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【自己紹介⑭】19年間の教員人生にピリオドを打つまで〜学級崩壊後のクラスを担任!!編〜

教員養成大学を卒業して、そのまま採用試験に一発合格……違和感を感じつつ、なんだかんだで19年間必死で小学校教員やってきました。……が、ついに2021年3月で退職します。

自己紹介を兼ねて、退職に至るまでの道のりを書かせてください。

今回は、学級崩壊したあとのクラスを1年間担任して、持ち上がりを悩んだ時のこと。

死にそうになりながら駆け抜けた1年間。
4年生でも持ち上がるのか!?

学級崩壊後のクラスを担任して、学級崩壊について考えたことを書きます。

① 女の先生の強みと弱み

クラス替えなしの学級崩壊した単学級

そのクラスをお願いされた時には、

男の怖い先生に

ビシッと抑えてもらわな、無理でしょ!

と思った。

2年生の時は、20代後半の女性の先生が担任

教員と子どもの信頼関係がうまく作れず

学級崩壊💥💥💥

男の先生の言うことなら

怖いな

と思って聞く場合も多い

私は、もともと力で抑えるタイプでもないし、

教員になって3年目の時に

喉にポリープができて手術したことがある🏥

それくらい声の質が悪く、通りにくい声質

⤴️⤴️これって教員として致命的⤴️⤴️

運動会や学芸会の練習で大声を出すと

途端に声が出なくなる……😭😭😭

やはり、男性の先生からは父性

そして、女性の先生からは母性

を感じる子どもが多い

男の先生には甘えられないけど👨‍💼👨‍💼👨‍💼

女の先生には甘えやすい👩🏻‍💼👩🏻‍💼👩🏻‍💼

特に子どもを産んでからは、

子ども達に寄り添うことができるようになった

子ども達を自分の枠に当てはめるのではなく

子どもによって、枠を柔軟に広げて励ます

だけど、この考え方って

規律を守る👈👈👈

ケジメをつける👈👈👈

いわゆる、従来のいい子ちゃんを育てる

教育委員会が願う子ども像に向かう時には

裏目に出る

かまってほしい子🐣🐣🐣

甘えたい子🐥🐥🐥

のオンパレードの中

問題行動を起こすことで

関係を作ろうとする子もいる

そうして、何度も問題行動を起こして

本当にこの人は信用できる大人なのか試す

見る人が見ると、

なんで甘えを許すの?

全然成長してない

となる。

でも、

そこに向き合って、時に振り回されて

励まして、自信をつけさせる

そうして、子どもの内面が育ってくるのを

じっと待つ

そんな手間、ひまかかる道を選んだ私は

このまま私がもう一年担任をして、

子ども達が甘えてしまうより、

ビシバシする先生が担任になった方が

子ども達が成長するかな

と悩む。

もちろん、そんな思いだけじゃなく、

楽しさ、嬉しさよりも

伝えても伝えても伝わらない思いに

悩み、苦しむことに

疲れてしまった自分もいて……

もう半分以上、

持ち上がるのはやめよう

と決めたのは新年も明けた1月ごろでした。

② 時々行きたくなる……占い🔮🔮🔮

お酒も好きなんですけど🍻🍷🍶🥃🍸

占いとかスピリチュアルとか🧙🧝🏻‍♀️🐲🔮📿✡️

結構好きなんです。

頻繁には行かないけど……

オリンピックくらいの周期で行きたくなる

新年明けた1月末、美容院に行った帰りに

なぜかフラーっと占いへ🔮

「このクラス持ち上がった方がいいですか…」

と、聞いたら(いやいや、そんなこと占い師に聞くんか〜い!?)

「頑張ったから、もう持たなくても大丈夫よ!

でも、子ども達は、

持ち上がってもらえないと

捨てられた!😿😿😿

って思うみたいね。」

うーん🤔🤔🤔🤔

これ

持ち上がるしかなくね??

