見出し画像

名古屋&daft STREETDANCE HISTORY7 〜2009年:新たな時代への転換期〜


どうもです。UCです。

(これは名古屋&daft STREETDANCE HISTORY企画の目次7です。その他の目次はこちらからご確認ください。→名古屋&daft STREETDANCE HISTORY

また、名古屋STREETDANCE HISTORYの続編で.もあります。1990年〜2002年のヒストリー記事はこちらからご確認ください。→名古屋STREETDANCE HISTORY )
(2020.08.17 追記あり)

ということで、
今回は2009年です!


00年代もあっという間ですね。
世界的に見ると、
アメリカ同時多発テロ(2001)に始まり、イラク戦争(2003)、SARS流行(2003)、スマトラ沖地震(2004)、リーマンショック(2008)、新型インフルエンザの大流行(2009)etc...
なんかこう並べると暗い10年でしたね。
まぁ暗いNEWSの方が記憶に残りやすいというのもありますが。

そして、
2020年の今も、同じような不安が多い時代というのが辛いですが、
そろそろ歴史から学べること学んで、繰り返しでなく上向きの螺旋にしていきたいですね。

そして、
携帯も2007年に3Gになったばかりてこと考えると、
技術革新の螺旋スピードはクソ速いですね!

ダンスシーンもどんどん変わっていってますよね。
良し悪しは人それぞれでしょうが。


というわけで、
今回も色々と振り返っていきたいと思います。
(※文中はすべて敬称略です。ご了承ください。)


INDIANウソツカナイ

07年編から紹介している
INDIAN CREW』(“SUGI-J”, ”ARROW”, ”YU-TA aka 0014”, ”masahiro”, ”DEJI”, ”UC”)
ですが、
メンバーそれぞれが少しずつ実績を重ねていました。

画像1

▲INDIAN CREW メンバー


SUGI-J“は『HOME MADE 家族』専属サポートダンサー、
DEJI”, “ARROW”は、『REDSTA DANCER』(“AK-69”バックダンサー)、
ARROW”はさらに『HOOK UP!! KRUMP』“準優勝”、
UC”は、『SUPER BAD 2008〜CASH THE BATTLE〜』で“優勝”、『DANCE@LIVE HIPHOP』“準優勝”、
Bo’z』(”DEJI”, “YU-TA”, “SUGI-J”)は、『DANCE DYNAMITE 2008』“優勝”、『Japan Dance Delight(JDD) vol.15』“FINALIST”、
daft』(“UC”, “masahiro”)は、『DANCE DYNAMITE 2005,2008』“準優勝”、
etc...


そこで、
そろそろ人様からいただける評価だけではなく、
“自分たちのチカラ“で何かを成し遂げようと、
大きな”花火“を打ち上げようと試みました。


それが、
名古屋では当時少なかった自身のクルーを前面に打ち出したプロデュースイベント『INDIAN NIGHT』の企画でした。

※当初は『SONY』からの協力がもらえるという話があり、
一気に盛り上がって話を進めたという側面もあります。
一瞬で立ち消えましたが笑

画像2

▲INDIAN NIGHT vol.01 フライヤー表紙


「名古屋に刺激を与える。」
「新しい愛知を創り、繋げる。」
身の程わきまえない壮大なテーマを掲げ、
いっちょかましてやろうとみんなでワイワイ盛り上がりながら企画していきました。

画像3

▲INDIAN NIGHT フライヤー導入面


しかし、
初めてのイベント主催、僕らは右も左も分からず色んな誤ちをおかしました。
それをきちんと叱ってくれた、教えてくれた沢山の先輩方がいてこそ、
僕らはイベントをイメージ通りに行うことができましたし、
勘違いせずに済みました。

本当に今でも感謝しています。


というわけで、3月22日。
INDIAN NIGHT vol.1』を主催しました。

・映像を使った演出、
・オリジナル音源でのSHOW、
・20分のストーリーSHOW、
など、当時のダンスイベントには少なかった演出を用い、
さらに、
・メンバー全員のソロSHOW、
・エキシビジョンクルーバトルなど、
とにかくどの部にも『INDIAN CREW』が出てくるという、
INDIAN CREW』を前面に押し出したイベントでした。

画像66

画像67

▲INDIAN CREW showcase 模様


そして、
INDIAN CREW』以外に出演していただいた出演者が、
県外GUESTとしては、世代や価値観が近かった2チームが踊ってくれました!

画像4

▲INDIAN NIGHT vol.1 GUESTチーム

まずは、
05年編で紹介した『GROOVIN/SLASH』(“HiRo”(現、“HIRONORI FUKUZUMI”), “TAKE/SLASH”, SHINGO“)!
神戸のコンテストきっかけで仲良くなり、
この年には“UC”と“HiRo”でユニットSHOWもしていました。
2007年『OSAKA DANCE DELIGHT vol.23』“優勝”、
2008 年『JDD vol.15』”FINALIST“と、
勢いマックスの彼らが名古屋に登場しました!

そして、
Uhh-Wee+INCREDIBLY』(”sacche”&“MEI”, “TECCHY”&“OBA”)!

08年編でも記したように、名古屋のCLUBで散々踊りあった “TECCHY”と、
INDIAN CREW』とタメダンサーとして仲良くなった大阪の“sacche”が、
「『INDIAN NIGHT』の為に!」と言って組んでくれたUNITでした!

ちなみに、
前述の『UC+HiRo』のユニットが踊らせてもらったイベントが、
sacche”が地元徳島で主催した『SOUL TALKIN’』でした◎

画像5

▲SOUL TALKIN’ vol.1 フライヤー
(めちゃくちゃ良いイベントでした。)


本当に繋がりってステキだと強く感じた時でしたね。


そして、
東海からは、ダンサーとしても、人間としても尊敬できるダンサー、チームを“SELECT DANCER”として5チームだけ踊っていただき、
さらに、
今後を期待する自分たちの後輩たちから”PICK UP DANCER“としても3チーム踊ってもらいました。

画像6

▲INDIAN NIGHT vol.1 -SELECT DANCER&PICK UP DANCER-


クラブTIMEを盛り上げてくれたDJは、『INDIAN CREW』とタメの2人“DJ TA2YA”(現、“DJ T2”/『10GAME』)と、“DJ SHU”(現、『DESIGN PARSON』product management)の2人でした!

MCには『ILL BUCCNESS』で“ARROW”と共に活動する先輩“INO”(“MC LONG-T”)がひと肌脱いでくれました!

さらに、
同世代の『CRAFTRICK BOX』(“INA“(aka”稲吉拓哉”/のちに『Jumping Dog』), ”SAKURA“, ”SHU“)が、
INDIAN CREW』のSHOW音源をオリジナル音源でプロデュースしてくれました!

