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会計学は何のための学問

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2020年11月の記事一覧

良い問い(Why)を立てれば、How(どのように)も見えてくる

良い問い(Why)を立てれば、How(どのように)も見えてくる

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つまり、Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)

の構成を意識して文章を書くやり方です。

これは基本の話ですが、論文において意識するのは、WhyとHowかもしれません。

なぜ⇒どのように

の繋がりですね。

なぜ?

それがないと話が始まりません。

そもそも問いを立てられない人は、この辺りの本から入ってみ

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主婦(主夫)とフリーランスに必要な会計スキルセットは?

主婦(主夫)とフリーランスに必要な会計スキルセットは?

一般向けに講演させていただくこともチラホラ出てきました。

学生ではなく、一般の人向けに必要な会計スキルセットを定義しないとな、と感じている今日この頃です。

置かれている立場によって必要な会計スキルは異なるでしょう。

ここでは主婦(主夫、以下では主婦で統一します)とフリーランスの方に必要な会計スキルを考えてみようと思います。というのも、なんとなく誰かに管理してもらえている(されている)層と異な

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前向きに、よりよい社会を構築していくためのパブリック・アカウンタビリティ

前向きに、よりよい社会を構築していくためのパブリック・アカウンタビリティ

パブリック・アカウンタビリティとはどういった場合に使われる用語でしょうか?

直訳すれば「公的な説明責任」となるわけですが、それでは捉え切れていないでしょう。

パブリック・アカウンタビリティに関するこちらのハンドブックでは、

「一般的に言って、パブリック・アカウンタビリティとは、公的なドメイン(領域)におけるアカウンタビリティのことであろう。」(7頁)

と定義されています。

ただし、公的な

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コロナ禍において配当に拘ることの是非:配当はするけど、リストラもする?

コロナ禍において配当に拘ることの是非:配当はするけど、リストラもする?

株主は安定した配当を望んでいる

このことは間違いないです。

配当を減らされたら…ショック

ですよね。

というわけで、企業はなるべく配当を安定的に行おうとします。

しかしながら、これは果たして正しい行動なのでしょうか?

というのも、配当の原資は企業のキャッシュ、現金です。

配当は現金を配る行為です。

なので、稼げていない企業が配当するのはどうか?

となるわけです。

利益剰余金、つ

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信頼性のある情報を読み取ることに人生の時間を使いたい:有価証券報告書を読もう

信頼性のある情報を読み取ることに人生の時間を使いたい:有価証券報告書を読もう

フェイクだらけのSNS・・を実感した大統領選挙でした(まだ終わっていないとも言えますが)。

もちろん、中には真実の話もあるでしょうし、主張されている本人は確信をもってお話されているのだと思います。

なので、お話をちゃんと聞かないと行けません。

フェイクだといってもそれをフェイクであるかを確認するプロセスはとても大事です。

ニュース、新聞が本当か、SNSが本当か?

どちらでもよいのですが、

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私たちの社会制度の多くは、「暗黙の信頼」で成り立っている

私たちの社会制度の多くは、「暗黙の信頼」で成り立っている

大統領選挙を巡る一連の裁判の話や噂を調べてみると、

確証のない噂レベルの話が大変多いなーと感じます。

もちろん、実際に噂が本当かどうかは検証されなければならないでしょう。

各州での票差はかなり微妙なので、不正があったというよりは最終集計をお願いしたい、という方がシンプルのような気がします。

不正については機械が相手側(バイデンさん)に有利な仕様になっていたとか、投票権のない人(死人?)が登

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