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テレワークのサボり癖回避への道#2 「If-Thenルール」「タモリ式禁煙法」

コロナ禍の初期から、私が勤めるブラック企業ではテレワークが開始されました。
そこで問題になったのが、テレワークで加速した私のサボり癖。
これがあるから、弊社はブラック企業であるものの、自分を一方的な被害者だとは言えない部分があります。サービス残業地獄・プライベートへの侵食・給料の安さに関して、自身のサボりも少なからず影響している部分があるとも思っているのです。
なので、弊社をブラック企業だと堂々と批判する権利を得るため、私はサボり癖をなんとか克服しようと四苦八苦しております。
「テレワークサボり癖回避への道」では、おこなった取り組みで、効果があったもの・なかったものについて、詳しく紹介していきます。

前回はこちら

Quoraに興味深い記事発見

Quoraで見た、上記の回答が参考になりました。
「学校でタブレット端末を使えるのですが、つい授業中にネットサーフィンしてしまいます。どうすればいいでしょうか?」という質問に対する回答。スマホやPCでめちゃくちゃネットサーフィンしてる私にピッタリな質問でした。

自己コントロールには「if-thenルール」が使えると思います。タバコによるニコチン中毒やお酒によるアルコール中毒、またはギャンブル中毒など、かなり強めの依存症から抜け出すのにも役に立つ手法です。「if-thenプランニング」「タモリ式禁煙法」「儀式化」「習慣化」「代替行動」などとも呼ばれます。
やり方は単純で、「もし○○のときは→○○する」とマイルールを決め、その通りに行動するだけです。
たとえば「ポテチを食べるをのやめたい」と思ったら「ポテチを食べたいと思ったら→サラダを食べる」といった代わりのマイルールを決めます。

(25) 学校でタブレット端末を使えるのですが、つい授業中にネットサーフィンしてしまいます。どうすればいいでしょうか?に対するShigeyukiさんの回答 - Quora
https://qr.ae/prHNgc

「ただ我慢しようとする」「意識がポテチに向いたまま」になるので、やがて誘惑に負けてしまいます。しかし代わりに何か行動をしていると意識がそっちへ向かうので自然とやめられます。人間ふたつ同時に考えることはできないわけです。
これを1~2ヵ月ほど続けると無意識に行動できるようになり、ポテチを食べたいという欲求自体を忘れることができます。
つまり要するに「やめたい悪い習慣」「新しい良い習慣」で上書きするのです。
たとえばタモリ式禁煙法では「タバコを吸いたいと思ったら→15秒数える」といった方法が使われています。15秒だけ我慢すれば喫煙したいと思う気持ちがおさまるそうです。
タバコの場合であれば「ライターを手にもったら」「買ってしまったら」などをマイルールの行動を始めるスイッチに使うことができます。お酒であれば「グラスに手をのばしたら」「人に勧められたら」などがあります。
ネットサーフィンでも同じように、「ネットサーフィンをしたいと思ったら→目を閉じて15秒数える」「関係ないサイトを開いたら→タブレットの電源ボタンを押す」「ネットサーフィンをしている自分に気がついたら→1分間手のストレッチをする」といった形でマイルールを作ることができるはずです。
この「○○する」の部分は何でもご自身の好きな方法でかまいません。「水を飲む」「ストレッチする」「3分掃除する」「20回筋トレをする」など何でも使えます。
ちなみに自分がよく使うマイルールは「ドラえもんみたいに両手をグーにする」です。指を使わなければほとんど何もできないので、たいていのことは中断できます。

(25) 学校でタブレット端末を使えるのですが、つい授業中にネットサーフィンしてしまいます。どうすればいいでしょうか?に対するShigeyukiさんの回答 - Quora
https://qr.ae/prHNgc

テレワークのサボり癖に使えるように解釈・自分のルールを作成してみる

これ、素直に「爪を噛む癖を治したい」とか、「ダイエットしたい」とかには効果的だと思うんですよね。
ただ、私がサボってネットサーフィンやスマホに逃げるのは、ただひたすらに「仕事に打ち込むのが辛すぎるから」だったりするんです。
サボり中のネットサーフィンをやめたからと言って、その分仕事に意識が向かうかと言うと、微妙なところです。
なので、テレワークのサボり癖に特化した解釈を捻り出してみようと思います。