さらに、
secret dance battle”として、
INDIAN CREW』が尊敬する先輩たちに、6×6のエキシビジョンバトルをふっかけました!
当日まで挑戦状を受け取ったダンサーを明かさず、
当日もステージ上ではなく、ゲリラ的にフロアの中央でサークル作って始めたバトルはとても盛り上がりました◎

画像7

▲INDIAN NIGHT vol.1 -DJ&MC&MUSIC-


SECRET GUEST BATTLERは、
91年編から登場している”TOMOKAZU aka MATSURATTY“(『PINOCCHIO』, 『C-HAIS』, 『FIVESTAR』, 『ILL BUCCNESS』)、
94年編から紹介している”MO-TA“(『entrance』, 『Bush Babeez!!』)、
98年編から紹介している ”BUNPEI“(『ROOT’S ON』, 『名古屋城前ポッパーズ』)、
99年編から紹介している ”TANOKEN“(『BUZZER BEASTER』, 『PUNCH』, 『DOW BOYZ』)、
01年編から紹介している”WOWZ“(『ILL BUCCNESS』)、
00年編から紹介している”ヒロト“(『Skullz』, 『BROTHER HOOD』/現、”Hilototti“)
の6人でした!

フライヤーにも名前が載らないというのに、
ノリノリで参加してくれた先輩方には感謝の気持ちでいっぱいですm(_ _)m


というわけで、
優秀なスタッフたちにも支えられ、
無事にイベント終了することが出来ました。

画像8

▲INDIAN NIGHT vol.1 フライヤー裏面

懐かしい名前もたくさんです。
(みんな元気にしているかな。)

後日、
イベント模様プラス『INDIAN CREW』動画を収録した、
プロモーションDVDも販売しました!

画像46

▲INDIAN CREW DVD (2枚組の大作でした)


▲INDIAN DVD コマーシャル動画

色んなことが初体験で、ワクワクしながらみんなで突き進んだ、良き思い出ですね。


daftの悲願達成

さて、
それではまた毎年振り返っている名古屋の風物詩イベントを中心に振り返っていきたいと思います。

まずは、
91年編から紹介している東海地区の最長寿コンテスト『DANCE DYNAMITE』です。

画像13

▲DANCE DYNAMITE 2009 フライヤー


昨年より短かったですが、
この年も『NHK』放送がありました。
すごいことですね。

そして、
OPEN CLASS“は過去最高となるエントリー100チーム超えでした!
そんな過去最多エントリーの大会で予選を通過したのが、


・『Romp
06年編から紹介しているフィメイルJAZZチーム!

画像9

▲ROMP(上:左から、KANAMI, MAKO、下:左から、IDUMI, MAIKO)
(※写真は2007年時。2009年はKANAMI, IDUMI, MAIKOの3人でした。)

・『KoRock
02年編より紹介し、08年編でメンバー編成を記した高校生チーム!メンバーは、”泰智”, “J”, “いっとん”の3人。

・『HI-JACK
08年編で紹介したレペゼン浜松のHIPHOPチーム!当時精力的に活動しており、同じ熱さを共有して『INDIAN NIGHT vol.1』にも出演していただきました!
メンバーは、“TERA”(現、『DANCE STUDIO Jammin』代表), “KYO-HEY”, “HIRO”, “T28”, “MALUBOW”の5人。

・『Rip steez
05年編より紹介している『頂志』メンバーの“SASA”が新しく立ち上げたチーム!

・『fizz-up
※名古屋市立大学ダンスサークル『カリクレイン』出身のフィメイルLOCKチーム。メンバーは、“SATOMI”, “SAYAKA”の2人組。

・『光線(BEAM)
※三重のHIPHOPチーム!メンバーは、リーダー"DAI"(『masterpiece』)が集めた "TaQ"(『BK2 CREW』), "Steel"(『紺染拳』/元rapper)からなるアニメーションスタイルのHIPHOPチームでした。

・『BULLBABE
06年編で『3peace』、08年編で『V.I.P』として紹介した“MONA”(現、『1994』)の新チーム!

画像10

メンバーは、(左から)“MONA”, “RIONA”, “HARUNA”(現、“ハルナインティー”)の3人。

・『さるとめブッダ
04年編から紹介している”ATSUKI“(現、『PUPPETION』), ”パプワ“からなるアニメーションチーム!異彩を放っていて好きでしたね。

・『オリジナルスクール

・『???』
※キッズロック2人組

・『BOYS☆B☆SOUL
※当時、中学生だった浜松のスーパーKIDS チーム!

画像11

メンバーは、(左から)”YUUSHIN“(現、『FIRE』, 『S.Kitchen』), ”大空“(現、『BEAT SOLDIER』)の2人組。

・『daft
※”UC“, ”masahiro“の2人組。05年、08年と準優勝で、もうこの年こそはと3度目の正直でした。


以上の12チームが通過しました!(順不同)


そして、
本選の結果が、
優勝:『daft』(”UC“, ”masahiro“)
準優勝:『KoRock』(”泰智“, ”J“, ”いっとん“)
3位:『fizz-up』(”SATOMI“, ”SAYAKA“)
でした!

ようやく優勝できました!
継続はチカラなりですねm(_ _)m

画像13

▲daft(左から、masahiro, UC)


ということで、
KIDS classは.
優勝:『☆Roy☆
08年編で紹介したKIDS HIPHOPチーム!
メンバーは、”HANA“(現、『ケロケロステッパーズ』, 『PINOCCHIO』), ”シュリ“, ”ヒナ“, ”ミズキ“の4人組。

2位:『Central Strikers
※のちにKIDSコンテスト日本一にも輝く『D-HIGH DANCE STUDIO』のBBOYチーム!メンバは、”KEITA“、”KOHEI“、”KYOTA“、”RYUICHI”(現、“RYU ONE”(『Love Traffic Accident』、“SHIRYU”(現、“子龍”/『ケロケロステッパーズ』)、“KAZUKI“、“SHIORI”)の7人でした。

3位:『New York City Poison
08年編でも紹介したHIPHOPチーム。大阪のチームみたいです。メンバーは、“ゆき”、“りな”、“はな”、“ともか”の4人組。

でした!

画像14

▲DANCE DYNAMITE 2009 KIDS CLASS 結果

この年は、
KIDSクラスの“2on2バトル”も行った年でもありました!

画像73

▲DANCE DYNAMITE 2009 レポート


その後、
中学生クラス、高校生クラスとクラスの細分化が図られていく『DANCE DYNAMITE』ですが、
☆ROY☆』の”HANA“は、
ここからの10年間で、『DANCE DYNAMITE』全クラスで”優勝“するという偉業を達成します。


SUPER BAD 2009


お次は、
01年編から紹介している名古屋が全国に誇っていたHIPHOP party『SUPER BAD』です。

この年も2007年より始まった”女子大エリアクラブサーキット“として名古屋の夜を賑わしました。

画像15

▲SUPER BAD 2009フライヤー

この年も、
東海のトップアーティストが集まり、
全国のトップクラスのダンサーも集まりました。
MCにも、
日本で初めて”B-BOY”と呼ばれた伝説の男 ”CRAZY-A“が登場しました!
97年編で紹介した『ILLMARIACHI』と ”Younggunz“で競演した『茂千代』も登場しました!

