マガジンのカバー画像

雑文集

26
固定観念に囚われないように書いていきます。
運営しているクリエイター

#雑文

小説を書く時の変な習慣

小説を書く時の変な習慣

 小説を書く時、作中の舞台を予め決めてから書くことが多いのだけど、いざ執筆に入る前に、その話の舞台となる場所の映像をYouTubeで見る習慣がある。

 一時間程度の街歩きの動画を見て、その地の雰囲気を画面越しに感じて、作品のインスピレーションを高めていく。

 この作業を経ることで、登場人物がどんな町でどんなふうに生活しているのかを、立体的に捉えることができる。

 曖昧でぼやけていた町のイメー

もっとみる
小説における電話のシーン

小説における電話のシーン

 小説における電話のシーンが好きだ。

 特にこれといった理由はないのだけど、多分、電話をするという行為がキャラクターに対してより生活感を賦与している気がするからだろうか。
 ある種のリアリティが感じられるのだろう。

 だから、小説を読んでいる時も自分が小説を書く時も、電話のシーンはなんかいいなあと思い、少しワクワクする。

↓これまでにnoteに投稿した小説に出てきた、電話のシーンの例

①別

もっとみる
無人島に一つだけ持っていくとするならという質問に対する疑問

無人島に一つだけ持っていくとするならという質問に対する疑問

 『無人島に一つだけ持っていくとするなら、あなたは何を持っていきますか?』

 誰もが一度はされたであろう有名な質問だ。

 だがこの質問には、回答をするにあたって、あまりにも多くの問題点がある。
だから僕は、これからこの問いに対する現実的な批判を試みたいと思う。

 まず、質問自体がアバウト過ぎる。
具体的な条件が何一つ明記されていないのだ。

 どういう経緯で無人島に行くことになったのか?

もっとみる