そんなわけで、悩んだ結果……

2月末の管理職との面接で

持ち上がりを希望

しました。

校長先生は、まさか持ち上がるとは

思っていなかったようで……

「1年間頑張ってここまで育ててくれたから

もういいわよ。」

と言ってくれましたが、

大変なクラスゆえ、

持ち手がいない……

そんなこんなで

たいそう喜んでいただきました。

そんなわけで、

自分でいばらのみちを突き進む

ドM😇😇😇

なのでした。

③ 学級崩壊とは…

学級崩壊後のクラス担任2年目

子ども達は4年生に。

1つ下の学年の3年生も単学級で…

これまた

クセが強いんじゃ〜

の定年間近の女性教員。

単学級のため、

運動会の表現、団体種目は中学年合同

水泳指導も中学年合同

教室も対面のお隣同士

いろんな問題もありながらも

まとまってきたクラス

一方、3年生のクラスが不穏な空気

学級崩壊手前

スレスレな感じ

だから、行事ごとは一手に引き受けた💪💪💪

とは言え、ずいぶん年上の

教務主任までされている3年生担任

クラスのことについては

同僚の私も口出しできず……

保護者もハッキリとは言えない雰囲気……

だけど、学級崩壊はしてない

子ども達は常に落ち着かない雰囲気で😩😩😩

先生はいつもイライラしている感じ😤😤😤

だけど、学習時間はとりあえず成立してる

担任に対して、

個人で反抗している子はいても

集団で反抗することはない

だから、学級崩壊スレスレ

でも、

学級崩壊してしまったクラスの子ども達と

学級崩壊スレスレの子ども達って、

未来が全く違うのを感じた。

学級崩壊してしまうと、

大人や教員に対する信頼感をなくすので

次の担任は関係作りは有無をいわせず

マイナススタート

学習時間が成立しない状態が続いていると

学習そのものに対する意欲、やる気が

マイナススタート

やらなくて当然……から

やるのが当然!!

の子ども達にするのに

どれだけのエネルギーと工夫がいるか……

学級崩壊を起こそうと思って起こす教員は

どこにもいない

パターンは様々で

どんなきっかけで起こるか一概には言えない

・教員と子どもの相性

・いわゆるモンスターピアレンツの存在

・発達に偏りのある子どもの比率

・発達に偏りのある子どもの性格

・教員の力不足

・教員と子どもの心のすれ違い

きっかけがあれば

全てのクラスが学級崩壊になるわけではない

様々な要因が絡んで起こることもある

一旦、学校崩壊状態に陥ってしまうと

そこから抜け出すには

基本的には

担任交代が唯一の解決方法

なのではないかと思う

学級崩壊が起こった時に

誰かを責めてもなんの解決にもならない

だけど、さすがの私も辛すぎて

前の担任に

「私がこんなに辛いのは、あなたのせいだ!」

と叫んでる夢を見た……

そんな夢を見ちゃう自分は

結構追い詰められてるな……と落ち込んだ

次の担任には、

かなりの負担がかかるのは事実

だからこそ、

学校全体でフォローして

そのクラスの子ども達を

温かく見守る体制が絶対に必要なのです。

じゃないと、次の担任もつぶれます。

④ 2年間の収穫

・どんなトラブルが起きても動じない度胸
(ケンカ、ケガ、いじめ、万引き、保護者からの訴え…なんでもこい!!)

・様々な保護者とのよりよい関係作り
(信頼してもらい、なんでも話せる関係作りの極意!)

・子どもを深く理解する技術
(反抗的な行動や言葉の奥にある思いに寄り添う。そのための手立てと教師の心構え!)

・子どもの心を育てる教材との出会い
(勉強会に通い、実践を重ねる!)

・分かった、できたを感じられる授業の形
(それぞれの教科ごと、単元ごとにパターンが見えてくる。授業展開のバリエーションも増える。)
→これは、これから1人1台タブレット時代になったらやり方が変わってきそう。

・自分が育てたい子どもにつけさせたい力が明確化
(誰もが自分に自信を持って幸せになって欲しい!!)

学級崩壊後のクラスを2年間担任して、子どもの成長を願う中で、私自身も人間としての幅を広げることができました。

教師として自信をつけ、自分のやりたいことも見つかりつつあるけれど、次の年には、どんな落とし穴が……

次回は、学級崩壊後のクラス担任を2年間終えてからの話を書きます。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました😊

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