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#私の作品紹介

ゆきちオススメiPhone

#iPhone #夜コレ 2021/1/27にゆきちが購入したiPhone📱 今もバリバリ使えてます🤭 Apple iPhone 11 Pro 256GB SIMフリーで79,000円はお買い得だと思います🙌 残り2点! 気になる方は是非😁✨ ⬇️Amazon

【詩】指をさせ

やり直しの効かない人生 笑いながら指をさせ 大人なんだからなんて うるさいほど耳の奥で こびりついて 離れないほど 聞いてる もう諦めなよ 笑いながら指をさせ 掴めない可能性を 決めつけるのは 一体誰だ 耳を貸さないのは こっちだ いい加減にしな 笑いながら指をさせ 口を出さないでただ見てろ バカにされてる人生を いま生きてんだ 夢なんて消えたと言われても 大人なんだからなんて いい訳言いながら 煮え切らない 人生に夢があるなら そんなの見たくない こっち

ローズクォーツとヒカリ

ローズクォーツは、私のお気に入りの天然石です 傷つきや許せない感情を、穏やかにヒーリングしてくれます お写真のヒカリは、虹色を含んだホワイトも登場しておりますね! どのように感じ取るかは「自由」です

「ショートショート」初恋のギフト。

私の視線は天邪鬼だ。 見る。視線を逸らす。そしてまた見る。 自然と。でも時々故意的に。 見てる時はだいたい無意識。 無意識だけど、気持ちは暖かい。 寒い冬を暖かくするのは凄い事だと思う。 教室の机に肘を置いて手に顔を載せる。 こうした方が見つからない。凄く自然。 展望台になったかのように目を光らせる。 でも、あまり光が強いと気づかれてしまうから、 そっと悟られないようにそっと。ただただ見てる。 誰かと話している。女の子だ。 笑顔を向けないで。こう思う自分は嫌な女だ。 で

手紙小品「入道雲背負う夏蔭、アイスの棒落っことした」

 暑中御見舞い申し上げます  毎日飽きもせず太陽が昇りますね。灼けたコンクリ、草履の裏からでも熱気を感じて、私はいつも砂漠のエリマキトカゲを思い出します。  こう暑いとあなたは溶けてしまうんじゃないかと心配します。無事ですか?ちゃんと、と言うのも少し可笑しいですけれど、クーラーの効いたお部屋で寛いでいますか。大事な事です。無理は禁物ですから。  けれど、時には日差しの下へ出てみるのも面白いです。なにしろ夏の空は格別です。あなたはもう大きな入道雲を見ましたか。ひた向きな向日

らくがきを飾っちゃえ! 記事8号「個展が始まりました」

マガジン「美術展 まとめ」「絵画 記事まとめ」「おすすめの記事」に入れて頂きました! ありがとうございます〜。 こんにちは。先日お話ししていた、豊田市内の公共施設のギャラリーを半分ほどお借りして、半年分の作品をほぼ「ぜんぶのせ」な個展が始まりました。 ↑ 手前のガラスの中、そして奥の四つの展示スペースがぜんぶ私の作品です! 実は、この右っかわに左右対称の形で同じ展示スペースがあるんですけど、結局「はんぶんこ展」にはならず、どなたもいらっしゃらなかったのでガランとしてしまっ

輪廻の風 (1)

エンディは飛び起きた。 あまりにも奇妙な夢を見たからだ。 目が覚めると、自分の脂汗の量と息の荒さに驚いた。 宿泊先の小さなホテルを後にし、街に出る。 ボロくて殺風景な部屋だったが、久しぶりに雨風を凌げて屋根のある場所で一夜を過ごせたことにありがたみを感じながら歩き出した。 天気が良く、風が気持ちいい。 昼過ぎまで寝ていたのをもったいなく感じた。 ここは大国、バレラルク王国の端っこにある、自然が豊かで農業と漁業が盛んな小さな田舎町だ。 この少年は散歩が大好きだ。

【詩】救済

心の深いところにある 誰にも話さない痛みに 苦しむことがある 誰も傷つけたくないし 誰にも傷つけられたくない 忘れていない痛みが 置き去りのまま たまに疼くけど そっと蓋をする 天使でもなければ 悪魔でもない 太陽があれば 月もある 見るのは奥じゃなくて 表面でいて 傷が私を呼び起こすから 心の奥を見ないで 本当は君がそっと 傷に触って優しい気持ちで 雲一つない空に向かって 癒し給えと言って欲しい 邪悪な色をした言葉が 取り囲んで 仕方なく言うことを聞いた時 自分

【詩】残された手紙

あの頃は自分の言うことが正義で 当たり前のように人を断罪して 胸を張って間違いを犯していた そんなことも思っていなかった きっとそんなことだ 振りかざす頑固で硬すぎる正しさは 人を傷つけるには十分 謝るなんてこと頭になかった きっと間違っていない あなたはなぜ一人 全身から溢れる振りかざされた 正しさはメッキのようだ その正義には根拠が見えない ねえ父さん 自分に自分の正義が正しいか 聞いてみてよ 振り回されて聞きかじったことを信じて 誰よりも饒舌に分かっ

【詩】つくる手

ろくろを回して作る器 何回やっても上手くいかなくて 途中でぐちゃぐちゃになってしまう そっとあなたが手を添えると 美しい曲線の器が 目の前にあらわれる わたしが何かをすると あなたは静かに眺めて 見守ってくれる 転げるように 繕っていたものが 剥がれ落ちてゆく もがけども 望んでいた方向とは 逆の方向に流されてゆく 座り込んで空を見ている ただのわたし そんなわたしをあなたは 名を呼び 引き寄せ 抱きしめ 温め 赦して 涙をぬぐってくれる あなたが行

【詩】Scene

震える心の独り バス帰りの中から見る朝日 後ろから聞こえる溜息 空気が凍る家族のリビング 後ろ指をさされる片足の少年 飲みたくないのに飲むアルコール 暗闇に光るスマホの画面 画面に映る自分の顔 冷え切った弁当 シンクにあるのはコップだけ いつまでも来ない返事 眠れない時間を文字で埋める指 部屋に転がるペットボトル 履きつぶした靴 すがるのも無駄な偽者 見覚えのある横顔 違う世界が交叉する瞬間 冷え切った空気の月 忘れていた温もりのある手

【詩】無色透明

精一杯言えないものを抱えて生きてきた モノクロの世界で十分に生きて来た 必死に笑顔を作って君の答えにいつも答えたんだ 皆にだって本当のことなんて言わないで 聞き逃さないように言葉尻に注意を払って 僕の答えが消えそうになったとしても 君が笑えるために僕が消えても 僕がたとえ無色になっても ただ認めて欲しかったから それだけのために 自分の色を皆に見せる前に消すんだ 自分を殺しながら 影を抱えながら 僕がここにいるって 叫ぼうとするたびに 僕はどんど