▲Younggunz/ ILL MARIACHI feat.茂千代, KENT


圧倒的にホンモノが集まる空間でした◎

画像16

▲SUPER BAD 2009 出演者


イベントを仕掛ける『TOP UP PRODUCTION』が手がける、
01年編から紹介しているダンススタジオ『pineapple studio』のインストラクター陣も、
最後に記した2003年から6年の年月を経て、
新世代が追加されていました!
2003年時の2倍近くの53名!
名古屋ストリートシーンに根付くダンサーばかりでした。

画像17

▲pineapple studio インストラクター(2009年)

そして、
この年のMC BATTLE『WHO’S ONE』は、 ”CROWN-D“(『DRAMASICK』)が優勝しました!

ダンスバトル『CASH THE BATTLE』で優勝したのは、
05年編より紹介している”AMI“(『HOT CHIX』, 『MAYUMI&AMI』)でした!

画像18

▲AMI 優勝インタビュー記事

センス溢れる感覚派の天才ダンサーでしたね!
今は沖縄在住で幸せに暮らしております。


そして、
08年編より紹介している『トウカイズム』も東海ダンスシーンをさらに盛り上げるためのイベントとして、この年も開催されました。

画像19

▲トウカイズム vol.2 フライヤー

こちらは時代が移り変わり、
「トップダンサーの多くがコンテストなどに出場することもあまりなく、大きな舞台公演は発表会のみとなっている現状」
を打破するために、
「トップレベルのストリートダンス・エンターテイメントをステージで見せる」
コンセプトで立ち上げられたそうです。

画像20

▲トウカイズム vol.2 レポート


2009年に東海エリアで活躍したチームのSHOWと、名古屋ダンスシーンに欠かせないソロダンサー達のSHOWということで、
KIDSから大御所までの幅広い世代が集まる数少ないイベントでした!


ROCK ITの2009年

さて、
次は03年編より紹介している『ROCK IT』です!

08年編で、『ROAD TO L.A』企画で『7ZEAL BOOGAROOS』(”ANI”, ”キャラメル”)が2代目の”V5“達成チームになったと記しました。

そして、
この年は新企画『ROAD TO N.Y』として、
マンスリーチャンピオンを集めたグラチャン大会が行われました。

グラチャンに進出した8チームが、
・『daft』(”UC”, ”masahiro”)

・『KEEP IT FUNK』(“MOTOTAKA“(現、”FROG DANCE STUDIO』), “U-KEY“(現、”BIG WEST“/『LOKI』)

・『CROSS QUARTET』(”KOTETSU”, ”SAYAKA”)fromOSAKA

・『たかことみさ』(”TAKAKO”, ”MISA”(ともに『GANG☆MANISH』))fromOSAKA

・『SOUL FIRE』(”CGEO”(『temporaly』), ”TECCHY”)fromOKINAWA

・『30代に見られがち』(”ヒロト”(現、”Hilototti”/『Hilotes』代表), ”KENTA”(現、『PINOCCHIO』))

・『カナディアン・ロッキー』(”BOT”, ”NAOKO”)

・『KEI&YUKARI』(”KEI”(『Co-thkoo』), ”YUKARI”(『BITTER BOX SISTERS』))fromOSAKA

でした!
県外からのエントリー者が次々とチャンピオンとなり、
さらにはラストの1枠を、最強夫婦と称しても過言ではない、
世界レベルのダンサー夫婦が大阪よりわざわざエントリーしてきて獲得し、
グラチャン前から名古屋がどよめいていましたね!


JUDGEは、もちろん『WARRIORS』!
初代から『WARRIORS』を務める
・”KENJI“(『PINOCCHIO』/現、『CLOVER ダンス塾&STUDIO』代表)
・”BUNPEI“(『ROOT’S ON』)
・”HAYATO“(『DOPE FRESH』/現、『PUPPETION』代表)
・”B-boy YASU“(『CONCRETE SOUL ROCKERS』)
に加え、このシーズンは、
・”RYO-Z“(『Bush Babeez!!』)
も『WARRIORS』入りしていました!

さらに層が厚くなった、
レペゼン名古屋の最強ダンサー軍団ですね。

もちろん、バトル音源は、
RUBBISH』(”柏木誠 aka KA-SHI“, ”則武英樹“)
による生音でした!

HOST MCは、
名物MC”DE LA YAS“(『UNIVERSE』, 『GATSBY IN THE JOCKEY』)でした!

今あっても、遊びに行きたいイベントですね。


てことで、
グラチャンの結果ですが、
我々『daft』は準決勝で『KEI+YUKARI』に負けてしまいました。
壁は厚すぎました。

しかし、
決勝で『30代に見られがち』(”ヒロト”, “KENTA”)が、
KEI+YUKARI』を打ち破り、
下克上を果たし優勝しました!!

ヒロト”は08年編で記した『ROCK IT -MASTERS BATTLE-』に続いての下克上優勝でした!
すごいですね!

当時、
27歳の“ヒロト”と28歳の“KENTA”で組んだ『30代に見られがち』。

「俺ら大御所だと思われているけど、まぁ実際実力的にはそうなんだけど、まだ20代なんだよね。」

勢いと自信が有り余っており、
後輩の僕の前では常に強気な発言しかしていなかったことを今でも記憶しています。

そして、
そのまま“ヒロト”(現、“Hilototti”/『Hilotes』代表)は、
翌月より『WARRIORS』入りしました。
本物の大御所となっていきましたね。


そして、
翌月には前述の『INDIAN NIGHT vol.1』開催の告知も兼ねて、
INDIAN CREW』(”SUGI-J”, ”ARROW”, ”YU-TA aka 0014”, ”masahiro”, ”DEJI”, ”UC”)
vs
THE OLDYZ SHOP』(”MATTURATY aka TOMOKAZU”, “MO-TA”, “COZY”, “TAKAOMI”, “ANI”, “TAKE”, “TANOKEN”, “JIN”)
のCREW BATTLEカードを組んでいただきました!

画像21

▲ROCK IT フライヤー


エキシビジョンバトルだけど、
WARRIORS』のJUDGE付きでした。
これはめちゃくちゃ燃えましたね〜!

INDIAN NIGHT vol.1』の開催2日前でしたし、
景気付けに大暴れしてやろうぜと意気込んでいたつもりが、
開始前に“TOMOKAZU”にひと睨みされただけで、
自分たちがフワフワしていたことに気づかされましたね。笑

そのまま、コテンパンにされました。
バトルとしても、踊りとしても、CREWのかっこよさとしても。
全てにおいて歯が立ちませんでした。

貴重な機会でした!


そこから、『ROCK IT』は、
半年に1回、マンスリーチャンピオン&準優勝チームを集めてのグラチャンを行いました。

画像22

▲ROCK IT グラチャン フライヤー

2009年10月のグラチャン大会は、
6月優勝:『BASEMENT BLACK』(“TOMMY”, “YAGAMI”)
6月準優勝:『FALL IN MAGIC』(“J ARROW”, “satoshi”)
7月優勝:『B-BLAND』(”ヒデヨシ”, “SHIBA”)
7月準優勝:『JG』(“なお”, “AYAKO”)
8月優勝:『daft』(“UC”, “masahiro”)
8月準優勝:『Basic Lockers』(“ユーキモ”, “???”)
9月優勝:『YU-YA+KENTA』(“YU-YA”, “KENTA”)
9月準優勝:『Jack Up Boyz』(“TKC”, “MOTOTAKA”)
の8チームでした!

