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教材を完成させるまでが研修です

最近ここで雑文を書く以外に何をしてるかといいますと、アゼルバイジャン語の教材を作っています。そうです、今年の夏に研修をやったでしょう。東京のみなさまおなじみ、府中の森のそのさらに奥にあるといわれる、あの施設でです。

上記リンク先の報告書は先日書き上げておりまして、すでに提出した文章です。よって、文責は私吉村にあるということでよいのです。が、問題はそこではなくてですね…まだやらないといけない仕事が残っておりますのです。

そう、肝心のアレです。教科書。

研修で使った教科書というのはいちおうデータとしてはすでに存在しているのですが、研修中に見つかったタイポのほかにも、文法項目の執筆を担当した私吉村の勘違いしていた部分や、練習問題の精度が雑だというところがたくさん出てきてしまったのですね。で、さすがにそれらがたくさんある状態のままそれを公開するわけにはいかない…ということで、この年末年始はその加筆・修正作業に追われることになっている、ってわけです。

具体的にどのあたりを勘違いしていたかという話はまた落ち着いたらそのうち書くこともあるかもしれませんが、その流れでひょっとしたら自分はトルコ語のほうでも誤解していた部分があったのではないか、ということなども見つかりました。その点で自分にとっては大変身になるというか、ありがたい勉強の機会になったとはいえるのですけどね。

講師を務めた人間がそんなことではいかんのだよなあ…と自己嫌悪に陥るというか、自己反省しながら、ようやくここ最近になって「文法教本」のほうのデータファイルを開いた次第でした。

ページを見返すと、夏の東京の懐かしい思い出が蘇る感じはたしかにあります。きつかったですよ研修。半日しゃべりっぱなし、少なかったとはいえ人前に立ちっぱなしでしたし。受講生のみなさんのほうも体力、気力ともにきつかったと思いますが、教える側のほうもそりゃもう。

3日目くらいの朝などは、今無言で飛行機に乗って長崎に帰ったらどうなるんやろな?みたいなことをわりと本気で想像しましたからねハハハ(って、わろてる場合か)。

自分、バクーの夜景が懐かしいっす…またしれっと遊びに行きたいっす…(2021年12月撮影)

まあまあ、そんなこんなと言うておりますが。最初に研修のお話をいただいてから数年スパンでのアゼルバイジャン語コンテンツ作成企画ということになっていますが、あと一息。

「お~アゼルバイジャン語の練習問題付き教科書も公開されてる!」と喜んでくださるであろう方々の顔を思い浮かべながら、なんとか終わらせられるようにがんばりましょう。それに、一部テュルク語学ガチ勢界隈からも「出来上がったらぜったい送ってね」と圧をかけられていたんでした…割と早い時期に…

というわけでタタール語勢には負けんやで、の心構えでいくとしましょう。

できるだけ「ことば」に関する話題で…と思ってアドヴェントカレンダーもやってきましたが、今日の話はことばそのものではないからどうかなあとは思うのですが。いちおう周辺事項ということでご容赦いただければ。
AA研の言語研修、やる側の視点も面白い…かも…しれんでしょ…?

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