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【台湾語学留学】仲良し必至の必修科目「小班」

このnote、そういえば勉強のことをほとんど書いていない。「遊んでばっかり」と勘違いされても困る。授業のことも書いておかねば。

今回の語学留学でわたしが籍を置くのは、大学の文學院(文学部?)に設置された「華語中心」。「華語」っていうのは中国語、「中心」は日本語の「センター」に相当する。それっぽく意訳するなら「文学部中国語センター」という感じかな。

公式のウェブサイトによると、18〜70歳まで、50以上の国々から学生が集まっているらしい。台湾人はおそらくいない。

クラスは必修科目と選択科目の2種類ある。

まずは必修科目。10人前後の少人数クラスで、中国語では「小班」と呼ぶ。

中国語の習熟度別にA〜Jの10段階に分けられていて、それぞれのクラスには6〜12人前後の学生がいる。この小班は1日2時間の授業が月〜金までの同じ時間帯にある。このクラスのメンバーとは毎日顔を合わせることになり、自然と仲良くなる。日本の学校でいうとホームルームみたいな感覚かな。

学期が始まる前に受けたクラス分けテストの結果、わたしは「F2班」に振り分けられた。これは10段階のうち上から5番目に相当するクラスらしい。

F「2」班とあるのは、Fレベルに相当する学生が15人くらいいて、同じ習熟度の学生が学ぶクラスが2つあるからみたい。聞くところによると、H班やI班はそれぞれ2〜3人ずつしかいないので単独クラス。一方でたとえばE班は該当するレベルの学生が多いので3クラスあったりするらしい。

F2班のクラスメイトは7人。日本人が最大勢力で3人。あとはカナダ人、フランス人、ポーランド人、アメリカ人がそれぞれ1人ずつ。男女比は3:4。

少人数クラスで何を学ぶのかというと、まあ要するに「総合課」みたいなもんですな。

かなり厚めの中国語の教科書があって、ときに学生のプレゼンテーション(発表)課題を交えながら、あるいは関連トピックをクラスメイトとディスカッションしながら、1週間に1章のペースで読み進めていく。

想像していたよりも予習・復習&宿題にけっこう時間を要するのがこのクラスの特徴だ。1章あたり100個くらいの新出単語があって、それを4分の1ずつくらいに分け、ほぼ毎日小テストを受けなくちゃいけない。

宿題には予習プリントと復習プリントがあって、復習プリントは習ったばかりの単語や構文を使った作文を求められるなど、けっこうカロリー高め。

教科書は結構おもしろい。大学生が学ぶことを想定して編集されている教科書で、トピックも豊富。台湾で過去に話題になった社会現象をベースにした例文が多くて、中国語を勉強するだけでなく、台湾の社会事情も学べる。

たとえば街角のフライドチキン店さんに出かけた学生2人が、チキンを売っている店主の来歴について話すという対話文があった。

この店主は実は大学院で博士課程を取得したエリートで、けどそんなエリートが街角の飲食店でチキンを売っているなんて税金の無駄遣いでは? いや、そんなことはない? みたいな話。読み終わったところで、クラスメイトたちと議論する。

議論が一巡したところで、これが現実世界で実際にあった出来事をベースにしているということが明かされる。かつて博士課程を取得した人物が飲食店でフライドチキンを売っていたのを、鴻海の経営トップが税金の無駄遣いだと批判して話題を呼んだ、ということがあったらしい↓。

クラスメイトはみんなキャラが濃くて、そのキャラを先生がいじりまくるのでちょっと笑点みたいな雰囲気。一緒に夜市に行ったり、そのあと軽く飲みに行ったり、必然的に仲良くなれるので、個人的にはけっこう居心地の良いクラスです。クラスメイトと先生に恵まれているというのもかなりあるのかもしれないけれど。


【2022/10/16の日記】

台南でわりと話題になっていた、美術館のキョンシー展をみにいく。

なんというか、アートって難しいですね。ちなみにこの日がこの企画展の最終日だったらしくて、かなり混んでいた。

机に向かっての勉強時間は1時間45分のみ。

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