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自作短編小説集

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これまでに書いた自作の短編小説を載せています。
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#眠れない夜に

【短編ミステリ】夏の朝、推理するわたし

 列車が発車したのはわかっていた。  だって、「ファーン!!」っていう大きな警笛の音が、…

植木意志
1年前
29

短編小説「宇宙飛行士と怪現象」

 住宅から漏れる明かりが、窓のそばを通り過ぎていく。  揺れる列車の中、わたしと薫は愚痴…

植木意志
1年前
35

短編小説「アンディ・ブラウンを探せ」

 依頼人は突然やってきた。  その男はいかにも尊大な態度で革張りのソファに腰を下ろし、私…

植木意志
1年前
44

短編小説「午前零時のマクドナルド」【後編】

 テーブルの向こう側、彼女が唖然とした様子で僕を見上げていた。  まるで僕が反撃に出たこ…

植木意志
2年前
19

短編小説「午前零時のマクドナルド」【前編】

 仕事が完了した後、我々はマクドナルドへ向かった。  それまで、地下駐車場に停めた車内で…

植木意志
2年前
26

幽霊が出た!

 数学の授業が終わり、次に英語の授業が始まるまでに十五分の休憩時間がある。  この時間、…

植木意志
2年前
22

短編小説「夜のハイウェイ」

 サービスエリアで夕食を済ませた後、俺は再びアウディを発進させた。  時刻は午後九時四十六分。時速は百キロを超えている。 夜の闇に覆われた高速道路を、俺が運転するアウディは疾走していた。  三日間の盆休みを利用して、俺は三年振りに地元の神戸に向かっていた。 神戸の高校を卒業した後、東京の大学に進学し、今は同地の電機メーカーに勤めている。  以前は毎年夏になると実家に帰省していたのだが、二年前から流行した新形コロナウイルスの影響で、この二年間は帰省を自粛していた。  だ

短編小説「テスト前夜の調査」③

【全③話】  家に帰り着いた僕は、再び自分の部屋の机に向かい、難儀なテスト勉強を再開して…

植木意志
2年前
7

短編小説「テスト前夜の調査」②

【全③話】  五分後、僕はセブンイレブンに到着した。 田中はまだ来ていなかった。 スマート…

植木意志
2年前
6

短編小説「テスト前夜の調査」①

【全③話】  網戸の向こうから祭りの音が聞こえたのが、全ての始まりだった。  真夜中、僕…

植木意志
2年前
5

短編小説「猫と人間」【後編】

 それから僕らは最寄りの大船駅まで、肩を並べて(?)歩き出した。  少し前まで、散歩がてら…

植木意志
2年前
14

短編小説「猫と人間」【前編】

 コンビニでアイスクリームでも買おうかと、僕はマンションのエントランスを出て、町を歩き出…

植木意志
2年前
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