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【4分で読める】"阪急電車"を読んで得た気づき

ウッホッホ―、たなかです。

阪急電鉄のみなさま、いつもありがとうございます。阪急電車をいつもありがたく使わせていただいています。

今回は有川浩の著書『阪急電車』を読んで学びがあったのでまとめてみました。戸田恵梨香さんや中谷美紀さん演じる映画にもなっているのでぜひ読んでいただきたいです。
たなか的視点をいっぱい交えながら共感できる部分などを説明したいと思います。

始めに言っておきますが、読んでいる前提で話を進めるので、もし読んでいない方がいれば本を読んでから記事を読むことをおすすめします。

■目次

1.やさしさが当たり前になるということ

2.価値観を合わせるのはやめる

3.素直に向き合う

4.一言まとめ


1.やさしさが当たり前になるということ

”喜んでくれるのが嬉しかった。続けているうちにそれは当たり前になっておしまいに義務になった” 引用:有川浩."阪急電車"幻冬舎文庫

普段何気ない気づかいや優しさに慣れてしまっていつか当たり前になってるときはありませんか。

読んだときハッとさせられました(笑)

嬉しいという漢字も『女』が『喜ぶ』から『嬉しい』と書くのかもしれないとこの時感じました。義務感で振る舞うことほど辛いものはないと思うのです。まず、心がついていかないですよね。恋仲や夫婦仲が現状良くない人はこれが原因かもしれませんよ。自分に何かしてもらったときは心を込めて『ありがとう』と言ってください。(笑)

一言いうのか、めちゃくちゃ言うのかの2択です。


2.価値観を合わせるのはやめる

”価値観の違うやつとは辛いと思えるうちに離れておいたほうがええ。無理に合わせて一緒におったら、自分もそっち側の価値観に慣れてしまうから。”引用:有川浩."阪急電車"幻冬舎文庫

これは前提としてパートナーが価値観の違う人であるということです。

価値観の違う人と一緒にいるほうが新鮮味があって毎日が楽しくなる、そんな人もいるかもしれません。本書の主人公は、相手の価値観に合わせることがそのうち辛くなって、いつか標準的なものとして受け入れてしまうことは避けたほうがいいと言っています。

芸能人なんかでも結婚会見で「結婚の決め手はなんでしたか?」という問いに対して「価値観が一緒だったから。」という答えを持っている人がいるので、あながち間違いではないのかなーと個人的には思います。

【たなか的視点】

”お茶を飲み終わったら、きっとこの年になって作ることが難しい友達が一人増えているだろう”引用:有川浩."阪急電車"幻冬舎文庫

この章では年上のお姉さんが主人公になっています。

のちに、『2.価値観を合わせるのはやめる』で述べた主人公と年上のお姉さんが出会って、偶然お茶をするシーンです。

ここで伝えたいポイントが2つあります。

まず、『2.価値観を合わせるのはやめる』で述べた主人公はのちに価値観が変わり、偶然出会わないような人間と出会い、最後は意気投合しお茶をしています。この時感じたことは、きっと今までの価値観を捨て、新しい世界に飛び立ったのだと感じました。”古いものを切り捨てることで新しいものを手に入れる”、”変化を恐れず、自分を認め、新しいことに挑戦する”そんな言葉が似合うシーンで特に印象的でした。

次に、年上お姉さんの視点に立った場合、年を重ねると友達を作ることが難しいのだろうなと深く沁みました。考えてみれば、社会人になってできた友達は同期くらいで社外の人とは知り合いですらありません。(コミュ力足りない?)友達と呼べる人は数人くらいで、作ろうとしないのは既にことが足りているからかもしれません。また、学生だったときは環境が与えてくれるので、自分から友達を作ることはしなかったからかもしれません。


3.素直に向き合う

”お互い何かを知っているような振りをしなくてよかったし、わからないことは少しずつ試していけばよかった。 ”引用:有川浩."阪急電車"幻冬舎文庫

これはまだ付き合ったことがない男女がお互いに気持ちを確認して安堵するシーンです。

初々しいですよね。(笑)

釣り合っているかどうかなんて気にせず相手も自分もフラットな状態でお互いが歩みよいながら何かを積み上げていくような将来が想像できます。

これをすると相手は楽しいと思うだろうか。自分があげられるものは何だろう。お互い試していけばいいのだ。みたいな結局、その一言で片付きます。何かの言動で相手の過去が見えて隠れして考えたり、悩んだり、傷ついたりしている人は、取り繕うことなく試していけばいいと思うのです。

【たなか的視点】

『何かを知っているような振りをする』ときって学生、社会人にかかわらず少なからずあると思います。

私もこれ知らなかったら恥ずかしい。。とか、これは知られたくないから知っている体で話しておこうみたいな(笑)少なからずそういう経験あります。うまくやり過ごす術の一つですね。

ですが、腹を割って話したいとき、相手を真剣に考えて発する場面だとこの方法はおすすめできません。なぜなら、伝わらないからです。

その振る舞いは洞察に長けている人からすると上辺であると見抜かれがちです。この言葉から得られる教訓は知らないことは知らないと言い、わからないことはわからないと言ったほうが得かなーと思いました。

4.一言まとめ

○周りが驚くくらい素直になること

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