グラチャンに輝いたのは、
YU-YA+KENTA
でした!

画像72

▲YU-YA+KENTA

KENTA”はグラチャン連覇!
ROCK IT』のソロバトルグラチャンの初代優勝者であり、
2on2グラチャンの初代優勝者(『KENTA+AKO』)であり、
そして『ROAD TO N.Y』グラチャン優勝者(『30代に見られがち』)であり、
4度目の『ROCK IT』グラチャン制覇でした!
この方もすごいですね◎

画像23

▲KENTA(2007年時)


というわけで、
全国的に先駆けて行われていた“生音ダンスバトル”は7年目のこの年も盛り上がっていました。


JDD vol.16

さて、
数年前より国内予選のみならず、海外予選も始まっており、
世界最大級のストリートダンスコンテストとなっていたのが、
94年編から紹介している『JAPAN DANCE DELIGHT(JDD) 』でした。

JDD vol.16』となるこの年の名古屋予選通過チームは、

・『FUNKY JIGGY』(“LEE”, “MASAMI”, “MAI”)
※昨年に続き、名古屋予選を通過した関西の実力派チーム!

・『BOUNSTEP』(“KAZUKIYO”, “ゆりっち”)
※関西を代表する唯一無二の世界観で魅せられるHOUSEチーム。

・『Inspirado』(“Ricardo”, “Shigeki”, “もてい”, “DAIJI”)
※『JDD vol.14』でもFINALISTに輝いたHOUSEチーム!05年編より紹介している“Ricardo“(現、『DANCE STUDIO Gingar』代表)をリーダーに、99年編より紹介している “Shigeki”(『FUTURE TRIPS』)もいますが、“もてい”, “DAIJI”(『CALPAS』)は新メンバーでした!

以上の3チームでした。

画像24

▲JDD vol.16 名古屋予選レポート

我々『daft』はまたもや予選通過できず…
しかし、JUDGEの大半から良かったチームとして名前を挙げていただき、
本当にあと一歩だと沢山の方に励ましていただきました。

そして、
JDD vol16』にFINALISTとして出場した東海所縁のチームとしては、
Inspirado』(本選時は、”Ricardo”, ”Shigeki”, ”もてい”, ”Bambi”)に加えて、
07年編で紹介した三重の “BOT“(『HOTSHOT』主催)率いる『CLASSIC GROOVER』(“BOT“, ”YABU“, ”マサキ“, ”エリ”)
でした。

画像25

▲Inspirado&CLASSIC GROOVER


DANCE@LIVE 4th season FINALと5th season

さて、
05年編から紹介している『DANCE@LIVE』ですが、
2007-08年の『DANCE@LIVE 3rd season“から、中学生以下の”KIDS side“, 大学対抗クルーバトルである“RIZE side”も始まり、
決勝の場も『両国国技館』に移り、
あっという間に国内最大級のバトルイベントへと突き抜けていました。

08年編で記したように、
DANCE@LIVE 4th season』では、 “UC”(『daft』, 『INDIAN CREW』)が”ベスト8“, ”3位“, ”準優勝“と入賞を繰り返し、
ポイントランキング5〜6位と”FINALIST“圏内で2009年を迎えていました。

しかし、
年明けからのラスト2回の予選大会はどちらも”予選落ち“し、
最終ポイントランキング”8位“まで落ち、
FINALIST“7枠”(前年度チャンピオンがSEED枠の為)を寸前で逃してしまいました。

7位との差はわずか2000ポイント、
ベスト8“ 1回が3000ポイント、、、
悔やまれる結果でしたねm(_ _)m

画像26

▲DANCE@LIVE FINAL 2009 フライヤー


そんな『DANCE@LIVE FINAL 2009』は、
東海ダンサーは”KENJI“(『PINOCCHIO』)が4年連続の“FINALIST”となりますが、
この年は”ベスト8“で敗れてしまいました。
そんな時もありますよね。

画像68

▲DANCE@LIVE 2009 FINAL HOUSEトーナメント

そして、
07年編で紹介した『CALPAS』の ”DAIGO“が、
DANCE@LIVE 4th season』で2009年に入ってからメキメキと頭角を現し、
最終大会で“準優勝”し、堂々の”FINALIST“となります!

画像67

▲DANCE@LIVE HOUSE CLIMAX レポート

画像69

▲ダイゴ
※キャッチコピーが面白い笑


というわけで、
また夏より『DANCE@LIVE 5th season』が始まりました。

私“UC”はこのシーズンこそは『両国国技館』での“FINAL”に立ちたいと前シーズン同様積極的なチャレンジをしていましたね。

DANCE@LIVE 5th season HIPHOP01』では、“ベスト4”とまずまずのスタートを切りました笑

画像70

▲DANCE@LIVE 5th season HIPHOP01 レポート


▲DANCE@LIVE HIPHOP UC×SHINJI


続く“5th season HIPHOP02”では“ベスト8
には残るものの、
すぐに“Dee”(『D-BLAST』/『King of Swag』)に負けてしまいました。

画像71

▲DANCE@LIVE 5th season HIPHOP02 レポート

そのまま年内は“ベスト8”にあと一歩で残れない回を繰り返して終わりました。

DANCE@LIVE 5th season』もFINALに残れないのか?
5th season“に東海からカマすダンサーは現れるのか?

また次編記します。


エンブレムの拡がり


さて、
東海地区最大のバトルイベントといえば、
07年編から紹介している『THE CENTRAL EMBLEM(以下、エンブレム)』でした。

この年も、
女性だけの“エンブレムQUEEN”,
男性だけの“エンブレムKING“,
男女混合の“エンブレムSPECIAL”、
年一回ずつ、チャンピオンを決める大会がありました。

まずは1月は”エンブレムQUEEN“でした。

画像28

▲THE CENTRAL EMBLEM QUEEN 2009 フライヤー

そして、
3代目“QUEEN”に輝いたのは、
05年編より紹介している “RIYO“(『90STEPPERS』)でした!
New Jack Swingベースの小気味良いステップダンスがJUDGEの心を掴みました◎

画像29

▲THE CENTRAL EMBLEM QUEEN 2009 トーナメント表

※ちなみに、
トーナメント表の”PAN粉“は、”タエコバドゥ“(『ARROGANT』)です。関西だと下ネタになると知らず名乗ったそうです。
そして、”らっきょ“は07年編で紹介した “MARIKO”(『BLAID』/のちに『ARROGANT』)です。

そして、
5月には“エンブレムKING”でした。

画像30

▲THE CENTRAL EMBLEM KING フライヤー


3代目“KING”となったのは、
日本のレジェンドダンサーである“OZ1K(オズワンケノービ)”でした!
この時期は名古屋を拠点にし始めていた頃でした。

画像31

▲THE CENTRAL EMBLEM KING 2009 トーナメント表

ベスト4はポッパーが独占!
ベスト8も実に6人がポッパーと、
エンブレムKING“ではPOPが強さを見せる回がずっと続きました。


そんな現状にヤキモキしてか?
オーガナイザーの1人である97年編より紹介している“MAKOO”(『ARROGANT』)が、
自身の愛する“HIPHOP”を、フックアップするべく、
HIPHOP EMBLEM』というHIPHOP限定の『エンブレム』を開催してくれました!

