地域に必要なお店を住民主導で誘致する

空きテナントに工事が入って、何が入るのかな、コーヒーのおいしいお店とかいいな、とか思ってたら携帯ショップが入ってがっかり。
こんな経験はないだろうか。
過去の経験上、期待以上のものがもたらされることは、ほぼないと言える。
そろそろこの現象に名前が必要だ。

期待すると裏切られる、カオス理論的なアレか?と思う一方で、住民の需要と、出店する側の需要の決定的な不一致が、そこにあるように思う。
気の利いたイタリアンが欲しい、手頃な値段のタイ料理屋が欲しい、こだわりの蕎麦屋、コンビニならローソン、コインランドリー、100円ショップ、いつも必要なものはもたらされない。
パワーストーンを売る店とか、うまくもないチェーンの海鮮居酒屋とか本当に勘弁してほしい。

このことから住民が自分たちの生活圏に欲しい店舗を獲得するための機能が社会に存在しないのではない、ということに思い至った。
この問題を解消する方法はないだろうか。

商店街のような組織が存在する場合、組織でお金を都合して、必要と思われる業態を経営する、と言うのはどうだろうか。
元々ある組織なので意見を集約がしやすい。
また共通の利益として商店街でいつまでも空きテナントがよりも、人を呼び込む要素のある状態にあったほうがいいのは明白である。
組織の外からよくわからない人が参入してくるリスクも軽減できる。
後継者問題で店を手放さざるを得なくなる場合など、その救済策としてこのシステムがあると安心材料になるかもしれない。
事業が軌道に乗り希望者がいるなら、そのまま売却してもいい。
このことを念頭にするので、黒字での営業ができるベストのものを模索することが必要。

クラウドファンディングで当座の売り上げを確保するという形で出店者を募るという手もあるかもしれない。
誘致のするにあたって事業者にメリットを提示することで臨んだ業種が参入してくれる可能性が上がる。
結果的に住民が望んむお店が入ることに繋がる。

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