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全ては自己満足でいい


先日母の誕生日に食事に連れて行った。
これも、私が提案して半ば強引に連れて行ったようなものだ。
結果的に、美味しいと言ってもらえ、思い出が残ったようなので良かったと思っている。
私の自己満足から始まった親孝行ごっこだったが、
人生も同じじゃないか、と思う。

例え会社員として勤務していても、最終的に自分がどんな仕事をどれだけやりたいのか、成長したいのか、したくないのか、仕事より大事なものがあるのか、仕事が生き甲斐なのか、全てに置いて「自分が満足できるかどうか」が最も大事だ。
上司の評価はあるかもしれないが、いくら上司が評価してくれていても、自分が「ここは自分の居場所ではない」と思ったら、転職するだろう。特に若い人たちは、その傾向が強い。

お給料だけでもなく、やりがいだけでもなく、自分の成長だけでもない。
人によって何を重視するのか、も違うが、これら全てが整っているところがあるのなら、そこにいく、という人が増えている。

仕事以外でも、ふと興味を持ったことを学び始め、あまりにも面白いからそれを続けていったら、今まで全く違う人たちと出会い、全く違う人生になっていた、なんてこともある。
それも「自分が満足していればそれでいい」のだ。

自己満足、という言葉には、あまり良い響きがないが、「全ては自己満足」が最も大事で、それが結果的に誰かの役に立ったのであれば、それはそれでいいし、もし誰の役にも立たなかったとてしても、自分が満足ならばそれでいいし、人に迷惑をかけていないのであれば、誰から文句を言われることでもない。

自己満足とは、喜ばせる相手が自分だ、と言うことだ。相手が親だったら親孝行、他人だったら親切、になるのに、なんで自分に喜んでもらうのに、悪いイメージが付きまとうのだろうか。

私自身を振り返ってみると、一つの仕事を32年間も長くやり過ぎたな、と思っている。それによって、自分の性格さえも形成され、人間関係もある程度固まっていたが、手放した途端、自分の興味の赴くまま、学び、実行しているうちに、自分の性格さえも変化しているように思うし、周囲の人間関係は大きく変わった。そして、これを望んでいたんだな、とわかる。
やっぱり、自己満足だ。自分が喜んでいる。

今が最高、と思っても、それは単に他の世界を知らないだけかもしれない。実は、世界は広く、いろんな人たちがいるのだ。知らないことはたくさんあり、知ってみればとても面白い世界が広がっていく。

大事なことは、興味を持ったことに首を突っ込んでみること。それによって、「ああ、自分は今はこんな生活、生き方を欲していたんだ」と、初めて気づく。
そこに、決まったルートもないし、他の誰とも全く違う道かもしれない。

自分の生き方も考え方も、誰かに理解してもらわなくてもいい。
自分が満足してさえいれば、それでいいのだ。

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