この年は、
“vol.1”, “vol.2”, “vol.3”と3回開催されました。

HIPHOP EMBLEM vol.1』では、私“UC”は、“JUDGE”させていただきました。
立ち上げイベントの“JUDGE”任せていただけるって嬉しいですよね。
しかも、この時は憧れの“TOMOKAZU”(『C-HAIS』, 『THE OLDYZ SHOP』)と一緒に “JUDGE”できるということで緊張もしていましたね!笑

そして、
初代チャンピオンに、
masahiro”(『daft』, 『INDIAN CREW』)が輝きます!

画像32

▲HIPHOP EMBLEM vol.1 トーナメント表


※ちなみに、
佑生”はのちの“YELLOW MONKEY”ですね。
たつや”は、“baanintatsuya”、
たかし”はのちの『SMOKIN’ JACXXX』。
08年編で記した『遊UC白書』に参加してくれているメンバーが活躍して嬉しかったですね。
そして、
のび”は、名古屋が誇る超アンダーグラウンドのクラバーです!
この時もバトルに出てきて、超絶なヴァイブスを見せつけてくれて、
本当にかましていましたね!
カタチじゃない、心からのダンサーです。

そして、
夏には『HIPHOP EMBLEM vol.2』が開催されました。

2代目チャンピオンには、
UC”(『daft』, 『INDIAN CREW』)が輝きました!
daft』で連覇です!

画像33

▲HIPHOP EMBLEM vol.2 トーナメント表

しかも、
決勝は『daft』対決でした!
ありがたいですね。
準決勝では2カードともに『daft』×『THE OLDYZ SHOP』の図式でした。
前述の『ROCK IT』でコテンパンにされた苦い思い出を少しだけ緩和できました。
でも、それ以上に楽しかったですね!

画像34

▲HIPHOP EMBLEM vol.2 レポート

画像35

▲HIPHOP EMBLEM vol.2 フォト


そして、
秋には『HIPHOP EMBLEM vol.3』が開かれます!
ハイペースですね。

画像36

▲HIPHOP EMBLEM vol.3 フライヤー


3代目チャンピオンの座を、
YU-TA aka 0014“(『Bo’z』, 『Skullz』, 『INDIAN CREW』)
が勝ち取りましま!
なんと就活帰りに立ち寄って、スーツに靴下で優勝するという奇跡を見せますが、
この時は本当に神懸かっていましたね!

画像37

▲HIPHOP EMBLEM vol.3 トーナメント表


この年の『HIPHOP EMBLEM』は、
すべて『INDIAN CREW』がチャンピオンになるということで、
HIPHOP“バトルなら負けないぞというところを見せられたかと思います。

そして、
この『HIPHOP EMBLEM vol.3』に”JUDGE“参加してくれていたのが、
91年編より紹介している”AG“(『MOVE UP』, 『HIPHOP CORN』)であり、
当時は第一線から退いていましたが、JUDGE DEMOでめちゃくちゃカマして、
会場中の度肝を抜きました!
めちゃくちゃかっこよかったです!!


ということで、
9月には恒例の『エンブレムSPECIAL』がありました。
JUDGEも全員国内トップクラスとなる豪華イベントでした。

画像38

▲THE CENTRAL EMBLEM SPECIAL 2009 フライヤー

KING”と”QUEEN“は予選免除での決勝トーナメントから参加となります。
若手からベテランまで色んな人が参加するお祭り的な側面もありましたね!
そんな『エンブレムSPECIAL』の3代目チャンピオンに輝いたのは、
05年編で紹介した“B-BOY TETSU”(元『MITSURIN』/『CONCRETE SOUL ROCKERS』)でした!!

画像39

▲THE CENTRAL EMBLEM SPECIAL 2009 トーナメント表

エンブレム』史上初のBBOYチャンピオン!
さすがでしたね。
ちなみに、
この日、僕らは東京の『DANCE@LIVE』に参加していたのですが、
エンブレムSP』において、“HIPHOP”勢が誰も予選通過出来なかったと聞いて、
本当にショックだったのを覚えています。
見てないから何も言えないけれど、
良いダンサーいっぱいいるのになと。

地元のHIPHOPダンサーを底上げしたいという気持ちが強まってきた時期でもありました。


名古屋シーンに根付くイベントの思い出


さて、
次は名古屋ダンスシーンには外せないダンスイベントについてです。
バトルやコンテストが結果としては残しやすいですが、
結局本当の意味で根付き、支えているのは日常と、その日常を支えるイベントなんだと思っています。

HIPHOPの始まりは“ブロックパーティー”なわけですし、
やはりパーティーは外せないですね。


というわけで、
01年編から紹介している『TOSS IT UP』はこの年もシーンの中心でした。
前身の97年編より紹介している『From Behind』, 『Check It Out』から数えると10年以上シーンを盛り上げているわけですから、
本当にすごいことですね。

画像40

▲TOSS IT UP 2009 フライヤー


ちなみに。
この年の『TOSS IT UP』で、
daft』(“UC”, “masahiro”)は初めて“3部”で踊ることができました。

以前も記したように、
“『TOSS IT UP』の3部”というのは、名実ともに名古屋シーンからプロップスを得たチームしか出られない部でした。
チーム結成6年。ようやく“トスの3部”で踊らせていただき、
天邪鬼チームも少しずつ馴染み始めたのかなと感慨深かったです。
(この時、初めて”KATSU“からいただいたギャラ袋はずっと大切にとっていました。)

そして、
99年編から紹介している『WILD WILD SMILE』でも、
なんと、
INDIAN CREW』のDVD完成記念回をやっていただけるという先輩方の優しさをいただきました。

画像59

▲WILD WILD SMILE フライヤー
(大学生ダンサーへの熱いメッセージ付き)


HIPHOPマナーに基づいた由緒正しきアンダーグラウンドイベントで、
フィーチャーしていただけることは光栄以外の何ものでもなかったですね!


さらに、
年末には、07年編から紹介している『BIG UP!』&『THE OLDYZ SHOP』の共同開催で、
NIGHT RIDER』というイベントを主催しました。

画像41

▲NIGHT RIDER フライヤー

THE OLDYZ SHOP』メンバーの親友であり、戦友である“MASAKI“(『C-HAIS』, 『NIGHT RYDERS』)の為の、
彼、ひいてはシーンへの愛情が詰まったイベントでした。

このイベントに『INDIAN CREW』でクレジットいただいたことも本当に光栄なことでした。

画像42

▲NIGHT RIDER間違いないCASTとイベントへの想い

伝えていきたいですね。

そして、
00年編より紹介している『ARROGANT』(“AYUMI JAPAN”, “タエコバドゥ”, ”MAKOO“)の結成10周年イベントも開催されました!

画像60

▲ARROGANT 10th anniversary partyフライヤー

正確には9年半くらいだったみたいですがw、
現場主義として、シーンを支え、盛り上げ続けてきたのは事実であり、
多くの先輩、後輩が詰めかけて、盛大に祝われました!

「ドレスアップにスニーカーでお越しください。」
現場主義のダンサーだからこその一言がかっこいいですね!!

