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フランスでロックダウン50日間の新習慣 :デリバリー編

ロックダウンの解除2日目ですが、私は相変わらず在宅勤務で、まだ家から出ていません。
窓の外から、通りの車の音が聞こえるようになりました。

2つ目の新しい習慣は、週一のデリバリー。
日本でデリバリーが人気と聞いていますが、フランスでもUber EatsやDeliverooなどのアプリが充実しています。
最近では、個人商店や、農家、漁師の方々までもが、直接ネット販売に乗り出しています。
また、そういう人達を束ねているアプリも出始めました。
大手スーパーも軒並み、宅配サービスを始めました。
日本ではおなじみの生協の共同購入は、時代の先をいっていたのですね。
あとは、日本同様、レストランもデリバリー業界に参戦しています。

さて、我が家は毎週水曜日に、外食気分を味わうために何かしら注文しています。
お気に入りはレバノン料理。
Mezzeと呼ばれるいくつもの小皿料理が、ちょこちょこつまめて楽しいのです。
初めて食べたときは、馴染みのない味だけど、なぜか懐かしい、日本人の口にあう食べやすい料理で、驚きがありました。
野菜とハーブたくさん、ひよこ豆を使った料理が多く、ヨーグルトの爽やかな味がメインです。
日本人に馴染みのあるゴマダレのようなソースや、優しいスパイスが効いたお肉もあったり、お酒がすすみます。
2歳の娘も大好きで、バクバク食べてくれます。

フランスでなぜレバノン料理?と思われるかもしれません。
実は、フランスにおいて、レバノン料理はとってもメジャー。
他にもモロッコ料理など、フランスの元植民地だった国のエキゾチックな料理を色々食べられるのが、移民が多いフランスならでは。
移民系のレストランは、ファーストフードや、デリバリーフードに特化しているところも多いのです。
せっかくなので、家では作れないものを選ぼうとすると、異国情調溢れるチョイスになりがちな我が家。

デリバリーの受け渡し方が、日々変化していっているのも興味深いところ。
はじめの頃は、マンションの部屋のドアをノックして、ドアの前に置いてくれました。
その後、食べ物が入った紙袋だけがエレベーターに乗ってやってきました。
そして、最近は、自分でマンションの外まで降りていって、ドライバーの荷室にある紙袋を自分で取り出す、という方式になりました。
ドライバーは一切荷物に触らない、という徹底ぶり。
(もちろん、取りに行くのは夫)

家にいながらにしてレストランに行った気分になれるのと、週一の楽しみとして、曜日の感覚を忘れずにいられるので、なかなか良い習慣になっています。

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