にそうなるんでしょうね。 例えばこんな感じ。 ニカ「今日帰ったら何するの?」 ぼく「今日は洗濯物が溜まってるから洗濯しないと」 ニカ「私の洗濯物はいつ洗ってく

          ニカラグアンジョーク

          マンゴーの話

          ニカラグアの路上には色々な物売りがいるがその一つにマンゴーがある。 ただし、まだ熟していない青いマンゴーに塩を酢をかけて食べるスタイルがほとんどだ。 コーラや激甘なケーキ大好きなニカラグア人なのになぜかマンゴーはこうやって食べるのだ。 ニカラグア人の友人に理由を聞いても、こういうものだから、とすっきりとした答えはなかったのだが、先日その答えがわかったような気がした。 ニカラグアではマンゴーの木は街路樹としてそこら中に生えている。 季節になると熟したマンゴー落ちてそこらじゅ

          マンゴーの話