ちなみに、
この時にユニット出演をしていた07年編で紹介した”MARIKO“(『BLAID』)は、
そののちに『ARROGANT』の正式メンバーとして加入しました。


DANCE TRIMUCH ’09


このようにシーンを守り、盛り上げるイベントがいくつもある中で、
05年編より紹介している『DANCE TRIMUCH』は、
この当時、クラブで開催される唯一のダンスコンテストとして、
この年も開催されました。

5年目となるこの年は、
静岡予選、三重予選など県外での予選開催に加え、
昼間のオープンエリアで18歳以下の『ヤングトライマッチ』も開催されました。

そして、
決勝大会は『DIAMOND HALL』で行われるというスケールアップされた年でした!

画像61

▲DANCE TRIMUCH ’09 決勝フライヤー

予選通過チームは、
・『SOUL FIRE
※沖縄ダンサーである“CGEO“(『temporaly』)と“TECCHY“(のちに『GONZO』, 『SOUTHGATE』)が出稼ぎで三重に拠点を置いていたときに名古屋の核弾頭“キャラメル“(『名古屋城前ポッパーズ』)と共鳴して組んだ炎のPOPユニット!

・『BOOGALOO STAR★
※名古屋POPシーンの中心人物 “BUNPEI”(『ROOT’S ON』, 『名古屋城前ポッパーズ』)が後輩である“ヒデヨシ”(『B-BLAND』/のちに『LOKI』, 『DIZZLEZ』)、”MAXなおき“と組んだユニットでした。

・『daft
※“UC”, “masahiro”の2人組。4回目となる『DANCE TRIMUCH』決勝大会挑戦でした。

・『G-town HomieS
※レペゼン岐阜のフィメイルHIPHOPチーム!メンバーは、05年編で紹介した『G.T.SEAK』の”CHINAMI“に、”NAMIKO“, ”TOMOE“の3人組!

・『JG
08年編より紹介している”なお“と”あやこ“からなるフィメイルPOPチーム!

・『Dolly Bird
※フィメイルLOCKチーム。”AYA“と”YUKO“の2人組でした!

・『SAM×2
91年編より登場している重鎮フィメイルダンサー”染香“(『NASTY』, 『TEASE.』, 『RAJAH BROOKS』)の生徒であった“AYAKA”, “MOMO”(『APHRODISIAC』)と、07年編で紹介した“MY”(『BLAID』)で結成したチーム!師匠の“染香”もメンバー入りしており、現在も活躍するHIPHOPチーム。

・『TOP ROCK FAMILY
05年編より紹介している『頂志』メンバー3名で結成された新チーム!
メンバーは、“YABETTY”(現、『DANCE STUDIO STARGATE』代表), “Ko-ketsu”, “Iguchin”の3人組。

・『fizz-up
※前述の『DANCE DYNAMITE 2009』でも3位に輝いたフィメイルLOCKチーム!
メンバーは、“SATOMI”, “SAYAKA”の2人組。

・『BALBOA
※『遊UC白書』で出逢った男5人が、『INDIAN NIGHT vol.1』出演に向けて、昨年末に結成されたHIPHOPチーム。
メンバーは、“はるき”(のちに『freak』), “ヒトシメン”(現、『三河クルー』), “MASA”, “SHO-TA”(現、『footworkDUCKZ』, 『WHY’S HERO』), “YUuTA”の5人組。

・『ジャンガリアン
※静岡予選通過のフィメイルLOCKチーム!


以上の11チームでした!(順不同)

ちなみに、
ヤングトライマッチ』のFINALISTは、
[KIDSクラス]
・『WILD PINK

・『MIKU☆RENA

・『JACK MONKEY
※現、『FAME』(“RINKA”, “HINA”)、”REMI“などが在籍していたチーム。

・『HEDGEHOG
の4チームでした!

[ジュニアクラス]
・『MAX DIVA
05年編で紹介した『Barn Beat』メンバーであった“CHINATSU”率いるチーム。

・『BOYS☆B☆SOUL
※前述の『DANCE DYNAMITE 2009』でも本選進出したチーム!メンバーは、“YUUSHIN”(現、『FIRE』, 『S.Kitchen』), “大空”(『BEAT SOLDIER』)

・『QUEEN BOMB STYLEZ
※08年編で紹介したチームですが、メンバーひ一新されています。この年のメンバーは、 ”SAHO“(のちに『Donkey Punch』), ”あつみ“, ”まゆ“, ”ちひろ“, ”みずき“(現在も東京で活動中)の5人でした。


・『FACE
08年編でも紹介した“HARU”, “SHO-TA”(のちに“中尾翔太”/『FANTASTIC』)の2人組。『FORCE DANCE STUDIO』伝統のMJスタイルでした!

・『P・ボンバー→
※“MOMOKA”と“ウタ”の2人組!今はそれぞれスタイルHIPHOPや、Bebopを踊っていますが、当時はゴリゴリ系HIPHOPでした。

・『成田sisters
※あの“YOSHIBOW”(『Be Bop Crew』)最後の弟子と言われる“KAORI”, “MOMOKA”の姉妹チーム!

・『BULL BABE
06年編から紹介している ”MONA“(『3peace』, 『V.I.P』/現、『1994』)と、96年編より登場している“HARUNA”(現、“ハルナインティー”/『AYLAH』), 08年編で紹介した“RIONA”の3人組!

・『☆ROY☆
08年編でも紹介し、前述の『DANCE DYNAMITE 2009』“KIDS”クラスの優勝チーム!

の8チームでした!

[ユースクラス]
・『JASPER
・『Sweet2
・『A.R.E.S
08年編で紹介したHIPHOPチームであり、02年編より紹介している『KoRock』の元メンバーである“SUSUMU“(現、”Susumu Spaniel“) , ”あっつー“の2人組。
の3チームでした!

才能豊かなタレント揃いの年代ですね!

そして、
GRAND MASTER“に輝いたのは、
DANCE TRIMUCH』:『fizz-up』(”SATOMI“, ”SAYAKA“)

ヤングトライマッチ
キッズ部門:『JACK MONKEY』(”RINKA“, ”HINA“, ”YUMIKO“, ”REMI“etc)
ジュニア部門:『BOYS☆B☆SOUL』(”YUUSHIN“, ”大空“)&『☆ROY☆』(”HANA“, ”シュリ“, ”MIZUKI“, ”HINA“)
※同時優勝
ユース部門:『Sweet2
でした!


新世代による新イベント


このように先輩たちが重要イベントやコンテストを仕掛けている中で、
新世代も新たなイベントを立ち上げていきます。
中には、現在も続くモンスターイベントが生まれたのもこの年でした。

まずは、
08年編で『名古屋OSY』を仕掛け始めたことを記した”MORIATSU“(現、”MORIARCH“/『BIO BLOOD』)が新たにパーティーを始めました。

それが、
BOOGIE TRAIN』(通称:ブギトレ)でした。

画像62

画像63

▲BOOGIE TRAIN vol.1&2 フライヤー
(いきなりGUESTがクソ豪華ですね!)

