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未来は誰にも見えない


AIの時代と言われて久しい。
実際にAI関連の会社は、業績が目覚ましい。
しかし、AIが行う未来予想が本当に当たると言う保証はない。
ましてや個人レベルの未来なんて、誰にも予想はできない。

つまり、今の状態が続くと言うこともわからないし、大きく変化するとしたら、何がどう変化するかもわからない。
おそらくだが、日本は災害と言う突発的な未来にいつも脅かされているので、変化に耐性があるように見えて、実は変化に弱い国民性か、そのように慣らされてるように見える。

良い方向に変化することは誰でも歓迎だが、良い方向に変化するにしてもその過程では変化によって苦しむ人、負担が増える人も出てくる。
その際に、スパンと割り切って、変化の方向に進めるかどうかが、未来予想ができない地球に生きる上での最も大事なことのように思えている。

4年前、2020年の今頃、緊急事態が出たり、終わったりを繰り返していた。
誰があんな事態を想定しただろうか。
私は知る限りたった1人の占い師さんを除き、誰も予想できていなかった。
私も仕事上とても大きな影響を受けたので、徐々にそのショックが心と体に広がり、病んでることに気づかず病んでいった。

ある占い師さんから、旅に出ることを勧められ、緊急事態の合間を縫って、飛行機でできる限り遠くへ旅に出た。
ガラガラの空港から、スカスカの飛行機に乗って、閑散としているホテルに宿泊した。
その中でも、久米島は私を癒してくれた。
全室オーシャンビューのホテルで私がしたことは、バルコニーに椅子を出して、一日中海と空を眺めることだった。

雲はこんなに形を変えるのか。
海はこんなに潮の満ち引きがあるのか。
風はこんなに気持ちがいいものなのか。

これらを体で感じ、心に響かせる。
自動的にこれまでの働き方、いや、生き方さえも見直すきっかけとなった。
すっかり癒され、同時に今突然起きた変化を受け入れる覚悟ができた。
翌年都会を離れ、その翌年父が亡くなり、その翌年世界一周の旅に出て、その翌年正式にスクールを閉じた。
私はもちろん、誰もこの変化を予想することはできていない。
しかし、私にとっては自然の流れであり、幸せにしかなっておらず、全てにおいて後悔は1ミリもない。
ただ、ここまで毎年変化をしてくると、じゃあ来年も何かあるのね、と予想している自分がいる。そして今、その予想ができている気がしている。
⚪︎⚪︎したい、つまり英語で言うと「want」と言うより、⚪︎⚪︎になっている、つまり英語で言うと「will be」が見えている気がしている。

ただ、未来予想はできないので外れるのかもしれないが、「will be」に喜びしか感じないので、その方向に進んで行くのだろう。

おそらく、2020年から2025年頃まで、多くの人にとって良い変化の波がきているのではないかと思う。我慢は必要なくなり、思ったことがすぐに現実になる(良くも悪くも)自分がブレーキさえかけなければ、流れに乗っていけば、きっと気づいたら喜びの中にいるような気がしている。

わずか4年前のあの2020年には、全く想像もできなかった自分がここにいて、幸せだと思っているのだから、未来予想なんてせずに、日々を大事に、しっかり味わい、ピンと来たものを無視せず、するするーっと流れに乗っていっただけだった。
答えを求めていたが、答えは必要なかった。
ただただ、生活を大事にし、夕陽の美しさに涙し、時に旅先で異空間に身を置き、楽しみ、自分と自分の直感を信じるだけで良かった。

もちろん過去があったからこそ、今がある。これは揺るぎない事実だ。
でもここから先の未来は、誰にも予想できないし、する必要もない。
ただ、今日を精一杯感じて、心地よいことをし、心地よい場所、人を選んでいけばいいのだと分かっている。


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