ルール1:「ついスマホを見ている自分に気づいたら→backlogのチケットを1つ処理する」

社内でのタスク管理をbacklogでおこなっており、ちょっとした作業みたいなのをチケットにして回されている状況です。忙しさに追われて、期限切れチケットが増殖していく一方。すごく地獄の状況です。
新年の際に、100以上溜まっていた期限切れのチケットを全部「完了」に処理したのですが、まだ1月22日なのにもうこのザマです。

1つ1つのチケットの中身はそんなに重くはないのですが、「チケットを確認し、中のタスクをこなし、チケットを処理済みにして他の人に回すなり完了にするなりする」という一連の流れをこなすのがひたすら面倒だと思って、後回しにした結果、気づけば数十のチケットが貯まり、中にはまあまあ重要なのに放っておかれたタスクがあったりするわけですね。

なので、サボり癖に使える「if-thenルール」を自分なりに考えました。スマホを弄ってしまった場合、罰ゲームとしてbacklogのチケットを1つ処理しなければいけない、というルールを作る!

ルール2:「ネットサーフィン等でついついサボってしまったら→残業を30分増やす」

弊社はブラックなので残業代が出ません。
なので、残業が増えても損しかありません。全部サービス残業です。
しかし、業務時間だけでは期限的に間に合わないものを複数抱えている状態なのが弊社社員の日常で、みんななし崩し的に残業をしています。
あと、私も「結構サボっている」という後ろめたさがあるので、しゃあないと思ってサービス残業をしています。
でも、よくよく考えたら、業務時間内にちゃんと必死で仕事をしていれば、サービス残業に不満を持つ権利はあるはずだし、残業代が出ないのであれば定時退社をしてもいいはず。
なので、自分ルールとして、「サービス残業を罰ゲームとして解釈する」という試みをおこなってみれば、ブラックな弊社の「サービス残業の部分に限っては」自分の中では納得がいくのではないかと思いました。

ネットサーフィン等で1回サボったら→残業30分、2回サボったら→残業1時間・・・10回サボったら→残業5時間。罰ゲームの分だけは、残業の多さに対して不満を持たない。

いつもはなし崩し的に残業に突入していたため、定時(19時)以降に友達との予定を立てるのが怖かったんです。もし残業になっちゃったら、友達との予定をドタキャンしなければならないので。ただ、自分のサボった回数が直で残業時間に影響するようなルールを作れば、残業時間はサボった回数次第なので、自分でコントロールできます。

あと、サボっていることに対して自己嫌悪が最小になるという利点も。息抜きは大切。ずっと仕事で切羽詰まっているわけにはいかない。残業30分という形で十分に懺悔しているわけですから、多少サボっていたとしても自分を責めない。

定時すぐあがることに関しても罪悪感を持たずに済みます。
退勤する際に他の人の勤務状態を見ると、まだ10名以上がバリバリ残業しているのが日常茶飯事だったりします。
みんながまだまだ頑張っている中、急いで終わる自分は酷いんじゃないか・・・なんて罪悪感があったものですが、このルールを取り入れれば罪悪感は要りません。
だって今日は1回もサボってないんだもん。定時にあがってもいいんですよ。

まとめ:※あくまで「私の」活用法です

前の章で2つのルールを作成しましたが、これはあくまで「私の」ルールです。
課題チケットを罰ゲームがてら処理するとか、サボってなければ残業不要とか、皆様の会社ではさすがに通用しませんよねw
正直、私は今の会社が嫌いで、一刻も早く転職したいと思っているくらいの温度感なので、こんな考えで動いています。ある意味、既に「会社がどうでもいいと思っている」からこそのスタンスなんですよね・・・。
今回のルールについても、「サボりをやめて会社に大きく貢献したい」というよりは、「今も一応会社に所属して給料をもらっているのにサボっているのは罪悪感がある」「残業はしたくない。でも、サボったままなのは流石に自分を許せない」という自分の気持ちがあった上で、「とりあえずサボる問題だけ解決しておこう」と定めたものです。
私と同じような境遇の人には参考になるかもしれません。

面倒臭い作業・できればやりたくない作業をサボったことに対する罰ゲームとして設定する、みたいなやり方はわりかし有効かもしれません。
では、明日からまた平日。皆さんも、脱サボり頑張りましょ!


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