直立二足と骨盤の関係
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直立二足と骨盤の関係

土屋元明(姿勢と歩きの専門家)

先日、骨盤について医学的視点で分かりやすく説明した上で、実技を踏まえて治療方法をお伝えするセミナーを開催しました。
資料はこちらでご覧いただけます(^-^)

https://note.mu/ugoki/n/nba9d57781ed9

少人数だからこそ、深く学べます。
少人数だからこそ、質問しやすくなります。
少人数だからこそ、実技の答え合わせができます。

少人数のメリットを活かしたうえで、私が実践していること、工夫していることをそのままお伝えしました。


さて、今回は骨盤のセミナーでお伝えした話の一部をご紹介させていただきます。

それは、「四つ足から直立二足へ進化したことでの骨盤の役割」です。


まず、四つ足から直立二足へ進化したことで骨盤の向きが変化しました。
(左図の左:ゴリラの骨格 右:ヒトの骨格
 ピンクが骨盤の上、グレーが骨盤の下)
この結果、前足と後ろ足という概念が、手と足に変化しました。
つまり、前足は足ではなく手という別の機能になったのです。


この手の機能最大限に発揮するには、骨盤の運動学や構造医学の観点を知ることが非常に大切です。というのは、骨盤には重心が存在し、重心は力の発揮と吸収の収束点だからです。つまり、

手を動かす力は、重心の影響を受ける

ということです。
手でも肩でも膝でも実は同様のことが言えます

実際、手の握力巧緻性俊敏性骨盤の機能を少し変える(皮膚を動かす)だけでも変化するということがセミナーで体験できたと思いますし、誰でも簡単に出来ることが実証できて嬉しかったです。

という事は、手の機能を考える時でも、肩の機能を考える時でも、膝の機能を考える時でも、

その部位の組織学的推論と
その部位を含めた体全体の力学的推論が重要

という事です。

それをセミナーでお伝えしましたし、より理解してくれたと思っています(*^-^*)


さて、骨盤の向きが変化したことでさらに大きな変化が生まれました。
それは腰が前に反る構造(腰椎前弯)になったということです。


これにより上半身の体重は骨盤にダイレクトにのしかかり、足から加わる衝撃(歩く、走るなどの衝撃)も骨盤にダイレクトにのしかかるようになりました。

え~!最悪じゃん!

となりますが、そこでヒトは腰椎を前弯させることで機能を高めたと思っています。

実はこの腰椎前弯のおかげで、私たちはきれいに真っ直ぐ歩けるようになり、さらに最小限の力で長い距離を移動できるようになったと私は考えています。

骨盤の向きが変化したことで腰の形が大きく変化し、そして腰をしっかり支えられるように骨盤の機能も大きく変化しました。


結論だけ言うと骨盤は、

①姿勢を維持したり歩いたりする時の姿勢制御装置となる


②体にかかる衝撃を的確に吸収すると同時に、
 力をうまく伝えるダンパーとなる

③動作の軸を形成する


という機能があります。
ちょっと難しい話になりますが、要はメチャクチャ重要という事です(笑)
こうした骨盤の機能を高めておくために実は…

歩く事がとても重要になります

(右脚と左脚の両方にしっかり体重が載りまっすぐ流れるような歩行が理想です)

東京都健康長寿医療センター研究所の報告では1日8000歩と20分の早歩きが健康の鍵という報告もあります。
詳しくはこちら

歩く事は健康づくりにおいて重要ですが、骨盤の機能を高めておく上でも重要になります。特に体重が右脚にも左脚にもしっかり乗ることで機能を高めておくことが可能になります。


骨盤のセミナーでは骨盤の組織学的推論と体全体の力学的推論を説明し、実技を少人数で実施し、臨床で実践できるように工夫してまいりました。
そしてさっそく、臨床で上手くいったと嬉しい報告がありました(*^-^*)
今後も行いたいと思いますのでご興味のある方は是非ご参加ください(^-^)

それでままた次回♪

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