お誕生日おめでとうのついでに
喜屋武くんは、変わっているが、今ひとつ掴みにくい人だなと思っている。
変人に見つけるのが人生の楽しみな私のアンテナは間違いなく反応している。
ただ何かに強く執着している風にはあまり見えず、捉えどころが見えないそんな印象がある。
どこに向かおうとしているのか、どうしたいのか、付き合いの浅い私にはまだ見えていない。
ただ私は、この生き物、大きくなると水かきを持って海に出ていくのか、羽が生えて空を飛ぶのがなぜか興味がある。
ある日酒の席で喜屋武くんが、自身は主体性が薄いのだと語って