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台湾では地下駐車場=防空壕らしい

台南の街を歩いていて気づくのが、ごく一般的な雑居ビルやマンションでも地下駐車場を備えていること。どうしてだろうと考えていたのだが、どうやら有事の際に防空壕として使うことを想定して作られているらしい。

大陸側の共産党と袂をわかって以来、もう何十年も「一時停戦中の内戦状態」にある台湾。生活していると平和そのものだが、こういうところにその歴史を実感できる。

そういえば台北駅の地下街もムダに(といったら失礼だが)広かったなあ。さらに、言われてみればこのまえ手土産のクラフトビールを買いに行った新光三越も地下6階まで駐車場があった。

新光三越・台南西門店本館のフロアマップ。出所:公式ウェブサイト

ただし、あまりに一時停戦が長引いたことで、本当にこれらのスペースが使える状態かは微妙みたい。

ロイター通信の記事をみつけた。これによると台北には地下駐車場や地下鉄網、ショッピングセンターの地下など4600カ所にのぼる防空壕候補の空間があり、市の人口の4倍を超える1200万人を収容できるらしい。

ただ市民のあいだではこれらの地下スペースが防空壕として使えるという意識は薄め。台湾当局は防空壕データベースを作ったり、最近ではSNSや街頭ポスターを使った周知キャンペーンを始めたりしているとのこと。

また従来はこういう地下空間に関して、食糧・水の備蓄ルールがなかった。香港がああいうことになったり、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切ったりと世界的にもきな臭い情勢となるなか、今後は地下空間を実際に「使える」防空壕にするための法改正も進むのかも。

そんな法改正が必要ない世界のほうが、本当は良いのだけれど。


【2022/9/12の日記】

ちなみにこのG絲については↓このように教えていただきました。黒羽さん、ありがとうございます。

午前中は自室で勉強する。

昼食後、ようやく大学の初授業。講師の話すことのうち、理解できているのは7〜8割くらいか。一般人と比べると講師の発音はやはり聞き取りやすい。zh、ch、shもちゃんと濁っている。13〜15時と、15〜17時の2コマ。

大学っていいなあ、と改めて思った1日でした。

机に向かっての勉強時間は3時間20分。

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