東海の”OLD SCHOOL“ダンサーを集結させた新たなイベントでした!
毎回東海を代表するOLDダンサーと全国トップレベルのゲストが集まりますが、
SHOWは夜12時までにすべて終え、
そこから朝までは『ブギトレ』自慢のDJ陣による ”DJ TIME“という、
あくまで”パーティー“が本質のイベントでした。

以後、
10年以上に渡り、毎回チケットSOLD OUT、OPENからCLOSEまでみんなが踊り、飲み、遊びつくすモンスターPARTYとして、
名古屋OLDシーンのパーティーレベルの底上げに一役も二役も買っております。


そして、
01年編から紹介している”TERA“(現、『DANCE STUDIO Jammin』も、
地元浜松で新イベントを興しました。
それが、
NEXT LEGEND』でした。

画像64

画像65

▲NEXT LEGEND vol.2フライヤー

浜松を中心に東海の若手ダンサーをフックアップしていくためのイベントであり、
その後はコンテンツをコンテストのみならず、
バトルコンテンツである『BATTLE LEGEND』なども開催されるようになり、
浜松を代表するイベントとして盛り上がっていきました。


N.S.Yの立ち上げ


このように、
大先輩たちのみならず、
身近な先輩たちも新たな仕掛けを行なっていく中で、
自分自身もシーンを盛り上げていくイベントを行っていこうと決意しました。

08年編で紹介した、“男だけのHIPHOP練習会”である『遊UC白書』を立ち上げ、
練習会仲間と県外に遠征へ行ったり、クルーバトルに出たりと楽しんでいく中で、
さらに若手世代を底上げして、
東海シーンにももっと還元していきたいと思うようになりました。

そこで主催イベントとして始めたのが、HIPHOPバトルイベント、
N.S.Y』でした。

画像47

▲N.S.Y vol.1 フライヤー

※イベント名は、
New School 夕方(Yuugata)の略です。
08年編で紹介した『名古屋OSY』(Old School Yuugata(夕方))の主催者”MORIATSU“から、
「”UC”がやるならOLDに対してNew Schoolやってくれていいよ。」と言ってもらい、
兄弟イベントとして『N.S.Y』が誕生しました。

イベントコンセプトは、
とにかく「若手にバトル経験を積ませる。」というものでした。

僕自身がバトルイベントによく参加していましたが、
最初の頃は予選30秒踊って、負けて、終わり。
ということが多く、中々経験値が溜まらかったですし、
同世代の仲間たちの中には、それを繰り返すうちにバトルに面白さを見出せず、
バトルから離れていってしまうという場面も良く目にしていました。

そこで、
勝ち負け以上に、真剣に踊りをぶつけ合うというという経験、
良いものは良いで、その瞬間を拾ってあげること、
仲間と踊り合い、チャレンジする楽しさ、
バトル音源“ではなく、”音楽“にもっと興味を持ってもらいたい。
HIPHOP=自己表現“の気持ちをもっと強く持ってもらいたい。

色んな狙いを持って、
・全バトル、対面バトルのフルトーナメント
・全員に敗者復活バトルのチャンスあり
・2on2バトル
・JUDGEのセレクト音源でのバトル
・HIPHOP賞(HIPHOP JUDGE)の設置
というシステムで行いました!

画像43

▲N.S.Y 立ち上げ日記

画像44

▲N.S.Y 目玉企画説明

特に、
セレクト音源“は、
事前にBATTLE JUDGE3人、HIPHOP JUDGE1人、そしてその他に現役DJ2人からカッコイイHIPHOP音源を100曲集め、
毎バトルくじ引きして音源決定してバトルしていました。

そして、
そのセレクト音源CDを物販したり、
トラックリストを配布したりして、
みんなが音楽をdigするキッカケにしてもらおうとしていました。

そして、
HIPHOP JUDGE“とは、
バトルの勝敗には一切関与せず、
全バトルを見ていただき、
HIPHOP“を感じた人に”HIPHOP賞“を贈るというものでした。
HIPHOP賞“の内容も数もすべて“HIPHOP JUDGE”に一任していました。

HIPHOP”をカルチャーとして愛し、
踊りのみならず、音楽、ファッション、生き様、
すべてにアンテナを張っていて、
古きも新しきも知り、さらに未来に向けた柔軟な感覚も持っている。
そして、何よりダンスを踊るのも観るのも大好き。

そんな超”HIPHOP”な人にしかできない “HIPHOP JUDGE“を僕がお願いしていたのが、
プロローグ編から紹介している ”KATSU“(『Beeper』, 『DEGIL FIRE』, 『MASH BRUSH』)でした。

毎回お願いしていましたが、
いつも嫌な顔ひとつせず、全バトル見届けては、
溢れ出るHIPHOP愛で、みんなにメッセージを送ってくれていました。

画像45

▲KATSU(MASH BRUSH)


そして、
もうひとつ『N.S.Y』で生み出したものがありました。
それが、
MC ROKUDENASHI“でした。

99年編より紹介している”SUGI-J“は、
2007年に結成した『INDIAN CREW』の同志であり、
HOME MADE 家族』のサポートダンサーに加え、
2008年には『DANCE DYNAMITE 2008』優勝、『JDD vol.15』FINALISTと、
ダンサーとしても実績を積んでいました。

そんな彼に『N.S.Y』を立ち上げる際に、
あまり経費がかけられなかった為に、
仲間のよしみで”MC”をお願いしました。
彼の天性のハイテンションさを信じてのことでした。

はじめは、
「いや、やれないわー。」
と言う感じでしたが、
「台本も全部書くから。テンション高く進行してくれればいいから。」
と説得し、
「じゃあ、MCする時は”ロクデナシ“(※地元のツレとのサッカーチームの名前)て名前でやるわ。」
と合意を得ると、
MC ROKUDENASHI”と、専属ゴーストライター“UC”が誕生したのでした。


HIPHOP JUDGEの“KATSU”や、
生まれたてのMC、“MC ROKUDENASHI”の活躍により、
N.S.Y』はvol.1からめちゃくちゃ盛り上がりました。

以来、
年2回、10年に渡り定期開催され、
回を追うごとに盛り上がりは増していき、
MC ROKUDENASHI”も人気沸騰し、
全国のダンスイベントからオファーが来るほどの名MCとなりました。
(※すべてのMC案件での成功の裏に、ゴーストライターの存在も大きかったと言います。笑)

さらには、
Toofiyman”としてiTunesデビューするという想定外の活躍まで見せました。

▲Toofiymanデビューシングル


そんな『N.S.Y vol.1』の結果は、
優勝:『アロガン堂』(“AYUMI JAPAN”, “MAKOO”)
準優勝:『クロワッサン』(“タエコバドゥ”, “RIYO”)
でした。
ARROGANT』メンバー大活躍ですね!


