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海の近くの観光地 で飲食店(焼肉店)を開業した話

僕は、ゲストハウスではなく、もともと飲食店(今思うとカフェとか?)をやりたかったんだと思います。

僕の事業を行う、伊豆下田市白浜は、ハイシーズン以外は、飲食店がほぼ皆無。夜は8時位には真っ暗で、誰も歩いていません。

せっかく外国人観光客も増えてきていて、海もきれいでいいところなのに、何も無いのです。

そんなここ白浜を変えて行きたく、飲食店を開業しようとずっと思っていました。ゲストハウスを開業して5年経った頃、そのタイミング来たので、開業に踏み出しました。

海の地域のここで、海鮮ではなく、なぜ「焼肉店」か。

なんで焼肉?

お肉が好きだからです。っていう以外にも、ちゃんとした理由がもちろんあります。

魚が有名な地域では、お肉の需要があるというのを、なにかで見たことがありました。海の近くでBBQとかってよくあると思うんです。海ではしゃいだらなぜ肉を食べたくなるのでしょうか。

それに魚は家食べる物、肉は外で食べる物という風習が若干かるかもしれせん。

それと、ちゃんとした理由があります。

最高級のお肉の仕入れルート

義父が東京にて、最高級の黒毛和牛のメス牛のみを扱う(もちろんA4〜A5)食肉卸業を約50年間営んでおり、東京芝浦食肉卸市場に集まる全国のブランド牛などを扱い、牛肉の目利きのエキスパートなのです。

本当に豚肉で育った僕からしたら、初めて義父のお肉を食べた時は、衝撃的に美味すぎて、え、まじで?!!!ってなりました。

メス牛はオス牛と違って、肉の甘み、味がしっかりかりあり、口当たりもとろけるようで、本当に柔らかいんです。

よく出回ってる黒毛和牛はほとんど、オス牛ですよ。
で、メスに、少しでも近づけるために、ほぼ去勢(キンタマとられてます)されています。メス牛は体も小さいし、値段も高いのです。去勢のお肉は味がないですね。

正直、A5とかってランクも、目利きからしたら、そこまでこだわりはなく、ほかの要点がたくさんあるようです。

つまり、そんな目利きが選んだ和牛メス牛という事で、

うちの肉、本当に最高なんです。

日本の和牛は世界的にも1番美味とされていて、さらに和牛のメス牛となると、国内でも一番いい肉、つまり世界トップクラスと言えるはずです。

そんな素晴らしい仕入れルートがあるからには、焼肉屋やるしかないな、ということで、焼肉屋の開業に至るわけですが、肉を扱うには、やはり腕がないと厳しいのです。

修行した

僕はもともと、料理は大好きでした。ただ家庭料理に毛がはけた程度だし、塊の大きな肉からスライスされた状態にするには、技術や知識、経験がないと出来ないことは、分かってました。
何事にもそんなに甘くはありませんね。

それだけではありません、副菜の本格的な作り方や、スープの出汁取り、包丁の使い方などなど、しっかり修行しないことには、飲食店なんていきなりできるわけがありません。

それに、世界トップレベルの最高にいい肉なのに、切り方や出し方が下手だと非常に残念ですし、いろいろ申し訳ない気持ちになります。

そのため、自ら修行をお願いし、

東京の焼肉屋とある名店にて、義父の紹介にて、修行させてもらいました。

使えねーから帰っていいよ

ぶっちゃけクソ辛かったです。プライドもクソも全て投げ捨てて、夢中で朝から夜中まで働きました。

大将は厳しく、何度やめようかと思ったか、、、

「お前、使えねーな!帰っていいよ」、「お前なんかじゃ、店なんてできるわけない」
結構言われましたが、今考えると、

けなされて悔しくて仕方なくて本気出すタイプで、褒められると何もしない僕の特性を見抜いていたのかもしれません。

帰りは夜中の12時くらいで、悔しいので、そこから包丁の練習で野菜を切りまくったり、毎日ハードでしたが必死でした。

今となっては最高の師匠ですし、あの辛いお陰で、腕もついたし、何よりも自信もつきました。

本当にやってよかったって思ってます。というか、やってなかったら無理だったかもしれません。

最後に

要するに!うちのお肉本当に最高です。夏は本当に忙しいですが、これからのオフシーズンは暇になって来ます。

是非みなさん、オフシーズンに来て下さい。よろしくお願いします。

最後まで読んで頂きありがとうございます!よかったらスキ、フォロー頂ける嬉しい限りです。

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