そして、
HIPHOP賞”は、
☆ベストドレッサー賞
・“EIGHTE“(現、“Wild Twiggz aka Loopz”)
・“QUEEN WOWZ”(aka ”AIKO“/『MINX』, 『HONEY WAXX』, 『WOWZ Fam』)

☆パッション賞
・”SUGI-J“(『INDIAN CREW』)
・”ゆうた a.k.a.0014“(『Skullz』, 『INDIAN CREW
・”MAKOO”(『ARROGANT』)

☆音大事にしてるで賞
・”AYUMI JAPAN“(『ARROGANT』)
・”RIYO“(『90STEPPERS』)

☆オリジナリティー賞
・”u-sei“(のちに”YELLOW MONKEY“)

▲N.S.Y vol.1 レポート


08年編で紹介した『遊UC白書』と、
この『N.S.Y』は、
自身の出逢いや発見に大きく影響を与えてくれたライフスタイルのひとつでした。


ちなみに、
この年に転勤で名古屋にやってきたのが、
BaGu“(『ドメスティックバイオレンス』)でした。
僕のblog『UCの、遊UC白書』から連絡をくれ、
そこからイベントや練習会を紹介しながら、
そのぶっ飛んだ踊りであっという間に僕ら界隈に馴染んでいきました◎

そして、
当時、『Skullz LINE』で『Skullz』のいち後輩だった”Mたつや“(のちに”baanintatsuya“/『ドメスティックバイオレンス』)と運命的な出逢いを果たしていくのでした。


全国イベントでの東海勢の活躍


さて、
この年も各地で東海ダンサーが活躍していました。
偏りはあるかもしれませんが、
資料が見つかった分は紹介していきます。

まずは、
関西最大級の小学生ダンスコンテスト『Lil Wild』で、
Rhythm Masters』(”さくら“(現、『Soul of the Spirit』, ”たくみ“)
が”特別賞“を受賞します!

画像48

▲Rhythm Masters(さくら、たくみ)

プロローグ編より紹介している”SHUNJI“(『the Message』)の生徒であり、
その才能は早くから開花していました。

そして、
また“ダンス界の甲子園“と言われる『DANCE ATTACK』の中学生部門でも、
05年編で紹介した『Barn Beat』(”U-ki”(現、”yukishibuya”), ”AMI“)
が”特別賞“を受賞しました!

画像49

▲DANCE ATTACK 中学生部門 レポート

さらに、
DANCE ATTACK』高校生部門では、
02年編より紹介している『KoRock』が”3位“に輝きました!
前年は優勝しているだけに、2連覇狙っていたでしょうが、
それでも立派な成績ですね!

画像50

▲DANCE ATTACK 高校生部門 レポート


そして、
大人でこの年に躍進したのが99年編より紹介している “MOTOTAKA”(現、『FROG DANCE STUDIO』)でした。

当時、”庭師“だった彼は、髪型を”ブロッコリーヘアー“にすると、
今まで以上に結果を残していきました!

まずは、
U-key“(現、“BIG WEST“/『LOKI』)と組んでいた『KEEP IT FUNK』では、
フリースタイルバトル『FREESTYLIN’』でベスト4に入りました。

画像51

▲FREESTYLIN’ レポート

さらに、
ソロとしても、『HOOK UP!! HIPHOP』で”ベスト4“に輝きました。

画像52

▲HOOK UP!! HIPHOP レポート
(東西のカリスマダンサーが勢揃いする中に、小牧のカリスマも食い込みます!)


DJ crew『Traffic Panic』メンバー時代は、
MOATAKKA”と名乗り、SHOW中も酒を飲むなどヤンチャスタイルに勤しみ、
DRAGON CLOWN』では、顔にメイクをしてCLOWNをハイパッションで踊り、
「当時はキャラ作りに迷走していた。」
と振り返る彼ですが、
色々寄り道をした結果、
BREAKもPOPもスマートに踊りこなす幅広さが身につき、
さらに根っからのオタク気質で高めあげた1番得意なステップダンスに、
髪型のインパクトが相まって、
県内外のバトルイベントで軒並み好成績を叩き出していました。

長年チャレンジを続けるその熱さにやられ、
僕自身も『N.S.Y vol.1』の“JUDGE”をお願いしました!

そして、
daft』(“UC”, “masahiro”)は、
BATTLE HIPHOP』で”準優勝“しました。

画像53

▲BATTLE HIPHOP レポート

スキルの高いダンサーの中で、
全てをさらけ出したハイパッションな踊りが珍しかったみたいですね。
ADHIP』代表の“マシーン原田”のblogでも、お褒めのお言葉をいただきました。

画像54

▲マシーン原田blog記事より


そして、
OLDシーンでは、
OLD SCHOOL NIGHT vol.11』において、
06年編で紹介した『Keep It Real』が”準優勝“に輝きました!
さらに、
同じく06年編で紹介した『YELLOW SUNS』も ”ベスト8”でした!

画像55

画像56

▲OLD SCHOOL NIGHT vol.11レポート

Keep It Real』は、この頃にはメンバーが全国に広がっていますね!
YELLOW SUNS』もセンスの高い独自の活動が全国的に定評ありました。

そして、
08年編で、徐々に盛り上がりを伝えてきた “WAACK”においても、
大阪の『BATTLE WAACK』で、
岐阜出身(当時大阪在住)の“asami“(現、『DANCE&YOGA SCHOOL RAIN』代表)が”ベスト4“入りしました!

画像57

▲BATTLE WAACK レポート

WAACK“の大きなイベントがどんどん増えていった時期ですね。
(P-1, L-1に加えて、W-1も追加されたのがこの時期でした。)
(※ちなみに、”UC“はW-1名古屋vol.1でベスト8までいきました。笑)

さらに、
00年編より紹介している”キャラメル“(『名古屋城前ポッパーズ』, 『SOUL FIRE』)が、
TRUE SKOOL』にて、ソロで”準優勝“しました!

画像58

▲TRUE SKOOL vol.146 レポート

ソロでの入賞は本当にすごいですね!
さぞ爆発したことでしょう◎


各地で色んなダンサーがチャレンジしていますし、
こうしたバトルを中心とした参加型イベントが増えてきていましたね。
さらにはKIDS世代も増えてきて、
徐々にシーンの在り方が変化してきた数年間だったように思います。

そして、
この頃より”コレオグラファー(振付師)“に注目が集まるようになっており、
東京ではL.Aの最先端HIPHOPカルチャーを伝える『R.S.D.L』や、
ディレクターの作品を並べるイベント『WORLDWIDE』も人気を博し、
MIKEY“(『東京★キッズ』/のちに『東京ゲゲゲイ』)のダンスカンパニー『Vanilla Grotesque』が公演を行ったり、
関西でも『TRUE MASTER』というコレオグラファーのコンテストが行われたりと、
コレオグラファー”に注目が集まるとともに、
ナンバー“という言葉が少しずつ認知されていくこととなります。


名古屋でコレオグラファーのコンテストとなる『MASTER WORKS TOKAI』が開催されるのが2013年なので、
やはりその辺は少し時差がありますね。


そんな流れもありつつ、また翌年の2010年以降、
さらに変化していくこととなります。


まとめ

イベント主催をすることで、改めて見えてきたものが大きかった1年であり、繋がりというものも飛躍的に増えた1年だった。シーン全体では少しずつ世代間の価値観が変わりつつある時期と言えるかもしれない。

NEXT
↓↓↓






よろしければサポートお願いします! いただいたお金はすべて名古屋ダンスシーンの為(主に若手イベントサポート)に使います。 よろしくお願いします。